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シンデレラ10 ガラスのくつ下
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【ねずみ2】だいじょうぶ?だいじょうぶ?
【ねずみ3】ケガは?あっ、くつ下、くつ下、ガラスのくつ下が。
【シンデレラ】あ~。すっかりあの時に忘れてきたわ。魔法がとけて馬車はかぼちゃになって、馬はねずみに戻ってしまったわ。でも楽しかったわ。王子様って立派な方。
魔法が解けて気がつくと、シンデレラは元のボロ服のまま森の中に放り出されていました。でも不思議なことに片方のガラスのくつ下だけが光っていました。
【王様】う~ん。なんじゃと。あの娘を逃がしたと。
【こうしゃく】あ~、なんとも申し訳がありません。
【王様】 ああ、きさま、王子とぐるになってわしをだましおったな。その首をちょんぎってくれるわ。
【こうしゃく】いえいえ、王様。王子様はあの娘と結婚したいと申されております
【王様】なに。わはははは。王子はあの娘と結婚したいといいおったか。あははは。こりゃあめでたい。
【こうしゃく】ところがでがす。残っていたものはこのガラスのくつ下だけ。名前もところも分かりませんのです。
【王様】ああ、よしよし。えー、そちはただちにそのくつ下を持って国中の娘をたずねてあるけ。そのくつ下に足がぴったり合った娘こそ王子の嫁じゃあ。
こうしゃくがガラスのくつ下を持って娘を探していることは街中の評判になりました。その娘こそ王子様のおきさきになれるというのです。
【ねずみ3】ケガは?あっ、くつ下、くつ下、ガラスのくつ下が。
【シンデレラ】あ~。すっかりあの時に忘れてきたわ。魔法がとけて馬車はかぼちゃになって、馬はねずみに戻ってしまったわ。でも楽しかったわ。王子様って立派な方。
魔法が解けて気がつくと、シンデレラは元のボロ服のまま森の中に放り出されていました。でも不思議なことに片方のガラスのくつ下だけが光っていました。
【王様】う~ん。なんじゃと。あの娘を逃がしたと。
【こうしゃく】あ~、なんとも申し訳がありません。
【王様】 ああ、きさま、王子とぐるになってわしをだましおったな。その首をちょんぎってくれるわ。
【こうしゃく】いえいえ、王様。王子様はあの娘と結婚したいと申されております
【王様】なに。わはははは。王子はあの娘と結婚したいといいおったか。あははは。こりゃあめでたい。
【こうしゃく】ところがでがす。残っていたものはこのガラスのくつ下だけ。名前もところも分かりませんのです。
【王様】ああ、よしよし。えー、そちはただちにそのくつ下を持って国中の娘をたずねてあるけ。そのくつ下に足がぴったり合った娘こそ王子の嫁じゃあ。
こうしゃくがガラスのくつ下を持って娘を探していることは街中の評判になりました。その娘こそ王子様のおきさきになれるというのです。
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