大好きなあなたに出会うまで

ひま

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#3

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「おはよー!」

「あっ、まおー佑馬先輩来た?」

「ほらっ」

「おはよう、凛」

奏のうしろから佑馬先輩がヒョコっと顔を出した。
やっぱり爽やかだ、持てる理由は優しくて爽やかイケメンのとこか。でもこうゆう人にも裏があるかもだから気を付けないといけない。

「朝からあっついね~、何かアイス買おう。」

「俺も欲しい!」

「私買ってくるよ、凛も一緒に行こ!」

私の手を引っ張って走りだし、人並みの少ないところに来た。

「どうしたの?アイス屋はあっちだよ」

「凛ごめんだけど財布出して」
 
「はいっ」

「はい、買ってきて?」

「え?だって」

「聞こえなかった?アイス、買ってきて?」

「わ、わかった。」

財布を取り出すと買ってこいと脅されてどうすればいいのか分からなくなってとりあえず買いに行くことにした。だからなんか嫌な予感がしたんだ。
あれがぶりっ子王か。

「佑馬先輩~」

「どした?あれ、凛は?」

「凛はトイレに行ってます。店員さんが少し時間かかるかもって言ったから一回戻ってきた。」

「すみません。遅れてしまいました。」

「いいよいいよ、アイスありがとう」

「ご苦労様」

他の人に買わせといてなにその態度。奏と遊びたくない。こうゆうところをなくしてほしい。

「ねぇ佑馬先輩?二人で観覧車乗りません?」

「でも凛が。」

「わたしは大丈夫!何か暇つぶししとくから二人で乗ってていいよ!」

「わかった。ごめんな、んじゃ行ってくる。」

奏からの視線はナイスと言っているようだった。

「ふぅ...本当に暇だな。
うわっ!?」

「あの~。ここのカップ遊具に行きたいんですけど、地図をなくしちゃって、教えてもらってもいいですか?」

「あ、はい。」

「ちょっと待って?」

「どうしました?」

「凛?」

「凛ですけど?なんで知ってるんですか?
って、あぁ!優心と宏太?」 

「そうそう!」

声をかけてきた人は優心と宏太だった。
顔は知らないけど聞いたこのある声、確かにそうだ。

︵まって、どっちもイケメン。こうゆうときテンパっちゃうから冷静に!︶

「ねぇ凛?時間ある?よかったら遊ぼうよ!俺ら東京から来て、偶然ここに行こうってなったからもう来ないかもしれない。だから遊ぼう!」

「いいけど、友達待ってるから少しだけだったら。」

「決まり!行こ。」

︵こんなイケメン奏に見せたら追っちゃうよ。迷惑かけないようにしなきゃ。︶

「ってゆうか友達は何してるの?」

「先輩と二人で観覧車乗ってる。」

「凛は?」

「待っててって言われて暇してた。」

「最低やな。」

「いいの。ちょうど一人になりたかったし。」

誤魔化して安心させようとしたら逆に心配そうな顔になった。
やらかした。

「今日帰ってからまたやろうな。ばいばい」

「ばいばい」

「凛~遅くなったね。観覧車以外にも他のところに寄ってたからごめん!そろそろ帰ろ!また今度遊ぼう」

「うん。。。」

まおと遊ぶと毎回こうだ。佑馬先輩は申し訳なさそうな顔でごめんと示していた。

「ただいま~!。。。」




 















    
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