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神子と騎士と幼なじみ
第7話 痛み
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ここに来てからは訳が分からないまま気を失って、訳が分からないまま目を覚ます、そんな事が増えた。
ベッドの上で目を覚ました瑠璃はぼんやりとそんなことを思った。
身体中が軋むように痛み、昨日は男の機嫌を損ねてお仕置されたのだったと思い出した。
しかし休む暇など与えられず、既にベッドの脇には昨日とは違う男が数人立っていた。
ーー帰りたい、白に会いたい
瑠璃の心はもうボロボロだった。
時間感覚が狂ってしまったせいで正確な期間は分からないが、この部屋に連れてこられてから既に数週間は経過しているだろう。
その間、毎日男が代わる代わるやってきて、瑠璃を心身ともに徹底的に痛めつけた。
反応が薄くなってくれば大切な存在を笠に着て、お前の次はあいつだと脅す。
そうすれば瑠璃は必死になって男たちの望み通り従うしかなくなる。
感情に蓋をすることを許されないということは、恐怖から逃げることも辛くないふりをすることも出来ないということだ。
「おい。起きろ」
「あ゙ぐ…ッ!?」
まだ完全に眠りから覚めていなかった瑠璃は、肩の関節をゴキンと外される音と激痛により強制的に覚醒させられた。
「い゙…ッ、いだ、ぃ゙」
「いい顔だ。今日もいっぱい泣いてくれよな」
激痛に顔を歪め、肩を押えて蹲る瑠璃を眺めて男達は恍惚とした表情を浮かべる。
今日は痛みに喘ぐ瑠璃がご所望らしい。
「今日はどうやって痛めつけてやろうか」
「前みたいに殴るだけでもいいが、いまいち面白みにかけるよなあ」
人を痛めつけることに面白みを見出すなんて、どういう神経をしているんだ。もちろんそんなこと口にすれば男達の神経を逆撫でするだけなことは分かっているから、瑠璃は口を噤んでぐっと耐えるしか選択肢は無い。
今日は、前みたいに、その言葉を聞いてこの男達に見覚えがあることに気がついた。数日だったか1週間程前だったかにこの部屋を訪れた男達だった。
あの日はどす黒い痣がいくつも出来るまで殴り続けられた。
瑠璃が嘔吐しても腹を殴るのを止めず、翌日は高熱に魘されながらまた別の男に抱かれるという最悪な記憶だった。
「…お前うつ伏せになってちょっと待っとけ」
「う、うつぶせ…?」
前回は正面から殴られていたから何故うつ伏せになれと命令されたのか分からなくて、つい聞き返してしまう。
「グズグズすんな」
「あぅ…っ!」
口答えというほどのものでも無かったが、瑠璃がすんなり従わないのはやはり気に食わないらしい。
瑠璃の顔を包み込んでしまえそうな大きい手のひらで瑠璃の横面をパシンと叩いた。
男は軽い力しか出していないようだが、瑠璃にとっては軽い力では無いそれのせいで瑠璃の耳元でキーンと音が鳴った。
これ以上男を刺激しないように、痛みの引かない肩を庇いながらなんとかしてうつ伏せになった。
「お前あれ持ってたよな?」
「ああ、持ってきてるぜ」
背後から何やら不穏なやり取りが聞こえる。
あれ、とは一体なんのことだろうか。
何であるにせよ、瑠璃にとって事態が好転するものでは無いことは明らかだろうと思った。
見えない場所で行われるやり取りに瑠璃が不安になっていた時、ビュンッと風を斬る音が耳に届いた。
「あ゙ぁ゙ッッ!!」
「おー、いい音」
瑠璃の肌をバチンッ!強い破裂音を鳴らして何かが叩いた。
「い゙ぅ゙っ、なに、っ…?」
突如背中に焼けるような痛みが走ったのだ。
背中が見えないせいで一体何が起こったのかが理解できないまま痛みに耐えながら目を白黒させる。
「鞭だよ。今日はお前が意識飛ばすまでずーっと鞭打ちしてやる」
鞭打ちということは、今しがた背中に走った激痛は鞭によるものだということか。
しかも男が放った言葉は最悪としか言えないものだった。
意識を飛ばすまでこの痛みに耐えなければいけない。そもそも、こんなに痛いのなら意識を飛ばすことすら出来ないのではないか。
