8 / 33
初等部編
侵入経路
しおりを挟む
とりあえず、この場は侯爵家の騎士に任せて、僕達は【立て籠り】の現場ユイナーダ銀行学園街支店に行く事にした。
「あれ?そう言えば、ケイトちゃんの彼氏のライネル様はどうしたの?
確か透明化が得意だったよね?」
という僕の質問に対してエリーちゃんは……
「それがねー5日前に、ベネト領の冒険者ギルドから指名依頼が来て、今近くに居ないのよ。」
と残念そうに答えた。
5日前にこっちを出たんなら、今頃現地に着いたところかな?
何の依頼かわからないけど、それじゃ絶対間に合わないよね。
「エリーちゃん、もう1人くらい小柄で身軽な人居ない?
もし、僕が見つかった時に連絡役で欲しいんだけど。
後、銀行の見取り図とか設計図も。
シルバーが侵入経路を知ってるだけじゃ困るよ。」
僕の要求にエリーちゃんは少し考えてから答えた。
「う~ん。侵入経路の方は大丈夫。
専門の人がいるから、もう揃ってるわ。
それから小柄な子も1人居るわよ。
たぶんもう来てると思う。」
エリーちゃん達と話しながら着いたのは、銀行じゃなくて少し離れた空き家だった。
「ここって?」
何か嫌な予感が……
「正規のルートじゃ侵入できなかったから、他にないか探してたらそこに転がってるおじさん達が、地下から銀行に行くトンネルを掘ってたのよ。
ちょうど良いから利用させてもらう事にしたわ♪」
周りをよく見ると簀巻きにされた、如何にもなおじさん達が40人近くいた。
エ…エリーちゃんそれって、もしかしなくても別口の銀行強盗じゃ!?
「あれ?このおじさん達が通れるなら、別に僕じゃなくても通れるんじゃないの?」
と僕が言うとエリーちゃんはため息を吐きながら
「それがねー、このおじさん達のトンネル金庫室の近くにあった、キングノーネズミの地下通路までは続いているんだけど、そこから先はその地下通路を通らないと銀行側に行けないのよ。」
あゝ確か銀行強盗防止策で銀行の地下は、土魔法で掘れないんだっけ。
「全部人力で掘らないといけないからトンネルを掘る為に、あれだけの人数がいる訳なのよ。
まぁ残念ながら先を越された上に、こうして私達に捕まってるんだけどね。」
銀行強盗未遂のおじさん達、エリーちゃんに見つかったのが、運の尽きだったね。
「ところでこのおじさん達どうするの?」
やっぱり衛兵隊に突き出すのかな?
「穴掘りが好きみたいだし、最近ボルネオール領で見つかった鉱山で働いてもらおうかしら?
おじさん達のおかげでケイト達の救出作戦が早く進んだから、父様に交渉してあげるわ。」
うわぁ~エリーちゃんの所の最近見つかった鉱山ってアレでしょ?
如何にも親切そうに言ってるけど、この前領地に帰った時にシルバーが見つけた、ダンジョンの中にある魔石鉱山。
絶対、国の鉱山の方がマシだよー。
なんか銀行強盗未遂のおじさん達、エリーにお礼言ってるけど、きっと後悔するだろうね。
----------------ーー
※1
銀行強盗未遂犯のおじさん達の事。
「あれ?そう言えば、ケイトちゃんの彼氏のライネル様はどうしたの?
確か透明化が得意だったよね?」
という僕の質問に対してエリーちゃんは……
「それがねー5日前に、ベネト領の冒険者ギルドから指名依頼が来て、今近くに居ないのよ。」
と残念そうに答えた。
5日前にこっちを出たんなら、今頃現地に着いたところかな?
何の依頼かわからないけど、それじゃ絶対間に合わないよね。
「エリーちゃん、もう1人くらい小柄で身軽な人居ない?
もし、僕が見つかった時に連絡役で欲しいんだけど。
後、銀行の見取り図とか設計図も。
シルバーが侵入経路を知ってるだけじゃ困るよ。」
僕の要求にエリーちゃんは少し考えてから答えた。
「う~ん。侵入経路の方は大丈夫。
専門の人がいるから、もう揃ってるわ。
それから小柄な子も1人居るわよ。
たぶんもう来てると思う。」
エリーちゃん達と話しながら着いたのは、銀行じゃなくて少し離れた空き家だった。
「ここって?」
何か嫌な予感が……
「正規のルートじゃ侵入できなかったから、他にないか探してたらそこに転がってるおじさん達が、地下から銀行に行くトンネルを掘ってたのよ。
ちょうど良いから利用させてもらう事にしたわ♪」
周りをよく見ると簀巻きにされた、如何にもなおじさん達が40人近くいた。
エ…エリーちゃんそれって、もしかしなくても別口の銀行強盗じゃ!?
「あれ?このおじさん達が通れるなら、別に僕じゃなくても通れるんじゃないの?」
と僕が言うとエリーちゃんはため息を吐きながら
「それがねー、このおじさん達のトンネル金庫室の近くにあった、キングノーネズミの地下通路までは続いているんだけど、そこから先はその地下通路を通らないと銀行側に行けないのよ。」
あゝ確か銀行強盗防止策で銀行の地下は、土魔法で掘れないんだっけ。
「全部人力で掘らないといけないからトンネルを掘る為に、あれだけの人数がいる訳なのよ。
まぁ残念ながら先を越された上に、こうして私達に捕まってるんだけどね。」
銀行強盗未遂のおじさん達、エリーちゃんに見つかったのが、運の尽きだったね。
「ところでこのおじさん達どうするの?」
やっぱり衛兵隊に突き出すのかな?
「穴掘りが好きみたいだし、最近ボルネオール領で見つかった鉱山で働いてもらおうかしら?
おじさん達のおかげでケイト達の救出作戦が早く進んだから、父様に交渉してあげるわ。」
うわぁ~エリーちゃんの所の最近見つかった鉱山ってアレでしょ?
如何にも親切そうに言ってるけど、この前領地に帰った時にシルバーが見つけた、ダンジョンの中にある魔石鉱山。
絶対、国の鉱山の方がマシだよー。
なんか銀行強盗未遂のおじさん達、エリーにお礼言ってるけど、きっと後悔するだろうね。
----------------ーー
※1
銀行強盗未遂犯のおじさん達の事。
1
あなたにおすすめの小説
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
包帯妻の素顔は。
サイコちゃん
恋愛
顔を包帯でぐるぐる巻きにした妻アデラインは夫ベイジルから離縁を突きつける手紙を受け取る。手柄を立てた夫は戦地で出会った聖女見習いのミアと結婚したいらしく、妻の悪評をでっち上げて離縁を突きつけたのだ。一方、アデラインは離縁を受け入れて、包帯を取って見せた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる