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本編
第9話 大きな何かの樹の下で
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「やっと終わったー」
講堂の机に突っ伏して、柊夜はへろへろの声を上げる。いつもなら余裕のある講義スケジュールなのだが、この日は違った。
教授の一人が出張にいくからと臨時の講義をぶち込んできたのだ。出席できるだけ、柊夜はましな方だった。講義が重なって出られない生徒も少なくはなく、かと言って出欠を大目に見てくれるわけでもない。
柊夜の大学では一科目につき五回欠席または遅刻をすると単位がもらえない。教授の都合で欠席せざるを得なくなるなら救済措置が欲しいところだが、教授の都合で講義の時間が変わることなど滅多にないので特に措置が取られることはなかった。
怒涛の講義スケジュールをようやく乗り切ったが、この後バイトがあるので柊夜はまだまだ休めない。
友人に別れを告げ教室を出る。大学の敷地はそこそこ広い。校舎の他にテニスコートや運動場などの運動サークルが活動できるようになっていっていたり、小さいカフェテラスや購買部の建物、体育館や図書館、中庭などがある。探索すれば色々楽しめそうだが、柊夜は基本的に決まった場所にしか行かない。今日も今日とてその場所に足を運ぶ。
柊夜のお決まりスポットである中庭は校舎と校舎の間にあり、通路以外には芝生が敷き詰められている。天気の良い日などは弁当を食べている学生も少なくはない。所々に樹が植えてあるのだが、その中に柊夜お気に入りのポイントがある。
柊夜は目当ての樹の下へ着くと徐ろに腰を下ろした。ここで待ち合わせをしているのだ。待ち人が来るまでの間だけ休憩しようと思い、幹に身体を預けながら長い息を吐く。ぼんやりと通路を行き来する学生たちを眺めていると、見知った姿を見つけた。『王子様』こと、都村だ。たくさんの取り巻きを引き連れている。あれだけ常に周りに人がいて疲れないのだろうかと疑問なのだが、都村は笑顔を絶やさず周囲と接しているように見える。
「俺には無理だな」
「何が?」
「あんなに人に囲まれるのはだよ……って、ハル!?」
耳元で声が聞こえて普通に答えたが、よく考えたら一人だったはずだ。声が聞こえた方を向くと陽葵の顔がすぐそこあった。視線が合い、陽葵がお待たせと言って柔らかな笑みを浮かべる。待ち人来たれり、ではあるが、驚きすぎて心臓がばくばくしている。
「おま、いつの間に」
あまりに近いので柊夜は少し距離をとった。
「ひいちゃん先輩がここに座ったの見えたからこっそり忍び寄ってみた。バスケの時は敵が近づくと敏感なのに私生活は鈍感だねぇ」
へらへらと陽葵が笑う。
「忍ぶなよ、心臓に悪いわ。は?違ぇよ。おまえの事は警戒してないだけだし」
「……それって喜ぶべきなの?いや、嬉しいけど、嬉しいけどさぁ……」
「?」
柊夜からすればそれだけ信頼してるという意味なのだが、陽葵としては嬉しいやら悲しいやら複雑な気持ちになる。
「どうした?」
「……いや、何でもない。あ、ところでひいちゃん先輩は何を見て……」
柊夜に顔を覗き込まれ、若干落ち込み気味な気分を切り替えるべく話題を逸らそうとしたのが間違いだった。目に入ってきたのは先日陽葵の機嫌を急降下させた元凶だ。陽葵の表情が強張る。
「ーーーーひいちゃん先輩、行こ。さっさと帰ろ」
陽葵は素早く立ち上がり、臀部をパタパタと手で払った。
「お、おい、ハル?」
急に様子の変わった陽葵に驚きながら、柊夜も腰を上げる。
「いいから早く」
陽葵が柊夜の左手首を掴むとズンズンと歩き出し、手を引かれるまま柊夜もそれに続いた。取り巻きに囲まれた都村が二人を目で追っていることも知らずに。
◆
「藤真くん何見てたの?」
隣を歩く加納美佐が都村に尋ねる。美佐は都村の取り巻きの中でも古参だ。
「ん?ちょっと知ってる子に似てるというか、ね。前々から気になってる子がいたから」
都村がそう答えれば、美佐は口を尖らせた。
「……珍しいね、他人を気にかけるなんて」
「え?」
「ううん。藤真くんにはもっと私のことも見て欲しいなーって思って」
一瞬浮かんだ黒い気持ちを誤魔化すように、美佐が笑みを作る。
「何言ってるの、いつも見てるよ」
「美佐ばっかりずるい、藤真くん私のことも見て!」
