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侵略の翠
侵略の翠 ④
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ー〈多摩川河川敷〉ー
俺氏はSFaKに配備されている、24式電磁小銃で地上から攻撃した。
バァン!バァン!
俺氏「思った通り硬いな。」
やはり電磁小銃の攻撃力では、ゴゾバモンスの硬い蔓を4~5本切るくらいしか威力がない。
しかも切った端から、新しい蔓が巻き付いて再生するという状態だ。
更にまずい事にゴゾバモンスの体内に、炎竜が閉じ込められている。
炎竜《ピィピィ!》
まるで小鳥の様に、弱々しく情けない声で鳴く炎竜。
俺氏「………… 。」
攻撃をしながら俺氏は考えた。
〔これって炎竜を炎竜カードに戻して、呼び戻したら良いのでは?〕
どういう仕組みか解らないが、普段俺氏の手元にあるカードはユニスカードのみ。
変身アイテムも召喚式で、その主導権はユニスにある。
俺氏「炎竜!カードに戻れ!!」
炎竜《ピ!?》
俺氏の言葉にやっとその方法に気づいた炎竜はピタリと鳴くのを止め、炎竜カードへと戻り蔓の隙間を抜け俺氏の手元へ戻って来た。
ヒュン!パシッ!!
カードを右手でキャッチすると、俺氏は素早くその場を離れた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー〈部下A〉ー
怪獣出現の一報を受け、Aは現場へと向かう車の速度を上げていた。
隊長の事だ何時もの様に『俺が行く!』と言ってゴゾバモンスに今頃、一人で特攻を仕掛けているに違いない!
部下A「隊長、どうかご無事で!」
しばらくして避難者の渋滞に巻き込まれながらも、なんとか現場近くへ辿り着いた部下A。
部下A「《隊長!隊長!!ご無事ですか!?》」
[[rb:鞭状の腕 > 触腕]]を振りまわし、暴れるゴゾバモンス。
電磁小銃で牽制しながら、隊長を探す部下A。
ゴゾバモンスは幸いその場から動かないので、触腕にさえ気をつければなんとかなる。
ビュン!バシッ!
部下A「!!」
流石の身体能力の高さで、ゴゾバモンスの触腕を避ける部下A。
だが、それを避け続けるのは至難の技、二度三度と避けている間にいつの間にか土手下に追い詰められていく部下A。
部下A「クッ!!」
ビュン!!
ついに触腕が部下Aを叩きつけようとした。
ところがそこへ赤と青の光が渦巻く光弾が飛んで来て、ゴゾバモンスの触腕を粉砕。
DON!DON!
ゴゾバモンス《グギギッ!!》
アレは確か、ユニスがよく怪獣に牽制で使う光弾だ。
部下A「!?」
いったいなぜ、ユニスの光弾が?
だが今は、そんな事を考えている場合ではない。
この隙にゴゾバモンスから、距離を取る部下A。
俺氏「A無事か!?」
そこへ電磁小銃を撃ちながら、駆けつけて来る俺氏。
さっきの光弾は見間違いか?
部下A「無事です。隊長!」
俺氏「距離を取って体制を立て直す!」
部下A「了解!」
根が張っているからか、その場から動けないゴゾバモンスから距離を取り遮蔽物の陰に隠れる俺氏と部下A。
部下A「隊長、先程は助けていただいてありがとうございます!」
俺氏「イヤ…アレハオレジャナイ。
仲間のピンチだ、当然だろ。
それよりほんとに大丈夫か?」
部下A「かすり傷なので、この程度は大丈夫です。
隊長は… 」
そこまで言ったところで、部下Eから通信が入った。
部下E「《こちらSFaK CP。
スーパーロボβMod.2発進準備整いました!
全速力で向かいます!》」
俺氏「《待ってたぞ!ゴゾバモンスは根を張っている場所から動かないで、触腕で攻撃して来る。
充分距離を取って遠距離から攻撃しろ!》」
「「「《了解!!》」」」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー〈スーパーロボβコクピット内〉ー
副隊長Ꭲを機長部下Yを操縦士に発進するSFaKの主力、24式特殊戦術機甲スーパーロボβ。
(スーパーロボαは敵組織との最終決戦で大破。)
マッハ4で空を飛び、AI対話システム通称《アルファン》を搭載し会話も可能な鋼鉄のロボット。
副隊長Ꭲ「相対距離200でランディング。」
部下Y「了解!相対距離200でランディング。」
土煙を上げて着陸するスーパーロボβ。
川北逆光が格好良い!!
