1 / 8
大阪戦隊の誕生
しおりを挟む
大阪梅田駅。高架下の小さなお好み焼き屋で、御堂筋がいつものように接客をしていた。
「豚玉、お待ち!」
すると、地面を突き上げるような衝撃が起きた。
「うわっ!地震か?」
そして、店の外が騒がしくなった。外を見ると、得体の知らない怪物が、街を破壊していた。
「え?何や、あれは?」
そこへ、店内の電話が鳴った。
「御堂筋君か?今すぐ、御堂筋線の梅田駅に来てくれ!」
訳の分からない電話を聞いた御堂筋は、
「誰や?ふざけとるんか?」
と、怒りを露にした。
「話は、来てくれたらする。君の力が必要なんだ!」
電話の向こう側は、真剣な様子だった。御堂筋は、
「ホンマか。よっしゃ、御堂筋線の梅田駅やな?」
電話の相手を信じ、御堂筋線の梅田駅に急いだ。
御堂筋線、梅田駅。行くと、警察官ではないが、警備のような格好をした男が、御堂筋の方へ近づいてきた。そして、駅舎の中の司令室へ案内された。
「いつの間に、こんな?」
御堂筋が戸惑うと、
「君に助けを求めたのは、他でもない。今、この街が危ないんだ。地底から、ワニ軍団という悪党が、侵略を始めたんだ。」
と、天王寺長官が説明した。
「君には、大阪戦隊の一員となって、ワニ軍団を倒してほしいんだ。」
御堂筋は、
「何や?意味分からへん。なぜ、俺が選ばれるんや?」
と、疑問をそのままぶつけた。
「私たちは、君のような、一人でも頑張る青年を探していたんだ。」
長官は、そういって、変身ブレスを御堂筋に渡した。
「ピンチになったとき、これが役に立つ。頼む、力を貸してくれ。」
御堂筋は、頼られることに弱かった。自分以外の人が困っているとき、助けずにはいられなかったのだ。
「分かった。まずは、どうすればええんや?」
御堂筋は、長官に指示を仰いだ。
「まだだ!もっと破壊しろ!」
ワニ軍団の怪物が、戦闘兵に指示した。そこへ、
「待て!なに破壊しとるか分からへんが、俺がさせへんで!ナニワチェンジ!」
御堂筋は、そういって戦闘用のスーツに変身した。
「赤のライン!ミドウスジレンジャー!」
そして、御堂筋は、ミドウスジレンジャーに変身して、ワニ軍団に名乗りをあげた。
「戦闘兵、かかれ!」
戦闘兵は、ミドウスジレンジャーに向かった。
「ミドウスジセイバー!」
ミドウスジレンジャーは、剣を使って、戦闘兵を倒していった。そして、
「必殺!ファイヤーセイバー!」
ワニ軍団のボスは、ミドウスジレンジャーの必殺技で、軽いダメージを食らった。
「お、おのれ。今日のところは見逃してやる。引け!」
ワニ軍団は、破壊をやめ、その場から消えた。
御堂筋が、梅田駅に戻ると、
「ありがとう。でも、まだ闘いは終わらないんだ。」
と、天王寺長官は答えた。
「でも、俺一人じゃ…」
御堂筋は、一人でも倒しきれない敵に、戸惑いを覚えた。しかし、
「大丈夫。君と同じような戦士を、あと4人探している。それに、君たちの味方になるメカも、既に整備が整っているんだ。」
と、天王寺長官は、答えた。
「君は、私が指示する間は、いつも通り、お好み焼き屋で頑張ってくれれば良い。」
「あと4人。ホンマに、ヒーローやな…」
御堂筋は、自分に振り撒いた現実を受け入れきれず、ただ呆然とした。
「豚玉、お待ち!」
すると、地面を突き上げるような衝撃が起きた。
「うわっ!地震か?」
そして、店の外が騒がしくなった。外を見ると、得体の知らない怪物が、街を破壊していた。
「え?何や、あれは?」
そこへ、店内の電話が鳴った。
「御堂筋君か?今すぐ、御堂筋線の梅田駅に来てくれ!」
訳の分からない電話を聞いた御堂筋は、
「誰や?ふざけとるんか?」
と、怒りを露にした。
「話は、来てくれたらする。君の力が必要なんだ!」
電話の向こう側は、真剣な様子だった。御堂筋は、
「ホンマか。よっしゃ、御堂筋線の梅田駅やな?」
電話の相手を信じ、御堂筋線の梅田駅に急いだ。
御堂筋線、梅田駅。行くと、警察官ではないが、警備のような格好をした男が、御堂筋の方へ近づいてきた。そして、駅舎の中の司令室へ案内された。
「いつの間に、こんな?」
御堂筋が戸惑うと、
「君に助けを求めたのは、他でもない。今、この街が危ないんだ。地底から、ワニ軍団という悪党が、侵略を始めたんだ。」
と、天王寺長官が説明した。
「君には、大阪戦隊の一員となって、ワニ軍団を倒してほしいんだ。」
御堂筋は、
「何や?意味分からへん。なぜ、俺が選ばれるんや?」
と、疑問をそのままぶつけた。
「私たちは、君のような、一人でも頑張る青年を探していたんだ。」
長官は、そういって、変身ブレスを御堂筋に渡した。
「ピンチになったとき、これが役に立つ。頼む、力を貸してくれ。」
御堂筋は、頼られることに弱かった。自分以外の人が困っているとき、助けずにはいられなかったのだ。
「分かった。まずは、どうすればええんや?」
