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1章 はじまり
旅立ち
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前回のあらすじ
ンンーン達は第3支部長ショウシを倒し、展示館にて飾られている人達を病院送りにした。
リッツ「なんで悪意ある言い方するの!?普通に助けて救急車に乗せただけだよ!」
その夜ーーーー
リッツ父「今日は娘を助けてくださりありがとうございます。お礼に私たちが作ったご馳走をどうぞ。」
そういってリッツの家族が作ってくださった料理に舌鼓を打つだろう。
ンンーン「これはうまい!ありがたい。旅に出るとこういう凝った料理はできなくてな。」
スケルス「本当においしいね!」
二人とも喜んで感謝の言葉を言うだろう。
ンンーン「しかし、父親は坊さん、母親は幽霊だとはな。念仏を唱えている間透けるということに納得いく。」
リッツ「うん。でも幽霊とのハーフの僧侶は霊とお話しできるから無事に成仏させることができるって他の僧侶よりも一目置かれる存在なんだよ。その分命にかかわるけども。」
慣れたようでさらりと言ってのけるだろう。
リッツ「ところでなんでンンーンとスケルスは帝国に敵対しようとしているの?」
リッツは気になったことを聞くとピクリと反応した後、シリアスの空気になるだろう。
ンンーン「スケルス・・・。頼みがある。これから話すのはいざという時に全力を出せなかったら拙を目覚めさせてほしい。」
スケルス「じゃあその時になるまで寝てていい?」
いつの間にか布団に入って寝ようとしている。
ンンーン「だめだ。」
そういって回想が始まるだろうーーーー。
俺には一人親友がいたんだ・・・。
その人は両親の教えで忍者の英才教育を受けていたんだ。
シルエットで巻物と巻き物(鉄火巻き)の間に人間の子供が立っている。
リッツ「親が巻物なの!?母親に至っては鉄火巻きだし!?」
ンンーン「突然変異で巻物と巻き物の間に人間が生まれたんだ。話を続けるぞ。」
その子供の名前は影将。忍者のトップにするために名付けられたそうだ。
両親のおかげでめきめきと才を発揮し、あっという間に忍者としての力が身についていったんだ。
しかし、事件は起きた。
拙と影将は二人で遊びになったんだがそこで展示場の関係者と名乗る者が影将をさらっていったんだ。
拙は必死に影将を取り戻そうとしたんだがあいつらに勝てなかった・・・。
そしてそのまま影将は連れ去られた。拙はその時に助けられなかった自分が許せなかった。
拙はそのあと両親に報告した。当然怒ったが拙に当たらないとやってられなかっただろうな。
しばらく怒った後拙に
影将父「すまなかった。しばらくわしが鍛えよう。影将を助けてくれ・・・!」
巻物なのに曲がってお辞儀をして拙に頼んでくれたのだ。
ンンーン「拙が・・・?」
影将父「恥ずかしいがわしは巻物の身。妻も鉄火巻きと救い出すには向いておらん。お主が頼りなんじゃ
・・・!」
影将父が申し訳なさそうに頼むのが印象的だった。
ンンーン「分かった。では拙にご教授を!」
膝まずいて頼んだがそこから修行の日々だった。
ーーーー5年後。
影将父「見違えたな。ンンーン。」
ンンーン「あぁ、拙もお世話になった。」
そういってキュウリになっているンンーン。
リッツ「なんでキュウリ!?」
回想の中にツッコむだろう。
ンンーン「では拙はこれで行く。」
影将父「あぁ。達者でな・・・。」
そういって拙は旅に出たのであった・・・。
ンンーン「これが拙の旅に出る理由だ。」そういって話を終えるだろう。
スケルス「あれ?オレサマが出る幕ある?」
ンンーン「今となってはもう拙と同い年。あれだけ修行に励んだ影将が大人しく捕まっているとは考えにくい。場合によっては敵の用心棒になっている可能性もある。スケルス。もし影将が敵となって迷いが生じたときに目を覚まさせてほしい。」
ンンーンが頭を下げて頼むだろう。