スーパーロボβ《グオォォォーン!!》
俺氏はSFaKに配備されている、24式電磁小銃で地上から攻撃した。
バァン!バァン!
俺氏「思った通り硬いな。」
やはり電磁小銃の攻撃力では、ゴゾバモンスの硬い蔓を4~5本切るくらいしか威力がない。
しかも切った端から、新しい蔓が巻き付いて再生するという状態だ。
更にまずい事にゴゾバモンスの体内に、炎竜が閉じ込められている。
炎竜《ピィピィ!》
まるで小鳥の様に、弱々しく情けない声で鳴く炎竜。
俺氏「………… 。」
攻撃をしながら俺氏は考えた。
〔これって炎竜を炎竜カードに戻して、呼び戻したら良いのでは?〕
どういう仕組みか解らないが、普段俺氏の手元にあるカードはユニスカードのみ。
変身アイテムも召喚式で、その主導権はユニスにある。
俺氏「炎竜!カードに戻れ!!」
炎竜《ピ!?》
俺氏の言葉にやっとその方法に気づいた炎竜はピタリと鳴くのを止め、炎竜カードへと戻り蔓の隙間を抜け俺氏の手元へ戻って来た。
ヒュン!パシッ!!
カードを右手でキャッチすると、俺氏は素早くその場を離れた。
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ー〈部下A〉ー
怪獣出現の一報を受け、Aは現場へと向かう車の速度を上げていた。
隊長の事だ何時もの様に『俺が行く!』と言ってゴゾバモンスに今頃、一人で特攻を仕掛けているに違いない!
部下A「隊長、どうかご無事で!」
しばらくして避難者の渋滞に巻き込まれながらも、なんとか現場近くへ辿り着いた部下A。
部下A「《隊長!隊長!!ご無事ですか!?》」
[[rb:鞭状の腕 > 触腕]]を振りまわし、暴れるゴゾバモンス。
電磁小銃で牽制しながら、隊長を探す部下A。
ゴゾバモンスは幸いその場から動かないので、触腕にさえ気をつければなんとかなる。
ビュン!バシッ!
部下A「!!」
流石の身体能力の高さで、ゴゾバモンスの触腕を避ける部下A。
だが、それを避け続けるのは至難の技、二度三度と避けている間にいつの間にか土手下に追い詰められていく部下A。
部下A「クッ!!」
ビュン!!
ついに触腕が部下Aを叩きつけようとした。
ところがそこへ赤と青の光が渦巻く光弾が飛んで来て、ゴゾバモンスの触腕を粉砕。
DON!DON!
ゴゾバモンス《グギギッ!!》
アレは確か、ユニスがよく怪獣に牽制で使う光弾だ。
部下A「!?」
いったいなぜ、ユニスの光弾が?
だが今は、そんな事を考えている場合ではない。
この隙にゴゾバモンスから、距離を取る部下A。
俺氏「A無事か!?」
そこへ電磁小銃を撃ちながら、駆けつけて来る俺氏。
さっきの光弾は見間違いか?
部下A「無事です。隊長!」
俺氏「距離を取って体制を立て直す!」
部下A「了解!」
根が張っているからか、その場から動けないゴゾバモンスから距離を取り遮蔽物の陰に隠れる俺氏と部下A。
部下A「隊長、先程は助けていただいてありがとうございます!」
俺氏「イヤ…アレハオレジャナイ。
仲間のピンチだ、当然だろ。
それよりほんとに大丈夫か?」
部下A「かすり傷なので、この程度は大丈夫です。
隊長は… 」
そこまで言ったところで、部下Eから通信が入った。
部下E「《こちらSFaK CP。
スーパーロボβMod.2発進準備整いました!
全速力で向かいます!》」
俺氏「《待ってたぞ!ゴゾバモンスは根を張っている場所から動かないで、触腕で攻撃して来る。
充分距離を取って遠距離から攻撃しろ!》」
「「「《了解!!》」」」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー〈スーパーロボβコクピット内〉ー
副隊長Ꭲを機長部下Yを操縦士に発進するSFaKの主力、24式特殊戦術機甲スーパーロボβ。
(スーパーロボαは敵組織との最終決戦で大破。)
マッハ4で空を飛び、AI対話システム通称《アルファン》を搭載し会話も可能な鋼鉄のロボット。
副隊長Ꭲ「相対距離200でランディング。」
部下Y「了解!相対距離200でランディング。」
土煙を上げて着陸するスーパーロボβ。
川北逆光が格好良い!!
スーパーロボβ《グオォォォーン!!》
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