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ナイトプールが出会いの場だと知らずに友達に連れてこられた地味な大学生がド派手な美しい男にナンパされて口説かれる話
2話
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プールから出ると、もう一人では立てない海斗をケータは軽々と抱き上げた。
デッキチェアに少しだけ海斗を降ろすとケータはアロハシャツを羽織りサングラスを再び掛けると、傍を通りかかったスタッフに声を掛けて受け取ったバスタオルで海斗をくるりとくるんだ。
「ケイ、お持ち帰りなんて、珍しいじゃん」
つーか、初めて?
そう言ってこちらもまたケータのように背が高く、サングラスをして、耳に沢山のピアスを付けた茶色の髪の派手な男。その男がケータの腕の中にいる海斗を覗き込んできた。
「見んじゃねぇよ」
ケータの甘い声から想像もつかない低い声にびっくりしてケータを見上げると、あ、と小さく呟いて
「ごめん、うみ。怖かったね」
海斗の顔をケータの胸に隠すように抱き直した。
「明日、朝早いかんな。可愛こちゃんと寝坊すんなよ」
ケータの怖い声に男は怯みもせずにひらひらと手を振って行ってしまった。
ケータはビーチサンダルをそのまま引っ掛けて、デッキチェアの横に置いてあった海斗の荷物を持つと再び海斗を抱き上げてプールサイドを後にした。
「プールから直行できるタイプの部屋だから心配しないでね。ホテルのフロント通ったりしないから」
そう囁いて南国ムード漂うプールのロビーにあるエレベーターに乗り込むとシャツの胸ポケットからカードキーを取り出して、エレベーターのボタンのところにあるガード口に差し込んだ。
すると一番上にあるボタンが光り、ケータはそこをうっとりするほど綺麗な指で押した。
都内屈指のホテルの最上階。
何だか経験したことがないようなことが、地味な大学生には縁遠いようなことが次から次へと起こる。
色んなことを考えなければいけない気がするけれど、部屋に向かいながらもケータはあちこちにキスを落とすものだから、海斗は何も考えられなくてここまで連れ込まれてしまった。
テレビでしか見たことのないような部屋。男二人で入ってもまだまだ余裕のある大きな丸いジャグジーのあるバスルームには大きな窓があって宝石箱をひっくり返したみたいな東京の夜景が見える。
気が付いたら男の手管で水着はするりと脱がされていて、 一糸纏わぬ姿で抱き締められてジャグジーの中。
「ふ…… ぅんんっ」
温かいジャグジーのお湯に声を漏らすと、また唇が塞がれた。
「あっ……」
ケータの綺麗な指が胸の先をきゅっとつまんだ。
「こんな可愛い乳首、見せたままプール入るのもう禁止だからね……プールで俺にキスされてから、ずっと乳首ツンって勃ってるの気付いてた?」
あんまり可愛いからプールで犯してやろうかと思ったよ、と宝石みたいな瞳が獰猛に光った。
あぁ、やっぱり最初に感じた怖いと思った第一印象で当たっていたのかもしれない。怖くて、危ない海斗なんかには手に負えない男だったのだ。
ぢゅう、と強く乳首を吸われて、腰が震えた。とっくに熱くなっているペニスをぐちゅぐちゅと擦られる。 達しそうになると、根本をぎゅっと抑えられる。乳首がぷっくり赤く腫れ上がるまで。男は満足するまでたっぷりと愛らしい乳首を楽しんだ後ジャグジーの縁に海斗を座らせた。
「うみ、脚広げて」
ジャグジーの熱でぼんやりしていたら、とんでもないところに、指先が充てられた。
「まっ……待って……ケータっ……や……そんなとこ……っやだぁ」
「だぁめ。ここに俺の入れてセックスするんだよ」
そう言って、何かぬるりとした感覚を伴って指が入ってくる。
「やだぁ……怖い……」
ぐちゅぐちゅと狭い穴を長い指が抉って、海斗は首をいやいやと子供のように首を振る。