御堂筋は、長官に指示を仰いだ。
「まだだ!もっと破壊しろ!」
ワニ軍団の怪物が、戦闘兵に指示した。そこへ、
「待て!なに破壊しとるか分からへんが、俺がさせへんで!ナニワチェンジ!」
御堂筋は、そういって戦闘用のスーツに変身した。
「赤のライン!ミドウスジレンジャー!」
そして、御堂筋は、ミドウスジレンジャーに変身して、ワニ軍団に名乗りをあげた。
「戦闘兵、かかれ!」
戦闘兵は、ミドウスジレンジャーに向かった。
「ミドウスジセイバー!」
ミドウスジレンジャーは、剣を使って、戦闘兵を倒していった。そして、
「必殺!ファイヤーセイバー!」
ワニ軍団のボスは、ミドウスジレンジャーの必殺技で、軽いダメージを食らった。
「お、おのれ。今日のところは見逃してやる。引け!」
ワニ軍団は、破壊をやめ、その場から消えた。
御堂筋が、梅田駅に戻ると、
「ありがとう。でも、まだ闘いは終わらないんだ。」
と、天王寺長官は答えた。
「でも、俺一人じゃ…」
御堂筋は、一人でも倒しきれない敵に、戸惑いを覚えた。しかし、
「大丈夫。君と同じような戦士を、あと4人探している。それに、君たちの味方になるメカも、既に整備が整っているんだ。」
と、天王寺長官は、答えた。
「君は、私が指示する間は、いつも通り、お好み焼き屋で頑張ってくれれば良い。」
「あと4人。ホンマに、ヒーローやな…」
御堂筋は、自分に振り撒いた現実を受け入れきれず、ただ呆然とした。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
アサノっち的戦隊シリーズ・東京支配組織ギャングスター
アサノっち
ファンタジー
悪の組織「ギャングスター」は、東京を支配しようと立ち上がる。それに立ち向かう「東京戦隊チューブマン」。東京では、悪VS正義の壮絶な闘いが繰り広げられていた。
アサノっち的戦隊シリーズ・札幌戦隊カムイレンジャー
アサノっち
ファンタジー
北海道の神秘なる存在・カムイの力を浴びた五人の戦士。彼らは、地獄の世界から復活した妖怪を倒すために、カムイレンジャーとなって戦う。しかし、倒すだけでは、妖怪は消滅しないことを知る。妖怪を消滅させるための手とは?そして、カムイレンジャーは、平和な札幌の街を取り戻せるのか?
アサノっち的戦隊シリーズ・イエローギャング最期の闘い~五つ星戦隊バクソウレンジャー~
アサノっち
ファンタジー
生きたまま、門司港へ不時着した黄島。彼は、青山と似た五つ星戦隊の隊員・黒岩と出会い、特別な感情を抱く。そして、自分の命を犠牲に、鬼軍団の野望を砕く、黄島の最期を描いたストーリー。
アサノっち的戦隊シリーズスペシャル・地下鉄戦隊メトロレンジャー~ギャングスターの最期~
アサノっち
ファンタジー
ナニワレンジャーとカムイレンジャーが登場!東京を支配したギャングスター。そのギャングスターが、大阪と札幌を狙う!果たして、ナニワレンジャーとカムイレンジャーの運命は?そして、ギャングスターの最期は?
無重力ファミリー
まさかり担げば金太郎
ファンタジー
月のクレーターのくぼみでひっそりと暮らし続けてきたスペースファミリー、父の思いつきから地球へ旅をすることになる。
オンボロ宇宙船は大阪の山奥へ不時着。しかし、どっこい生きている。
慣れない地球や人々、初めて目にする文明に戸惑いながらもファミリーは力強く生きていく!
『10年後お互い独身なら結婚しよう』「それも悪くないね」あれは忘却した会話で約束。王子が封印した記憶……
内村うっちー
青春
あなたを離さない。甘く優しいささやき。飴ちゃん袋で始まる恋心。
物語のA面は悲喜劇でリライフ……B級ラブストーリー始まります。
※いささかSF(っポイ)超展開。基本はベタな初恋恋愛モノです。
見染めた王子に捕まるオタク。ギャルな看護師の幸運な未来予想図。
過去とリアルがリンクする瞬間。誰一人しらないスパダリの初恋が?
1万字とすこしで完結しました。続編は現時点まったくの未定です。
完結していて各話2000字です。5分割して21時に予約投稿済。
初めて異世界転生ものプロット構想中。天から降ってきたラブコメ。
過去と現実と未来がクロスしてハッピーエンド! そんな短い小説。
ビックリする反響で……現在アンサーの小説(王子様ヴァージョン)
プロットを構築中です。投稿の時期など未定ですがご期待ください。
※7月2日追記
まずは(しつこいようですが)お断り!
いろいろ小ネタや実物満載でネタにしていますがまったく悪意なし。
※すべて敬愛する意味です。オマージュとして利用しています。
人物含めて全文フィクション。似た組織。団体個人が存在していても
無関係です。※法律違反は未成年。大人も基本的にはやりません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる