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これから始まる生徒会
幕間 姉さんの大好物
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生徒会の話が終わって、家事の分担も取り決まった。
あれから、姉さんはずっとご機嫌だった。
「~~~♪」
「……………………」
家事も特にやることがなく、夕飯でも作り始めるか微妙な時間帯で、僕達はリビングで適当に時間をつぶしていた。
姉さんは読書、僕は適当に着けたテレビの情報番組を眺めている。
ご機嫌な姉さんに対して、僕は少々気まずい気分を味わっていた。
さっきの姉さんの告白のせいだ。
洗濯についての。
少し時間がたっても全然恥ずかしさが抜けきらないままなのだ。
「ふっふ~ん♪」
「……………………?」
本当にご機嫌だな、姉さん。鼻歌もずっとノリノリで歌っている。
本当に本読んでるのかな?
というか、おかしくないか?
なんであんな恥ずかしがってたのに、もうこんなご機嫌なんだ?
生徒会の件で上手く話が進んだからか?
僕の方はずっと恥ずかしがってるのに?
あれ、恥ずかしいのは姉さんだったはずなのに、なんで僕が恥ずかしがってるんだ?
やっぱり僕には姉さんの考えてることが把握しきれない。
この先、僕がこの人に勝てる日なんて一日でもあるんだろうか。
悶々とした時間を半ば一人で過ごしていると、いい加減夕飯の用意に取り掛かってもいい頃合いになっていた。
「さて……」
「あ、もしかして夕飯作ろうとしてる?」
僕が腰を浮かすと、姉さんが声をかけてきた。
「え……うん。そうだけど?」
「あ、ならさ。今日は久しぶりに私が作ってもいい?」
「…………え」
ご機嫌な姉さんはそんなことを言い出した。
「ええっと……でも、さっき分担は決めたと思うけど」
結局掃除と洗濯以外の家事はほとんど僕がすることになっていた。
食事の用意だってそうだ。
「それは分かってる。だから、今日だけでも!」
「どうして?」
「ん~なんていうか、ぶっちゃけ気分なんだけど。まあ、生徒会で支えてくれるお礼というか」
「別にお礼なんて……」
それに気分の問題なら今の恥ずかしい気分を解消するためにも料理したいのは僕の方だ。
けど、姉さんはニコニコとしたまま僕を制止する。
「まあまあ、いいじゃん! ほら、久しぶりにオムライスとかどう? 昔よく作ったでしょ? 護、好きだったよね?」
「……!」
姉さんのオムライス……そういえば久しく食べてないかも……。
ちょっと昔の話、飛鳥さんと三人で暮らし始めたときの頃。
僕はまだ家事なんて全然一人じゃできなくて、そんな僕よりも絶望的だった飛鳥さんとの三人暮らしだったので、当然家事は姉さんが担当することになっていた。
そんな折、姉さんが当時よく作ってくれたのがオムライスだ。
──昔、三人でいたときのことを、ふと思い出した。
こちらの家に引っ越してきて三人暮らしが始まってすぐのある日。
まだ料理に関して未熟な僕や家事全般が絶望的な飛鳥さんに代わって、姉さんが晩御飯を作ってくれた。その時のメニューこそ、オムライスだ。
『どうかな? 自分ではよくできたと思うんだけど……私、今まであんまり料理とかしてこなかったから……』
『…………』
『…………』
机に並べられたオムライスを一口食べた僕と飛鳥さんは黙り込んでしまう。
そんな僕たちを見て姉さんも心配そうにこちらの様子を伺っていて。
『護……飛鳥さん……? あの、せめて何か――』
『おいしい‼』『美味ぁっ‼』
『……あ』
けれど、感動で声を失っていた僕たちは同時のタイミングで素直な感想を叫んでしまうのだった。
『なにこれっ……本当にアタシより一回り下の子どもが作ったとか信じらんないんですけど……!』
『お姉ちゃんのご飯凄くおいしい……! 凄いよお姉ちゃん!』
『それな! これならいくらでも食べれそうじゃん? ね、護!』
『うん! いっぱいおかわりする!』
黙り込んでいた僕らが急にはしゃぎだしてぽかんとする姉さんだったけれど、僕らの勢いは止まらなくて。
『お~お~、アタシが作ったご飯の時は全然箸進んでなかったのに……』
『あれのおかげでもっとおいしく感じるよ!』
『それ全然褒めてねえし!』
そんな僕らを眺め続けていた姉さんは……。
『……っぷ。あははははは!』
ようやく明るい表情を取り戻し、元気に笑ってくれて。
『あ~~! 柊和まで笑ってぇ!』
『ごめ、ごめんなさ……あはははは!』
『ふん、別にいいし! …………笑った分だけおかわりしてやるから!』
『ああ! ずるい! ボクも!』
その日の食卓はずっと、常に笑顔の絶えない楽しい時間だった。
──…………。
「……護? お~い、護?」
気づいたら目の前で姉さんが僕をのぞき込んでいた。
「あ……っ⁉ ごめん、ちょっと考え事」
「ふふん、護もそういうとこあるよね?」
そういう姉さんはこれまた嬉しそうだ。
昼に今の僕と同じでボ~っとして恥をかいていたから、僕も人のことが言えないぞと得意げになっているんだろう。
う~ん、なかなかばつが悪いぞ。
「あはは……気を付けます……」
「いいけど? それで、どうかな? やっぱり護が作る?」
「ん~ん。やっぱり僕も食べたくなってきた。姉さんのオムライス」
「お! へへへ。腕によりをかけて作ってみせますよ!」
「期待してるよ、姉さん」
袖を捲る演技をして力こぶを作る姉さん。
それを見ていた僕には、すっかり気恥ずかしさがなくなっていたことに気付いた。
——…………。
「どう? 護。おいしい?」
食卓に並ぶ夕飯。
オムライスを口に運んだ僕を姉さんはニコニコしたまま伺っていた。
「……うん! 最高だよ!」
「あはは! 言い過ぎでしょ! 護が作った方がおいしくなるのに!」
そう言って謙遜する姉さんは、しかし満面の笑みで。
「そんなことないよ、姉さんが作るオムライスは、僕にとって一番の料理だから」
「…………っ! へへ、えへへへへ。そう? そうかなぁ? 本当にぃ?」
「うん、本当に最高。姉さんは料理でも僕の師匠だからね」
「あ~もう、護は褒め殺しの天才だなぁ! そんなに言ってもオムライスしか出ないのに!」
「そう? でもちょうどいいや、おかわりするつもりだったし!」
そう言うと姉さんは全然ニヤけが止まらない様子で、やっぱり僕の方が食事が進むのが早くって。
おかわりも2回ほどしたけど、全然飽きることなく完食できた。
「ふぅ。明日は、今日のお礼に姉さんの大好物でもつくろうかな。何か食べたいものとかあったかな? なんでもリクエストには答えるけど」
「ええ? そうだなぁ……私は護が作るなら本当に何でもおいしく食べられるんだけど……」
姉さんは好き嫌いが全然ない。何を作ってもおいしそうに食べてくれるのは本当に作り甲斐のある人だといつも感謝している。
「……うん、特別なにかってのはないかな。護の料理ならなんだって大好物だし……それに……」
「…………?」
「今日は私も、存分に味わうことができたから」
「……? なにそれ?」
「ふふ、な~いしょ!」
「ええ! 気になるんだけど!」
「おしえませ~ん!」
——…………。
姉さんのオムライスを始めて三人で食べたあの日の続き。
『お姉ちゃん、何かお礼したい!』
洗い物をする姉さんの前で、僕はそう口にした。
『ん~? 何のお礼?』
『オムライスのお礼!』
『ふふふ、そっか。お姉ちゃんにお礼してくれるんだ』
『なにがいい? ボク、なんでもするよ』
心から、なんでもいいと思っていた。
オムライスを作ってもらった恩に報いるためといえば大げさに聞こえるかもしれないけれど、当時の僕は精一杯やってちょうどトントンになるかというくらい、何もできなかったから。
けれど、姉さんはゆっくりと首を横に振る。
『ん~……いいかな、もう十分もらったし』
『あれ? ボクなんかしたっけ?』
首を傾げる僕。姉さんは洗い物をして濡れていた手をタオルでふき取ると、笑顔でこちらの近づいてきて……。
『……私は、護と飛鳥さんがおいしいって喜んでくれただけですっごい幸せなのっ‼』
『わっ! お姉ちゃん! 苦しいって!』
そして、笑顔のままぎゅっと僕を抱き締めてくれた。
『じゃあこれがお礼ってことで! お姉ちゃんの大好物は護なのだ!』
『あはははは! くすぐったいよぉ!』
『ふふ、護、大好きだよ~! ずっと変わらずいい子のままでいてね、私はそれだけで……!』
あれから、姉さんはずっとご機嫌だった。
「~~~♪」
「……………………」
家事も特にやることがなく、夕飯でも作り始めるか微妙な時間帯で、僕達はリビングで適当に時間をつぶしていた。
姉さんは読書、僕は適当に着けたテレビの情報番組を眺めている。
ご機嫌な姉さんに対して、僕は少々気まずい気分を味わっていた。
さっきの姉さんの告白のせいだ。
洗濯についての。
少し時間がたっても全然恥ずかしさが抜けきらないままなのだ。
「ふっふ~ん♪」
「……………………?」
本当にご機嫌だな、姉さん。鼻歌もずっとノリノリで歌っている。
本当に本読んでるのかな?