「うみ。大丈夫。力抜いて……ね、これ痛くないでしょ?」
くちゅりと音を立てて躯の中に埋めた指をゆっくりと入れたり出したりしながら、ケータが言う。ブルーグレーの目許が情欲で色づいているのがひどく色っぽくて、見ているだけで海斗は自分の顔が赤くなるのを感じた。こくり、とケータの言葉に頷く。
「俺の目見てて……うんと気持ちよくしてあげる。気持ちいいことはすき?」
恥ずかしいことを聞かれているのに、どうしてだろう。この瞳から目を逸らせない。嘘をつけない。
熱に浮かされたように、こくり、と頷いたとき。
「いいこだね。うみ」
そう言って、中の指がぐり、とある一点を押した。
「あぁっ……なにっ?」
ケータの指が触れた粘膜から溶けてしまいそうなくらいの熱が産まれ、そのまま思いっきり精液を吐き出してしまった。 ぴしゃりと吐き出された 精液は綺麗なケータの顔に掛かってしまった。
その精液をケータは指でそっと掬ってぺろりと舐めると
「うみのイイトコ、みーつけた」
と、妖しい仕種から、綺麗な瞳からどうしても目が離せない。
「やっ……ゆび、ぐちゃってしないで……っあ……」
「どうして? うみ、気持ち良さそうじゃん……ほら、気持ち良さそうに少し柔らかくなったよ……」
そう言って指を増やされた。
「あっあっ……」
さっきより太いものに拡げられる感覚が気持ちよくて、声が出てしまうなんて、そんな。
「すごい……もっとって吸い付いてくるみたい……もう一本いけるかな……」
のぼせたような火照った声でケータは言うと、指を三本にまで増やされた。
「あー……っうそ、きもちいい……っ」
彼の指を三本も入れられてるのに、気持ちよくてゆらゆら腰を揺らしてしまったところで。
ずるり、と指が抜かれる。
どうして抜いちゃうの……寂しい……
ナカをいっぱいに満たされる感覚を奪われたのが寂しくてうみが見上げると、ざぱり、とジャグジーの中から立ち上がったケータに抱き上げられた。
「……っうみ、なんて、顔してんの……指で中弄られるの気持ちよかったの? ほんと、やらしい……」
ケータは顔を赤くして、 はぁはぁと息を乱しながら、寝室に向かった。
デッキチェアに少しだけ海斗を降ろすとケータはアロハシャツを羽織りサングラスを再び掛けると、傍を通りかかったスタッフに声を掛けて受け取ったバスタオルで海斗をくるりとくるんだ。
「ケイ、お持ち帰りなんて、珍しいじゃん」
つーか、初めて?
そう言ってこちらもまたケータのように背が高く、サングラスをして、耳に沢山のピアスを付けた茶色の髪の派手な男。その男がケータの腕の中にいる海斗を覗き込んできた。
「見んじゃねぇよ」
ケータの甘い声から想像もつかない低い声にびっくりしてケータを見上げると、あ、と小さく呟いて
「ごめん、うみ。怖かったね」
海斗の顔をケータの胸に隠すように抱き直した。
「明日、朝早いかんな。可愛こちゃんと寝坊すんなよ」
ケータの怖い声に男は怯みもせずにひらひらと手を振って行ってしまった。
ケータはビーチサンダルをそのまま引っ掛けて、デッキチェアの横に置いてあった海斗の荷物を持つと再び海斗を抱き上げてプールサイドを後にした。
「プールから直行できるタイプの部屋だから心配しないでね。ホテルのフロント通ったりしないから」
そう囁いて南国ムード漂うプールのロビーにあるエレベーターに乗り込むとシャツの胸ポケットからカードキーを取り出して、エレベーターのボタンのところにあるガード口に差し込んだ。
すると一番上にあるボタンが光り、ケータはそこをうっとりするほど綺麗な指で押した。
都内屈指のホテルの最上階。
何だか経験したことがないようなことが、地味な大学生には縁遠いようなことが次から次へと起こる。
色んなことを考えなければいけない気がするけれど、部屋に向かいながらもケータはあちこちにキスを落とすものだから、海斗は何も考えられなくてここまで連れ込まれてしまった。