スケルス「分かった!その時は任せてね!」ぐっと指を立てるだろう。
リッツ「スケルスはどんな理由で旅に出たの?」
リッツは今度はスケルスに聞く。
スケルス「オレサマはンンーンのハジケに見惚れたんだ!あの時のオレサマはハジケなんて知らなかったからあんな驚きを見せられたらオレサマもハジケたい!そう思ってついてきたんだ!」
と嬉しそうに語るだろう。
ンンーン「スケルス、質問はハジケの絶好のチャンスだと言っておいただろ?ハジケなくてどうする?」
スケルス「あ、そうだね・・。ごめん!」
そういって反省する。
リッツ「ハジケって何?」
リッツがハジケについて聞くと
スケルス「ハジケは「メタ的なギャグを利用する技術」で誰でも使える能力なんだよ!これを使えばほんの少し現実を変えることができるんだ!ただし、ハジケる・・・面白いことをしなきゃいけないっていう不利点があるけどね!」
カタカタと話していると
ンンーンはトントンとスケルスの肩を叩く。
スケルスは背後を見るとそこには強面の表情で無言で睨むンンーンの姿があった。
今にも殴りそうな雰囲気で数秒睨んだのち
ンンーン「いいハジケっぷりだ!」
がっしりとスケルスを抱く。
スケルス「やったー!オレサマ嬉しいよー!!」
その抱擁に答えるかのように抱き返す。
リッツ「はぁ!?なんで!?今質問はハジケの絶好のチャンスって!!」
リッツは訳が分からずツッコむだろう。
やいのやいのと宴が続き、夜も更けた。
ンンーンは縁側に座り星を見ていた。
リッツ「まだ起きていたの?」
その様子を見てリッツはンンーンに声をかける。
ンンーン「リッツか。久しぶりに楽しい時間を過ごした。礼を言う。」
リッツ「そんな・・・。助けてもらったのは私の方なのに。」
ンンーン「すまんな。気の利いたボケができない。」
リッツ「いや、やらなくていいよ。」
ンンーンはそういったのち深くため息をついたのち
ンンーン「ハジケってのはな・・・。「こうしたら楽しいだろうなー。」「こうしてふざけたいなー」とシリアスな雰囲気をぶっ壊すためにあるんだ・・・。拙の方が今シリアスの雰囲気に飲まれていてこのままではまともに戦えないかもしれぬな。」
ンンーンは自分のふがいなさを噛みしめて自分の膝に拳を叩きつける。
すると拳が跳ね返されて時計の鳥が飛び出し、
鳥「ポッポー!ポッポー!」
と出てくる。
その様子をやるせない顔をしながら見つめて
ンンーン「こんな誰でも思いつくギャグしかできないのはダメだ。もう寝よう。」
そう言って立ち上がろうとすると
リッツ「ちょっといい?」
とリッツはンンーンは話題を切り出そうとしている。
ンンーン「なんだ?」
リッツ「私をンンーン達の旅に連れて行ってください!」
そういって90度のお辞儀をしてンンーンに頼み込む。
ンンーン「なぜだ?今日でも危険な目にあったのだろう?それでも付いていく理由は何だ?」
リッツ「楽しかったから・・・」
ンンーン「ん?」
怪訝そうな声を出し、もう一度聞きたいという素振りを見せる。
リッツ「私もハジケたいんだ。だからお願い!私も同行させてください!」
と必死に頼み込む。
ンンーン「拙だって守り切れるわけでもない。オリズム帝国も強敵揃いで危険だ。それでもいいか?」
リッツ「うん。私、ンンーンに迷惑をかけない。だから・・・」
ンンーンはしばらく黙るだろう。
するとたくましい上腕二頭筋がパカリと空いて
上腕二頭筋「好きにするといいぜ。」
と男らしい答えを出すだろう。
リッツ「本当に!?」
上腕二頭筋「俺の筋肉に誓って守ってやる。」
と自らの腕の筋肉をアピールする。
ンンーン「親には話しつけておけよ。」
リッツ「うん!」
そういうと両親に話をするために去っていくだろう。
ンンーン「・・・楽しかったから・・・か。」
ふっと月を見てその言葉を噛みしめる。
リッツ「それではお母さん、行ってきます!」
リッツ母「大丈夫かしら?」
さすがに不安になり心配そうに浮いているリッツの母親。
リッツ父「気を付けるんだぞ。」
そういって見送る。
リッツ「うん。行ってきます!」