鞭打ちへの恐怖で瑠璃の体はガタガタと震え出した。
「オラッ!」
「ゔぁあ゙ッ!!」
また風を斬る音の直後に背中に激痛が走る。
その後も痛みが引くのを待たずに立て続けに鞭を打たれる。
「あ゛ッ…!う、っぅ゙…!」
何とかして痛みを逃すように枕に顔を押付けるが、出来た傷を上書きするように何度も鞭を打たれる痛みのせいで生理的な涙が止まらない。
新雪のように真っ白な瑠璃の肌に、対称的な真っ赤な蚯蚓脹れがいくつも作られる。
「傷がよく見えるのは良いが、顔が見えねえのは勿体ねえな」
男が瑠璃の腕を掴んで無理矢理仰向けにさせるように転がした。
外された肩に全く気を使わず無遠慮に触れられ、仰向けになり鞭打たれた箇所がベッドに擦れたせいで走った激痛に顔を歪める。
涙でびしょびしょになり、苦痛に歪めた顔を見て男達が一層笑みを深めた。
その笑みは決して爽やかなものなどではなく、いつもの欲望に濡れた下劣な笑みだった。
ここに来てから見飽きるほど目の当たりにしてきた、見慣れたくもない男達の表情。
限界に近かった瑠璃の心は、そんな表情で見られることすら耐えることが出来なかった。
「ふ…っ、ぅ…もう、やだ、ぁ…」
痛みから来る生理的な涙とは違う涙が、瑠璃の宝石のような瞳からぼろぼろとこぼれ落ちた。
瑠璃が涙を零す姿など男達の悦びに拍車をかけるだけだが、ニヤニヤと笑みを浮かべる男達の様子に瑠璃は気づけないでいた。
「ひ、ぅ…っも、痛いのやだ…っ、しろに会いたいっ、…!」
「シロって、当代の神子の事か?魔族のお前なんかが会わせてもらえるわけねえだろ」
「はは、違いねえ。魔族が近づこうもんなら騎士様にたたっ斬られるのがせいぜいだろうなぁ」
ずっと会えていない幼なじみを想ってしゃくりあげながら必死に言葉を紡ぐが、瑠璃の心をザクザクと切り刻むような言葉の暴力は止まらない。
「僕は魔族じゃない…っどうして、どうしてぼくなの…!?」
どうして自分ばかりが虐げられ続けるのか、理不尽な状況にもう耐えられる気がしなかった。
泣きじゃくり出した瑠璃を見て、男達が顔を見合せて何やら耳打ちをしている。
「…なんでって、そりゃ神が与えた罰、ってやつじゃねぇのか?」
「ああそうだ。神子が言ってるらしいからな」
「しろが…?」
神子といえば一緒にこの世界に来た白しかいない。
その白が言ってるというのは一体何についてだろうか。
「あの神子が言いふらしてるらしいぜ、お前が親殺しのクソ野郎だって」
男が放った言葉は、容易に瑠璃を絶望の底に突き落とすことが出来るものだった。
そんな、どうして、
理解が追いつかない、否理解したくなくて疑問符で思考が埋め尽くされる。
冷静に考えれば白がそんなことをする人間では無いことも、そもそも白が瑠璃の両親の今際の際を知らないことも分かるはずだが、心身ともに疲弊しきった瑠璃の頭ではそこまで考えが及ばなかったのだ。
「ぅ、そ、、」
瑠璃にとってそれは最も触れられたくない記憶であり、瑠璃の人生をもって償うと心に決めた記憶であった。
「嘘じゃねえよ。残念だったなあ、神子とナカヨシだと思ってんのはお前だけだったみてえだぜ」
「ぅ、ぁ……」
光を失った瑠璃の瞳が虚空を見詰め、口からは意味を成さない母音が零れる。
この部屋で行われる行為を拒否すれば、男達は瑠璃が嫌なら白に同じことをすると脅してきていたのだ。
白が同じ目にあうのは耐えられないと、白をなんとかして守りたくて瑠璃はここでの生活に何とか耐えていた。
でもそれも瑠璃自身のエゴでしかなかったと言うのだろうか。
こうして、白に裏切られたように感じてしまうのも、過去に大きな過ちを犯してしまった自分には烏滸がましい話だったのかもしれない。
いつから、どこで間違っていたのだろう。
瑠璃の人生はどこから狂ってしまったのだろうか。
今更後悔したって遅い。
きっと瑠璃が両親を亡くしたあの日から、瑠璃の人生が順風満帆になることは望んではいけないと決まっていた。
唯一信頼出来る仲だと思っていた白からの裏切りも、この部屋で行われる暴挙も、全て受け入れるしかない。
両親を殺した瑠璃に、自分の境遇に文句を言う資格など端から無かったのだ。