というか、おかしくないか?
なんであんな恥ずかしがってたのに、もうこんなご機嫌なんだ?
生徒会の件で上手く話が進んだからか?
僕の方はずっと恥ずかしがってるのに?
あれ、恥ずかしいのは姉さんだったはずなのに、なんで僕が恥ずかしがってるんだ?
やっぱり僕には姉さんの考えてることが把握しきれない。
この先、僕がこの人に勝てる日なんて一日でもあるんだろうか。
悶々とした時間を半ば一人で過ごしていると、いい加減夕飯の用意に取り掛かってもいい頃合いになっていた。
「さて……」
「あ、もしかして夕飯作ろうとしてる?」
僕が腰を浮かすと、姉さんが声をかけてきた。
「え……うん。そうだけど?」
「あ、ならさ。今日は久しぶりに私が作ってもいい?」
「…………え」
ご機嫌な姉さんはそんなことを言い出した。
「ええっと……でも、さっき分担は決めたと思うけど」
結局掃除と洗濯以外の家事はほとんど僕がすることになっていた。
食事の用意だってそうだ。
「それは分かってる。だから、今日だけでも!」
「どうして?」
「ん~なんていうか、ぶっちゃけ気分なんだけど。まあ、生徒会で支えてくれるお礼というか」
「別にお礼なんて……」
それに気分の問題なら今の恥ずかしい気分を解消するためにも料理したいのは僕の方だ。
けど、姉さんはニコニコとしたまま僕を制止する。
「まあまあ、いいじゃん! ほら、久しぶりにオムライスとかどう? 昔よく作ったでしょ? 護、好きだったよね?」
「……!」
姉さんのオムライス……そういえば久しく食べてないかも……。
ちょっと昔の話、飛鳥さんと三人で暮らし始めたときの頃。
僕はまだ家事なんて全然一人じゃできなくて、そんな僕よりも絶望的だった飛鳥さんとの三人暮らしだったので、当然家事は姉さんが担当することになっていた。
そんな折、姉さんが当時よく作ってくれたのがオムライスだ。
──昔、三人でいたときのことを、ふと思い出した。
こちらの家に引っ越してきて三人暮らしが始まってすぐのある日。
まだ料理に関して未熟な僕や家事全般が絶望的な飛鳥さんに代わって、姉さんが晩御飯を作ってくれた。その時のメニューこそ、オムライスだ。
『どうかな? 自分ではよくできたと思うんだけど……私、今まであんまり料理とかしてこなかったから……』
『…………』
『…………』
机に並べられたオムライスを一口食べた僕と飛鳥さんは黙り込んでしまう。
そんな僕たちを見て姉さんも心配そうにこちらの様子を伺っていて。
『護……飛鳥さん……? あの、せめて何か――』
『おいしい‼』『美味ぁっ‼』
『……あ』
けれど、感動で声を失っていた僕たちは同時のタイミングで素直な感想を叫んでしまうのだった。
『なにこれっ……本当にアタシより一回り下の子どもが作ったとか信じらんないんですけど……!』
『お姉ちゃんのご飯凄くおいしい……! 凄いよお姉ちゃん!』
『それな! これならいくらでも食べれそうじゃん? ね、護!』
『うん! いっぱいおかわりする!』
黙り込んでいた僕らが急にはしゃぎだしてぽかんとする姉さんだったけれど、僕らの勢いは止まらなくて。
『お~お~、アタシが作ったご飯の時は全然箸進んでなかったのに……』
『あれのおかげでもっとおいしく感じるよ!』
『それ全然褒めてねえし!』
そんな僕らを眺め続けていた姉さんは……。
『……っぷ。あははははは!』
ようやく明るい表情を取り戻し、元気に笑ってくれて。
『あ~~! 柊和まで笑ってぇ!』
『ごめ、ごめんなさ……あはははは!』
『ふん、別にいいし! …………笑った分だけおかわりしてやるから!』
『ああ! ずるい! ボクも!』
その日の食卓はずっと、常に笑顔の絶えない楽しい時間だった。
──…………。
「……護? お~い、護?」