「うるさいな女子。都村くんが困るだろ。都村くん、女子は放っておいて僕と行こう」
「何言ってんだ。藤真、コイツも放っておいていいぞ」
「あははは」
「今日このあとどうする?」
「遊びに行こうぜ」
「いいね」
ワイワイと騒ぐ周囲を、都村は笑いながら眺めた。
都村の周りは今日も人で溢れている。友情ではなく、恋愛感情を抱いた者たちで。
自分を好いている子たちは可愛いと思う。限度を超えなければ。好きだと言われれば嬉しいし、嫌いなタイプではなければ男女関係なく抱きもする。けれど特別は作らない。誰にでも平等に、それが都村のスタンスだ。
都村の取り巻き希望者は多い。しかし、平等を我慢できない者は去っていく。皆平等というのは自分が特別になれないということなので心が折れるものも少なくない。だから顔ぶれがよく変わる。都村は最初から特別扱いにはできないと言っていて、相手はそれを了承する。それなのに勝手に期待して勝手に怒って悲しんで去っていく。
しかし去られたところで都村が追うことはない。基本的に人に執着しないのだ。ある程度都村の周りに侍る人たちはそれを理解してくれるから、都村にとっては楽だ。
けれど、例外ができた。大学に入ってからたまに見かける男子生徒。同じ講義をとったこともあるし、学内ですれ違ったりもする。何故か気になっていた。パタパタと動く様やくるくる変わる表情が可愛いなと目に留まった。教室を移動するときにはそれとなく『彼』がいないか周囲を確認する様にもなった。
見かければ今日はいい日だな、と思えた。明日も見かけられたらいいとか、話してみたいとか。そんな風に思うのは初めてだった。取り巻きたちには秘密だけれど、『彼』は確かに都村にとっての特別だった。
そして最近不意に立ち寄ったカフェで、初めて会ったウェイトレスに『彼』に抱いたものと同じものを感じた。まさか自分が『会ったことないか』などという口説きの常套句を口にすることになるとは思わなかったが、あのウェイトレスのことも驚くほど気に入ってしまったのだから仕方がない。思い出したら『彼女』に会いたくなってきてしまった。
「ゴメン、オレ用事があるから先に帰るね」
都村は柔和な微笑みを浮かべ今からどこに出掛けるかを相談している取り巻きたちに謝罪すると、先日訪れたカフェーーーーブラン・ノワールへと向かった。
講堂の机に突っ伏して、柊夜はへろへろの声を上げる。いつもなら余裕のある講義スケジュールなのだが、この日は違った。
教授の一人が出張にいくからと臨時の講義をぶち込んできたのだ。出席できるだけ、柊夜はましな方だった。講義が重なって出られない生徒も少なくはなく、かと言って出欠を大目に見てくれるわけでもない。
柊夜の大学では一科目につき五回欠席または遅刻をすると単位がもらえない。教授の都合で欠席せざるを得なくなるなら救済措置が欲しいところだが、教授の都合で講義の時間が変わることなど滅多にないので特に措置が取られることはなかった。
怒涛の講義スケジュールをようやく乗り切ったが、この後バイトがあるので柊夜はまだまだ休めない。
友人に別れを告げ教室を出る。大学の敷地はそこそこ広い。校舎の他にテニスコートや運動場などの運動サークルが活動できるようになっていっていたり、小さいカフェテラスや購買部の建物、体育館や図書館、中庭などがある。探索すれば色々楽しめそうだが、柊夜は基本的に決まった場所にしか行かない。今日も今日とてその場所に足を運ぶ。
柊夜のお決まりスポットである中庭は校舎と校舎の間にあり、通路以外には芝生が敷き詰められている。天気の良い日などは弁当を食べている学生も少なくはない。所々に樹が植えてあるのだが、その中に柊夜お気に入りのポイントがある。
柊夜は目当ての樹の下へ着くと徐ろに腰を下ろした。ここで待ち合わせをしているのだ。待ち人が来るまでの間だけ休憩しようと思い、幹に身体を預けながら長い息を吐く。ぼんやりと通路を行き来する学生たちを眺めていると、見知った姿を見つけた。『王子様』こと、都村だ。たくさんの取り巻きを引き連れている。あれだけ常に周りに人がいて疲れないのだろうかと疑問なのだが、都村は笑顔を絶やさず周囲と接しているように見える。
「俺には無理だな」
「何が?」
「あんなに人に囲まれるのはだよ……って、ハル!?」
耳元で声が聞こえて普通に答えたが、よく考えたら一人だったはずだ。声が聞こえた方を向くと陽葵の顔がすぐそこあった。視線が合い、陽葵がお待たせと言って柔らかな笑みを浮かべる。待ち人来たれり、ではあるが、驚きすぎて心臓がばくばくしている。