そういってリッツはンンーンとスケルスとともに旅立ったのであった・・・。
ンンーン達は第3支部長ショウシを倒し、展示館にて飾られている人達を病院送りにした。
リッツ「なんで悪意ある言い方するの!?普通に助けて救急車に乗せただけだよ!」
その夜ーーーー
リッツ父「今日は娘を助けてくださりありがとうございます。お礼に私たちが作ったご馳走をどうぞ。」
そういってリッツの家族が作ってくださった料理に舌鼓を打つだろう。
ンンーン「これはうまい!ありがたい。旅に出るとこういう凝った料理はできなくてな。」
スケルス「本当においしいね!」
二人とも喜んで感謝の言葉を言うだろう。
ンンーン「しかし、父親は坊さん、母親は幽霊だとはな。念仏を唱えている間透けるということに納得いく。」
リッツ「うん。でも幽霊とのハーフの僧侶は霊とお話しできるから無事に成仏させることができるって他の僧侶よりも一目置かれる存在なんだよ。その分命にかかわるけども。」
慣れたようでさらりと言ってのけるだろう。
リッツ「ところでなんでンンーンとスケルスは帝国に敵対しようとしているの?」
リッツは気になったことを聞くとピクリと反応した後、シリアスの空気になるだろう。
ンンーン「スケルス・・・。頼みがある。これから話すのはいざという時に全力を出せなかったら拙を目覚めさせてほしい。」
スケルス「じゃあその時になるまで寝てていい?」
いつの間にか布団に入って寝ようとしている。
ンンーン「だめだ。」
そういって回想が始まるだろうーーーー。
俺には一人親友がいたんだ・・・。
その人は両親の教えで忍者の英才教育を受けていたんだ。
シルエットで巻物と巻き物(鉄火巻き)の間に人間の子供が立っている。
リッツ「親が巻物なの!?母親に至っては鉄火巻きだし!?」
ンンーン「突然変異で巻物と巻き物の間に人間が生まれたんだ。話を続けるぞ。」
その子供の名前は影将。忍者のトップにするために名付けられたそうだ。
両親のおかげでめきめきと才を発揮し、あっという間に忍者としての力が身についていったんだ。
しかし、事件は起きた。
拙と影将は二人で遊びになったんだがそこで展示場の関係者と名乗る者が影将をさらっていったんだ。
拙は必死に影将を取り戻そうとしたんだがあいつらに勝てなかった・・・。
そしてそのまま影将は連れ去られた。拙はその時に助けられなかった自分が許せなかった。
拙はそのあと両親に報告した。当然怒ったが拙に当たらないとやってられなかっただろうな。
しばらく怒った後拙に
影将父「すまなかった。しばらくわしが鍛えよう。影将を助けてくれ・・・!」
巻物なのに曲がってお辞儀をして拙に頼んでくれたのだ。
ンンーン「拙が・・・?」
影将父「恥ずかしいがわしは巻物の身。妻も鉄火巻きと救い出すには向いておらん。お主が頼りなんじゃ
・・・!」
影将父が申し訳なさそうに頼むのが印象的だった。
ンンーン「分かった。では拙にご教授を!」
膝まずいて頼んだがそこから修行の日々だった。
ーーーー5年後。
影将父「見違えたな。ンンーン。」
ンンーン「あぁ、拙もお世話になった。」
そういってキュウリになっているンンーン。
リッツ「なんでキュウリ!?」
回想の中にツッコむだろう。
ンンーン「では拙はこれで行く。」
影将父「あぁ。達者でな・・・。」
そういって拙は旅に出たのであった・・・。
ンンーン「これが拙の旅に出る理由だ。」そういって話を終えるだろう。
スケルス「あれ?オレサマが出る幕ある?」
ンンーン「今となってはもう拙と同い年。あれだけ修行に励んだ影将が大人しく捕まっているとは考えにくい。場合によっては敵の用心棒になっている可能性もある。スケルス。もし影将が敵となって迷いが生じたときに目を覚まさせてほしい。」
ンンーンが頭を下げて頼むだろう。
スケルス「分かった!その時は任せてね!」ぐっと指を立てるだろう。
リッツ「スケルスはどんな理由で旅に出たの?」
リッツは今度はスケルスに聞く。