テレビでしか見たことのないような部屋。男二人で入ってもまだまだ余裕のある大きな丸いジャグジーのあるバスルームには大きな窓があって宝石箱をひっくり返したみたいな東京の夜景が見える。
気が付いたら男の手管で水着はするりと脱がされていて、 一糸纏わぬ姿で抱き締められてジャグジーの中。
「ふ…… ぅんんっ」
温かいジャグジーのお湯に声を漏らすと、また唇が塞がれた。
「あっ……」
ケータの綺麗な指が胸の先をきゅっとつまんだ。
「こんな可愛い乳首、見せたままプール入るのもう禁止だからね……プールで俺にキスされてから、ずっと乳首ツンって勃ってるの気付いてた?」
あんまり可愛いからプールで犯してやろうかと思ったよ、と宝石みたいな瞳が獰猛に光った。
あぁ、やっぱり最初に感じた怖いと思った第一印象で当たっていたのかもしれない。怖くて、危ない海斗なんかには手に負えない男だったのだ。
ぢゅう、と強く乳首を吸われて、腰が震えた。とっくに熱くなっているペニスをぐちゅぐちゅと擦られる。 達しそうになると、根本をぎゅっと抑えられる。乳首がぷっくり赤く腫れ上がるまで。男は満足するまでたっぷりと愛らしい乳首を楽しんだ後ジャグジーの縁に海斗を座らせた。
「うみ、脚広げて」
ジャグジーの熱でぼんやりしていたら、とんでもないところに、指先が充てられた。
「まっ……待って……ケータっ……や……そんなとこ……っやだぁ」
「だぁめ。ここに俺の入れてセックスするんだよ」
そう言って、何かぬるりとした感覚を伴って指が入ってくる。
「やだぁ……怖い……」
ぐちゅぐちゅと狭い穴を長い指が抉って、海斗は首をいやいやと子供のように首を振る。
「うみ。大丈夫。力抜いて……ね、これ痛くないでしょ?」
くちゅりと音を立てて躯の中に埋めた指をゆっくりと入れたり出したりしながら、ケータが言う。ブルーグレーの目許が情欲で色づいているのがひどく色っぽくて、見ているだけで海斗は自分の顔が赤くなるのを感じた。こくり、とケータの言葉に頷く。
「俺の目見てて……うんと気持ちよくしてあげる。気持ちいいことはすき?」
恥ずかしいことを聞かれているのに、どうしてだろう。この瞳から目を逸らせない。嘘をつけない。
熱に浮かされたように、こくり、と頷いたとき。
「いいこだね。うみ」
そう言って、中の指がぐり、とある一点を押した。
「あぁっ……なにっ?」
ケータの指が触れた粘膜から溶けてしまいそうなくらいの熱が産まれ、そのまま思いっきり精液を吐き出してしまった。 ぴしゃりと吐き出された 精液は綺麗なケータの顔に掛かってしまった。
その精液をケータは指でそっと掬ってぺろりと舐めると
「うみのイイトコ、みーつけた」
と、妖しい仕種から、綺麗な瞳からどうしても目が離せない。
「やっ……ゆび、ぐちゃってしないで……っあ……」
「どうして? うみ、気持ち良さそうじゃん……ほら、気持ち良さそうに少し柔らかくなったよ……」
そう言って指を増やされた。
「あっあっ……」
さっきより太いものに拡げられる感覚が気持ちよくて、声が出てしまうなんて、そんな。
「すごい……もっとって吸い付いてくるみたい……もう一本いけるかな……」
のぼせたような火照った声でケータは言うと、指を三本にまで増やされた。
「あー……っうそ、きもちいい……っ」
彼の指を三本も入れられてるのに、気持ちよくてゆらゆら腰を揺らしてしまったところで。
ずるり、と指が抜かれる。
どうして抜いちゃうの……寂しい……
ナカをいっぱいに満たされる感覚を奪われたのが寂しくてうみが見上げると、ざぱり、とジャグジーの中から立ち上がったケータに抱き上げられた。
「……っうみ、なんて、顔してんの……指で中弄られるの気持ちよかったの? ほんと、やらしい……」
ケータは顔を赤くして、 はぁはぁと息を乱しながら、寝室に向かった。
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