気づいたら目の前で姉さんが僕をのぞき込んでいた。
「あ……っ⁉ ごめん、ちょっと考え事」
「ふふん、護もそういうとこあるよね?」
そういう姉さんはこれまた嬉しそうだ。
昼に今の僕と同じでボ~っとして恥をかいていたから、僕も人のことが言えないぞと得意げになっているんだろう。
う~ん、なかなかばつが悪いぞ。
「あはは……気を付けます……」
「いいけど? それで、どうかな? やっぱり護が作る?」
「ん~ん。やっぱり僕も食べたくなってきた。姉さんのオムライス」
「お! へへへ。腕によりをかけて作ってみせますよ!」
「期待してるよ、姉さん」
袖を捲る演技をして力こぶを作る姉さん。
それを見ていた僕には、すっかり気恥ずかしさがなくなっていたことに気付いた。
——…………。
「どう? 護。おいしい?」
食卓に並ぶ夕飯。
オムライスを口に運んだ僕を姉さんはニコニコしたまま伺っていた。
「……うん! 最高だよ!」
「あはは! 言い過ぎでしょ! 護が作った方がおいしくなるのに!」
そう言って謙遜する姉さんは、しかし満面の笑みで。
「そんなことないよ、姉さんが作るオムライスは、僕にとって一番の料理だから」
「…………っ! へへ、えへへへへ。そう? そうかなぁ? 本当にぃ?」
「うん、本当に最高。姉さんは料理でも僕の師匠だからね」
「あ~もう、護は褒め殺しの天才だなぁ! そんなに言ってもオムライスしか出ないのに!」
「そう? でもちょうどいいや、おかわりするつもりだったし!」
そう言うと姉さんは全然ニヤけが止まらない様子で、やっぱり僕の方が食事が進むのが早くって。
おかわりも2回ほどしたけど、全然飽きることなく完食できた。
「ふぅ。明日は、今日のお礼に姉さんの大好物でもつくろうかな。何か食べたいものとかあったかな? なんでもリクエストには答えるけど」
「ええ? そうだなぁ……私は護が作るなら本当に何でもおいしく食べられるんだけど……」
姉さんは好き嫌いが全然ない。何を作ってもおいしそうに食べてくれるのは本当に作り甲斐のある人だといつも感謝している。
「……うん、特別なにかってのはないかな。護の料理ならなんだって大好物だし……それに……」
「…………?」
「今日は私も、存分に味わうことができたから」
「……? なにそれ?」
「ふふ、な~いしょ!」
「ええ! 気になるんだけど!」
「おしえませ~ん!」
——…………。
姉さんのオムライスを始めて三人で食べたあの日の続き。
『お姉ちゃん、何かお礼したい!』
洗い物をする姉さんの前で、僕はそう口にした。
『ん~? 何のお礼?』
『オムライスのお礼!』
『ふふふ、そっか。お姉ちゃんにお礼してくれるんだ』
『なにがいい? ボク、なんでもするよ』
心から、なんでもいいと思っていた。
オムライスを作ってもらった恩に報いるためといえば大げさに聞こえるかもしれないけれど、当時の僕は精一杯やってちょうどトントンになるかというくらい、何もできなかったから。
けれど、姉さんはゆっくりと首を横に振る。
『ん~……いいかな、もう十分もらったし』
『あれ? ボクなんかしたっけ?』
首を傾げる僕。姉さんは洗い物をして濡れていた手をタオルでふき取ると、笑顔でこちらの近づいてきて……。
『……私は、護と飛鳥さんがおいしいって喜んでくれただけですっごい幸せなのっ‼』
『わっ! お姉ちゃん! 苦しいって!』
そして、笑顔のままぎゅっと僕を抱き締めてくれた。
『じゃあこれがお礼ってことで! お姉ちゃんの大好物は護なのだ!』
『あはははは! くすぐったいよぉ!』
『ふふ、護、大好きだよ~! ずっと変わらずいい子のままでいてね、私はそれだけで……!』
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