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14話
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「あっ……あっ……綾人っ……それ、も、やだぁ…………」
「もうちょっと我慢してね、ハル……ココが俺以外の感覚を思い出さないようにしてあげるから」
大きく開かれた脚の間には艶やかな綾人の髪が覗く。綾人が其処に顔を埋めてからもう何分……いや、何十分経ったのだろうか。ぬるり、と濡れて熱い舌が陽也がいつも綾人を受け入れる秘孔をゆっくりと丹念に舐め溶かしている。他人が触れた記憶を洗い流そうとするように、襞を一つずつ舐めて浄めるように。それから汚い指が触れた中に舌は潜る。
「綾人……熱い……っ」
ぬるぬると舌を滑らせて内壁を丁寧に舐めると、ぴちゃぴちゃと濡れた音が響く。それが恥ずかしくて恥ずかしくて陽也は両手で顔を覆ってしまう。綾人の舌だけでなく吐息も敏感なところに触れるとまるで、火でも点いてしまいそうに熱い。とんでもないところを舐め溶かされてるというのに、敏感な粘膜と粘膜が触れ合う刺激に耐えられず、既に陽也の腹部には陽也が吐き出した白濁が溢れ落ちている。それなのに、にゅる、とまるで性器を抽挿しているかのように舌を出し入れされている感覚に陽也の屹立からはとろとろと透明な雫が滴り落ちるのが止まらない。溢れた透明な雫は、つ……と濃い桃色になって震える陰茎を伝って綾人の唾液でぐっしょりと湿った後孔を更に濡らす。濡れて爛れて蕩けている秘孔を熱く濡れた粘膜で掻き回されて……
「ココ……ひくひくしてきた……」
初めて抱かれてから数日と置かずに頻繁に抱かれていて、それも奥深くまで拓かれる快感を嫌というほどに教え込まれた躯には、入り口のほんの数センチのところをぐずぐずと溶かすような愛撫に奥が疼いて疼いて仕方なかった。
細かく痙攣するかのような動きを見せる秘孔に綾人の長い長い指が挿しこまれると、ぐちゃ……とまるで陽也自身が女の子になってしまったかのように濡れた音がした。
「ひ……っあ……っ」
入り口を舐められながら、奥に射し込まれた指の腹に陽也がどうしようもなく乱れてしまう小さな痼を擦り上げられると、もっと熱くて固いものが欲しくなって、淫らに綾人の指を締め付けてしまう。
こんなにもどろどろになるまで躯を溶かされたのは初めてで、欲しくて、欲しくて、おかしくなりそうになって、綾人に瞳で訴えるのに、綾人は恍惚とした表情で陽也の疼く粘膜をくちゅくちゅと弄って、舐めて、溶かすだけで……
「あっ……綾人っ……も、我慢できな……っ」
頭の中まで舐め溶かされてしまったような感覚に、思わずねだるような言葉を口にすると、ぴたりと綾人の動きが止まった。
それから、漸くゆっくりと陽也の脚の間から顔を上げた。その瞳は獣のように熱く、鋭く陽也を射抜く。
「どうして欲しいのちゃんと言って」
濡れた綾人の唇から低く掠れた声。言葉は柔らかだが、とても逆らえるような音ではなく───
「綾人の……い……挿れて欲し……っんああっ」
命じられる儘に、陽也が言葉を口にした途端。
一気に奥まで貫かれて、陽也は喉を反らして、とろとろと先走りの液を垂らしていた屹立から白濁を吹き溢した。
普段の優しい物腰の綾人からは考えられないほどに滅茶苦茶に動かれて、揺さぶられる。今までの陽也だったら感じながらも怯えていた筈なのに。陽也は綾人の激しさに置いて行かれないように、綾人の頚筋に腕を回し、制服の上からは窺い知れなかった逞しい腰に脚を絡めた。その仕種が愛しくて、綾人は堪らなくなって奪うように口付けた。激しく腰を打ち付けて、甘い果実のような舌に絡み付くと、健気にも必死でちゅ……っと綾人の舌に吸い付いてくる。
口付けの合間に息も絶え絶えになりながら
「大好き……っ綾人……っ」
必死に想いを伝えながら、きゅうっと綾人にしがみつく陽也。
「俺も大好きだよ、ハル……愛してる……っ」
これ以上ないほどにきつく抱き合って、躯の一番奥で繋がって。