スケルス「オレサマはンンーンのハジケに見惚れたんだ!あの時のオレサマはハジケなんて知らなかったからあんな驚きを見せられたらオレサマもハジケたい!そう思ってついてきたんだ!」
と嬉しそうに語るだろう。
ンンーン「スケルス、質問はハジケの絶好のチャンスだと言っておいただろ?ハジケなくてどうする?」
スケルス「あ、そうだね・・。ごめん!」
そういって反省する。
リッツ「ハジケって何?」
リッツがハジケについて聞くと
スケルス「ハジケは「メタ的なギャグを利用する技術」で誰でも使える能力なんだよ!これを使えばほんの少し現実を変えることができるんだ!ただし、ハジケる・・・面白いことをしなきゃいけないっていう不利点があるけどね!」
カタカタと話していると
ンンーンはトントンとスケルスの肩を叩く。
スケルスは背後を見るとそこには強面の表情で無言で睨むンンーンの姿があった。
今にも殴りそうな雰囲気で数秒睨んだのち
ンンーン「いいハジケっぷりだ!」
がっしりとスケルスを抱く。
スケルス「やったー!オレサマ嬉しいよー!!」
その抱擁に答えるかのように抱き返す。
リッツ「はぁ!?なんで!?今質問はハジケの絶好のチャンスって!!」
リッツは訳が分からずツッコむだろう。
やいのやいのと宴が続き、夜も更けた。
ンンーンは縁側に座り星を見ていた。
リッツ「まだ起きていたの?」
その様子を見てリッツはンンーンに声をかける。
ンンーン「リッツか。久しぶりに楽しい時間を過ごした。礼を言う。」
リッツ「そんな・・・。助けてもらったのは私の方なのに。」
ンンーン「すまんな。気の利いたボケができない。」
リッツ「いや、やらなくていいよ。」
ンンーンはそういったのち深くため息をついたのち
ンンーン「ハジケってのはな・・・。「こうしたら楽しいだろうなー。」「こうしてふざけたいなー」とシリアスな雰囲気をぶっ壊すためにあるんだ・・・。拙の方が今シリアスの雰囲気に飲まれていてこのままではまともに戦えないかもしれぬな。」
ンンーンは自分のふがいなさを噛みしめて自分の膝に拳を叩きつける。
すると拳が跳ね返されて時計の鳥が飛び出し、
鳥「ポッポー!ポッポー!」
と出てくる。
その様子をやるせない顔をしながら見つめて
ンンーン「こんな誰でも思いつくギャグしかできないのはダメだ。もう寝よう。」
そう言って立ち上がろうとすると
リッツ「ちょっといい?」
とリッツはンンーンは話題を切り出そうとしている。
ンンーン「なんだ?」
リッツ「私をンンーン達の旅に連れて行ってください!」
そういって90度のお辞儀をしてンンーンに頼み込む。
ンンーン「なぜだ?今日でも危険な目にあったのだろう?それでも付いていく理由は何だ?」
リッツ「楽しかったから・・・」
ンンーン「ん?」
怪訝そうな声を出し、もう一度聞きたいという素振りを見せる。
リッツ「私もハジケたいんだ。だからお願い!私も同行させてください!」
と必死に頼み込む。
ンンーン「拙だって守り切れるわけでもない。オリズム帝国も強敵揃いで危険だ。それでもいいか?」
リッツ「うん。私、ンンーンに迷惑をかけない。だから・・・」
ンンーンはしばらく黙るだろう。
するとたくましい上腕二頭筋がパカリと空いて
上腕二頭筋「好きにするといいぜ。」
と男らしい答えを出すだろう。
リッツ「本当に!?」
上腕二頭筋「俺の筋肉に誓って守ってやる。」
と自らの腕の筋肉をアピールする。
ンンーン「親には話しつけておけよ。」
リッツ「うん!」
そういうと両親に話をするために去っていくだろう。
ンンーン「・・・楽しかったから・・・か。」
ふっと月を見てその言葉を噛みしめる。
リッツ「それではお母さん、行ってきます!」
リッツ母「大丈夫かしら?」
さすがに不安になり心配そうに浮いているリッツの母親。
リッツ父「気を付けるんだぞ。」
そういって見送る。
リッツ「うん。行ってきます!」
そういってリッツはンンーンとスケルスとともに旅立ったのであった・・・。
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