滂沱の如く流れる涙を拭うこともせず、絶望に染った瞳を見開く瑠璃を見て、男達は愉悦に口角を歪めた。
ベッドの上で目を覚ました瑠璃はぼんやりとそんなことを思った。
身体中が軋むように痛み、昨日は男の機嫌を損ねてお仕置されたのだったと思い出した。
しかし休む暇など与えられず、既にベッドの脇には昨日とは違う男が数人立っていた。
ーー帰りたい、白に会いたい
瑠璃の心はもうボロボロだった。
時間感覚が狂ってしまったせいで正確な期間は分からないが、この部屋に連れてこられてから既に数週間は経過しているだろう。
その間、毎日男が代わる代わるやってきて、瑠璃を心身ともに徹底的に痛めつけた。
反応が薄くなってくれば大切な存在を笠に着て、お前の次はあいつだと脅す。
そうすれば瑠璃は必死になって男たちの望み通り従うしかなくなる。
感情に蓋をすることを許されないということは、恐怖から逃げることも辛くないふりをすることも出来ないということだ。
「おい。起きろ」
「あ゙ぐ…ッ!?」
まだ完全に眠りから覚めていなかった瑠璃は、肩の関節をゴキンと外される音と激痛により強制的に覚醒させられた。
「い゙…ッ、いだ、ぃ゙」
「いい顔だ。今日もいっぱい泣いてくれよな」
激痛に顔を歪め、肩を押えて蹲る瑠璃を眺めて男達は恍惚とした表情を浮かべる。
今日は痛みに喘ぐ瑠璃がご所望らしい。
「今日はどうやって痛めつけてやろうか」
「前みたいに殴るだけでもいいが、いまいち面白みにかけるよなあ」
人を痛めつけることに面白みを見出すなんて、どういう神経をしているんだ。もちろんそんなこと口にすれば男達の神経を逆撫でするだけなことは分かっているから、瑠璃は口を噤んでぐっと耐えるしか選択肢は無い。
今日は、前みたいに、その言葉を聞いてこの男達に見覚えがあることに気がついた。数日だったか1週間程前だったかにこの部屋を訪れた男達だった。
あの日はどす黒い痣がいくつも出来るまで殴り続けられた。
瑠璃が嘔吐しても腹を殴るのを止めず、翌日は高熱に魘されながらまた別の男に抱かれるという最悪な記憶だった。
「…お前うつ伏せになってちょっと待っとけ」
「う、うつぶせ…?」
前回は正面から殴られていたから何故うつ伏せになれと命令されたのか分からなくて、つい聞き返してしまう。
「グズグズすんな」
「あぅ…っ!」
口答えというほどのものでも無かったが、瑠璃がすんなり従わないのはやはり気に食わないらしい。
瑠璃の顔を包み込んでしまえそうな大きい手のひらで瑠璃の横面をパシンと叩いた。
男は軽い力しか出していないようだが、瑠璃にとっては軽い力では無いそれのせいで瑠璃の耳元でキーンと音が鳴った。
これ以上男を刺激しないように、痛みの引かない肩を庇いながらなんとかしてうつ伏せになった。
「お前あれ持ってたよな?」
「ああ、持ってきてるぜ」
背後から何やら不穏なやり取りが聞こえる。
あれ、とは一体なんのことだろうか。
何であるにせよ、瑠璃にとって事態が好転するものでは無いことは明らかだろうと思った。
見えない場所で行われるやり取りに瑠璃が不安になっていた時、ビュンッと風を斬る音が耳に届いた。
「あ゙ぁ゙ッッ!!」
「おー、いい音」
瑠璃の肌をバチンッ!強い破裂音を鳴らして何かが叩いた。
「い゙ぅ゙っ、なに、っ…?」
突如背中に焼けるような痛みが走ったのだ。
背中が見えないせいで一体何が起こったのかが理解できないまま痛みに耐えながら目を白黒させる。
「鞭だよ。今日はお前が意識飛ばすまでずーっと鞭打ちしてやる」
鞭打ちということは、今しがた背中に走った激痛は鞭によるものだということか。
しかも男が放った言葉は最悪としか言えないものだった。
意識を飛ばすまでこの痛みに耐えなければいけない。そもそも、こんなに痛いのなら意識を飛ばすことすら出来ないのではないか。
鞭打ちへの恐怖で瑠璃の体はガタガタと震え出した。
「オラッ!」
「ゔぁあ゙ッ!!」
また風を斬る音の直後に背中に激痛が走る。
その後も痛みが引くのを待たずに立て続けに鞭を打たれる。
「あ゛ッ…!う、っぅ゙…!」