綾人を求めて蠢く陽也のナカに誘われるままに、夥しい量の白濁を吐き出しながら、漸く陽也の全てを手に入れた満足感に、綾人は唇に深く笑みを刻んだ。
「もうちょっと我慢してね、ハル……ココが俺以外の感覚を思い出さないようにしてあげるから」
大きく開かれた脚の間には艶やかな綾人の髪が覗く。綾人が其処に顔を埋めてからもう何分……いや、何十分経ったのだろうか。ぬるり、と濡れて熱い舌が陽也がいつも綾人を受け入れる秘孔をゆっくりと丹念に舐め溶かしている。他人が触れた記憶を洗い流そうとするように、襞を一つずつ舐めて浄めるように。それから汚い指が触れた中に舌は潜る。
「綾人……熱い……っ」
ぬるぬると舌を滑らせて内壁を丁寧に舐めると、ぴちゃぴちゃと濡れた音が響く。それが恥ずかしくて恥ずかしくて陽也は両手で顔を覆ってしまう。綾人の舌だけでなく吐息も敏感なところに触れるとまるで、火でも点いてしまいそうに熱い。とんでもないところを舐め溶かされてるというのに、敏感な粘膜と粘膜が触れ合う刺激に耐えられず、既に陽也の腹部には陽也が吐き出した白濁が溢れ落ちている。それなのに、にゅる、とまるで性器を抽挿しているかのように舌を出し入れされている感覚に陽也の屹立からはとろとろと透明な雫が滴り落ちるのが止まらない。溢れた透明な雫は、つ……と濃い桃色になって震える陰茎を伝って綾人の唾液でぐっしょりと湿った後孔を更に濡らす。濡れて爛れて蕩けている秘孔を熱く濡れた粘膜で掻き回されて……
「ココ……ひくひくしてきた……」
初めて抱かれてから数日と置かずに頻繁に抱かれていて、それも奥深くまで拓かれる快感を嫌というほどに教え込まれた躯には、入り口のほんの数センチのところをぐずぐずと溶かすような愛撫に奥が疼いて疼いて仕方なかった。
細かく痙攣するかのような動きを見せる秘孔に綾人の長い長い指が挿しこまれると、ぐちゃ……とまるで陽也自身が女の子になってしまったかのように濡れた音がした。
「ひ……っあ……っ」
入り口を舐められながら、奥に射し込まれた指の腹に陽也がどうしようもなく乱れてしまう小さな痼を擦り上げられると、もっと熱くて固いものが欲しくなって、淫らに綾人の指を締め付けてしまう。
こんなにもどろどろになるまで躯を溶かされたのは初めてで、欲しくて、欲しくて、おかしくなりそうになって、綾人に瞳で訴えるのに、綾人は恍惚とした表情で陽也の疼く粘膜をくちゅくちゅと弄って、舐めて、溶かすだけで……
「あっ……綾人っ……も、我慢できな……っ」
頭の中まで舐め溶かされてしまったような感覚に、思わずねだるような言葉を口にすると、ぴたりと綾人の動きが止まった。
それから、漸くゆっくりと陽也の脚の間から顔を上げた。その瞳は獣のように熱く、鋭く陽也を射抜く。
「どうして欲しいのちゃんと言って」
濡れた綾人の唇から低く掠れた声。言葉は柔らかだが、とても逆らえるような音ではなく───
「綾人の……い……挿れて欲し……っんああっ」
命じられる儘に、陽也が言葉を口にした途端。
一気に奥まで貫かれて、陽也は喉を反らして、とろとろと先走りの液を垂らしていた屹立から白濁を吹き溢した。
普段の優しい物腰の綾人からは考えられないほどに滅茶苦茶に動かれて、揺さぶられる。今までの陽也だったら感じながらも怯えていた筈なのに。陽也は綾人の激しさに置いて行かれないように、綾人の頚筋に腕を回し、制服の上からは窺い知れなかった逞しい腰に脚を絡めた。その仕種が愛しくて、綾人は堪らなくなって奪うように口付けた。激しく腰を打ち付けて、甘い果実のような舌に絡み付くと、健気にも必死でちゅ……っと綾人の舌に吸い付いてくる。
口付けの合間に息も絶え絶えになりながら
「大好き……っ綾人……っ」
必死に想いを伝えながら、きゅうっと綾人にしがみつく陽也。
「俺も大好きだよ、ハル……愛してる……っ」
これ以上ないほどにきつく抱き合って、躯の一番奥で繋がって。
綾人を求めて蠢く陽也のナカに誘われるままに、夥しい量の白濁を吐き出しながら、漸く陽也の全てを手に入れた満足感に、綾人は唇に深く笑みを刻んだ。
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