「おま、いつの間に」
あまりに近いので柊夜は少し距離をとった。
「ひいちゃん先輩がここに座ったの見えたからこっそり忍び寄ってみた。バスケの時は敵が近づくと敏感なのに私生活は鈍感だねぇ」
へらへらと陽葵が笑う。
「忍ぶなよ、心臓に悪いわ。は?違ぇよ。おまえの事は警戒してないだけだし」
「……それって喜ぶべきなの?いや、嬉しいけど、嬉しいけどさぁ……」
「?」
柊夜からすればそれだけ信頼してるという意味なのだが、陽葵としては嬉しいやら悲しいやら複雑な気持ちになる。
「どうした?」
「……いや、何でもない。あ、ところでひいちゃん先輩は何を見て……」
柊夜に顔を覗き込まれ、若干落ち込み気味な気分を切り替えるべく話題を逸らそうとしたのが間違いだった。目に入ってきたのは先日陽葵の機嫌を急降下させた元凶だ。陽葵の表情が強張る。
「ーーーーひいちゃん先輩、行こ。さっさと帰ろ」
陽葵は素早く立ち上がり、臀部をパタパタと手で払った。
「お、おい、ハル?」
急に様子の変わった陽葵に驚きながら、柊夜も腰を上げる。
「いいから早く」
陽葵が柊夜の左手首を掴むとズンズンと歩き出し、手を引かれるまま柊夜もそれに続いた。取り巻きに囲まれた都村が二人を目で追っていることも知らずに。
◆
「藤真くん何見てたの?」
隣を歩く加納美佐が都村に尋ねる。美佐は都村の取り巻きの中でも古参だ。
「ん?ちょっと知ってる子に似てるというか、ね。前々から気になってる子がいたから」
都村がそう答えれば、美佐は口を尖らせた。
「……珍しいね、他人を気にかけるなんて」
「え?」
「ううん。藤真くんにはもっと私のことも見て欲しいなーって思って」
一瞬浮かんだ黒い気持ちを誤魔化すように、美佐が笑みを作る。
「何言ってるの、いつも見てるよ」
「美佐ばっかりずるい、藤真くん私のことも見て!」
「うるさいな女子。都村くんが困るだろ。都村くん、女子は放っておいて僕と行こう」
「何言ってんだ。藤真、コイツも放っておいていいぞ」
「あははは」
「今日このあとどうする?」
「遊びに行こうぜ」
「いいね」
ワイワイと騒ぐ周囲を、都村は笑いながら眺めた。
都村の周りは今日も人で溢れている。友情ではなく、恋愛感情を抱いた者たちで。
自分を好いている子たちは可愛いと思う。限度を超えなければ。好きだと言われれば嬉しいし、嫌いなタイプではなければ男女関係なく抱きもする。けれど特別は作らない。誰にでも平等に、それが都村のスタンスだ。
都村の取り巻き希望者は多い。しかし、平等を我慢できない者は去っていく。皆平等というのは自分が特別になれないということなので心が折れるものも少なくない。だから顔ぶれがよく変わる。都村は最初から特別扱いにはできないと言っていて、相手はそれを了承する。それなのに勝手に期待して勝手に怒って悲しんで去っていく。
しかし去られたところで都村が追うことはない。基本的に人に執着しないのだ。ある程度都村の周りに侍る人たちはそれを理解してくれるから、都村にとっては楽だ。
けれど、例外ができた。大学に入ってからたまに見かける男子生徒。同じ講義をとったこともあるし、学内ですれ違ったりもする。何故か気になっていた。パタパタと動く様やくるくる変わる表情が可愛いなと目に留まった。教室を移動するときにはそれとなく『彼』がいないか周囲を確認する様にもなった。
見かければ今日はいい日だな、と思えた。明日も見かけられたらいいとか、話してみたいとか。そんな風に思うのは初めてだった。取り巻きたちには秘密だけれど、『彼』は確かに都村にとっての特別だった。
そして最近不意に立ち寄ったカフェで、初めて会ったウェイトレスに『彼』に抱いたものと同じものを感じた。まさか自分が『会ったことないか』などという口説きの常套句を口にすることになるとは思わなかったが、あのウェイトレスのことも驚くほど気に入ってしまったのだから仕方がない。思い出したら『彼女』に会いたくなってきてしまった。
「ゴメン、オレ用事があるから先に帰るね」
都村は柔和な微笑みを浮かべ今からどこに出掛けるかを相談している取り巻きたちに謝罪すると、先日訪れたカフェーーーーブラン・ノワールへと向かった。
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