何とかして痛みを逃すように枕に顔を押付けるが、出来た傷を上書きするように何度も鞭を打たれる痛みのせいで生理的な涙が止まらない。
新雪のように真っ白な瑠璃の肌に、対称的な真っ赤な蚯蚓脹れがいくつも作られる。
「傷がよく見えるのは良いが、顔が見えねえのは勿体ねえな」
男が瑠璃の腕を掴んで無理矢理仰向けにさせるように転がした。
外された肩に全く気を使わず無遠慮に触れられ、仰向けになり鞭打たれた箇所がベッドに擦れたせいで走った激痛に顔を歪める。
涙でびしょびしょになり、苦痛に歪めた顔を見て男達が一層笑みを深めた。
その笑みは決して爽やかなものなどではなく、いつもの欲望に濡れた下劣な笑みだった。
ここに来てから見飽きるほど目の当たりにしてきた、見慣れたくもない男達の表情。
限界に近かった瑠璃の心は、そんな表情で見られることすら耐えることが出来なかった。
「ふ…っ、ぅ…もう、やだ、ぁ…」
痛みから来る生理的な涙とは違う涙が、瑠璃の宝石のような瞳からぼろぼろとこぼれ落ちた。
瑠璃が涙を零す姿など男達の悦びに拍車をかけるだけだが、ニヤニヤと笑みを浮かべる男達の様子に瑠璃は気づけないでいた。
「ひ、ぅ…っも、痛いのやだ…っ、しろに会いたいっ、…!」
「シロって、当代の神子の事か?魔族のお前なんかが会わせてもらえるわけねえだろ」
「はは、違いねえ。魔族が近づこうもんなら騎士様にたたっ斬られるのがせいぜいだろうなぁ」
ずっと会えていない幼なじみを想ってしゃくりあげながら必死に言葉を紡ぐが、瑠璃の心をザクザクと切り刻むような言葉の暴力は止まらない。
「僕は魔族じゃない…っどうして、どうしてぼくなの…!?」
どうして自分ばかりが虐げられ続けるのか、理不尽な状況にもう耐えられる気がしなかった。
泣きじゃくり出した瑠璃を見て、男達が顔を見合せて何やら耳打ちをしている。
「…なんでって、そりゃ神が与えた罰、ってやつじゃねぇのか?」
「ああそうだ。神子が言ってるらしいからな」
「しろが…?」
神子といえば一緒にこの世界に来た白しかいない。
その白が言ってるというのは一体何についてだろうか。
「あの神子が言いふらしてるらしいぜ、お前が親殺しのクソ野郎だって」
男が放った言葉は、容易に瑠璃を絶望の底に突き落とすことが出来るものだった。
そんな、どうして、
理解が追いつかない、否理解したくなくて疑問符で思考が埋め尽くされる。
冷静に考えれば白がそんなことをする人間では無いことも、そもそも白が瑠璃の両親の今際の際を知らないことも分かるはずだが、心身ともに疲弊しきった瑠璃の頭ではそこまで考えが及ばなかったのだ。
「ぅ、そ、、」
瑠璃にとってそれは最も触れられたくない記憶であり、瑠璃の人生をもって償うと心に決めた記憶であった。
「嘘じゃねえよ。残念だったなあ、神子とナカヨシだと思ってんのはお前だけだったみてえだぜ」
「ぅ、ぁ……」
光を失った瑠璃の瞳が虚空を見詰め、口からは意味を成さない母音が零れる。
この部屋で行われる行為を拒否すれば、男達は瑠璃が嫌なら白に同じことをすると脅してきていたのだ。
白が同じ目にあうのは耐えられないと、白をなんとかして守りたくて瑠璃はここでの生活に何とか耐えていた。
でもそれも瑠璃自身のエゴでしかなかったと言うのだろうか。
こうして、白に裏切られたように感じてしまうのも、過去に大きな過ちを犯してしまった自分には烏滸がましい話だったのかもしれない。
いつから、どこで間違っていたのだろう。
瑠璃の人生はどこから狂ってしまったのだろうか。
今更後悔したって遅い。
きっと瑠璃が両親を亡くしたあの日から、瑠璃の人生が順風満帆になることは望んではいけないと決まっていた。
唯一信頼出来る仲だと思っていた白からの裏切りも、この部屋で行われる暴挙も、全て受け入れるしかない。
両親を殺した瑠璃に、自分の境遇に文句を言う資格など端から無かったのだ。
滂沱の如く流れる涙を拭うこともせず、絶望に染った瞳を見開く瑠璃を見て、男達は愉悦に口角を歪めた。
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