愛される者

第一話

眩しい光の中、目が覚めた。白い光で満ちている。

ここはどこ？

あたりを見回してみると、床に土下座している人？達がいた。おそるおそる声をかけて見ると

「「「「「「「「「「すみませんでした」」」」」」」」」」」」」

ワーオ、見事にはもった。はっ、感心している場合ではない。大体予想はついているが聞いてみた。

「ここはどこで、あなたたちは誰ですか？」

「失礼しました。ここは神界です。そして、私たちはこの世を司る神です。この度は、地球の神と運命の神の不注意で、あなたを不幸な運命にしてしまったことを謝罪しに、全ての神で来たのです。」

女の綺麗な神様がそういった。

「そうですか。分かりました。それで私はどうなるんですか？」

私は昔から、状況を冷静に判断する事ができたので、冷静にいられた。

「あなたには、地球と別の世界で暮らして、愛される事のうれしさなどを知ってもらいたいと思います。」

さらに質問した。

「それは転生ですか？それとも転移になるんですか」

「姿などは変えますが、一応、転移と言えるでしょう」

などとそんなことを聞いていたらほかの神様が話に入ってきた。

「あなたにはわしたちの加護を与えよう。他にいるものはあるかなー。」

「すべて任せます。容姿も好きにしていいですよ。」

「分かりました。おっと、その前にわしたちの名前を教えよう。わしは創造神のクリエイ・オーロラだ。家族だと思って、気軽にクリエイおじいちゃんとでも呼んでくれ」

創造神とは、創造する神様なのだろうか。

「次はわたしです。女神のガーディス・オーロラです。私のことはガーデお母さんと呼んでくれる？」

女神のように美しいから間違いないな。

「俺は武神のシュアート・オーロラだ。シュアートお父さんと呼んでくれ。」

強いのかな？後で聞いてみよう。

「俺は魔法神のジック・オーロラだよ。ジック兄さんと呼んでね。」

魔法って私も使えるようになるのかな?

「僕は生活の神ラット・オーロラ、よろしく。ラット兄さんと呼んでほしいな♪」

何をするのかな。想像がつかないなぁ。

「私は自然の神ネイスト・オーロラ、ネイスト姉さまと呼んでね」

自然っていいな。

「私は運命の神ジェニー・オーロラ。今回は私のせいでこんなことになってしまってごめんなさい。わたしにできることならなんでもやるからね。あっ、ジェニー姉さまと呼んでね」

運命って何をするのかな。操れるのかな？

「私は生産の神ロック・オーロラよ。ロック姉さまと呼んでね。」

商売ができるのかな？意外だな。

「俺は地球の神アース・オーロラ。本当にすまなかった。俺がきちんと管理していればこんなことにはならなかったのに。アースと呼んでかまわないぞ」

名前が安直すぎる。

「異世界の神アーダ・オーロラ。アースのように管理を怠っていないから安心してね。アーダと好きに呼んでいいよ。」

それぞれの紹介があった後、私もあいさつした。

「私は裏野未麗。よろしくね。あとジェニー姉さまとアースのことはもう怒ってないからいいよ(⌒∇⌒)。」

「「「「「「「「「「ボソッ　かわいい　天使がいる」」」」」」」」」」」

「ん？みんなどうかした？」

「「「「「「「「「「何でもないよ（無自覚すぎる）」」」」」」」」」」

※そう、未麗は自分では無自覚だが、凄く可愛く美しいのだ。←言っていることが矛盾している

私はそこでふと疑問に思った。神様にもファミリーネームがあるのか。すべての紹介が終わった後、私の身体が光り始めた。そして意識も朦朧としてきた。最後に神様が何か言った気がしたがそのまま意識を飛ばしてしまった。