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番外編SS
夕方の×××
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「高弥?! おいっ! 高弥っ」
思わず理性を失って、愛しい体を本能のままに抱いてしまった直後。
ようやく我に返って腕の中の体がぐったりしてしまったことに気が付いた。
まだ物足りなくて、彼の体内にいたかったが、ぐったりしてしまった体を見て慌てて己を引き抜く。
急いで彼の呼吸や体温、脈拍や顔色を確認する。
「体あっちぃけど体温はそこまで高くねぇな。熱中症は大丈夫か」
そう呟くと沢村は急いで冷蔵庫に向かい、冷凍室から保冷剤の枕を取り出した。次に冷蔵庫を開けると、お馴染みの高弥手製の作り置きの麦茶のボトルを取る。
水出しではなく、沸かして作られたそれをグラスに注ぐ。
狭い部屋なので、ついでにタオルや高弥の新しいTシャツも引っ張り出してベッドに横たわる彼のもとへ急ぐ。
「高弥ぁ、お茶飲めるか?」
ぐったりと横たわる高弥に尋ねる。
「ん……」
散々吸ったため、赤くなっている唇から是と取れる声が漏れた。
意識は朦朧としているようだったが、そのことにホッとして体を抱き起こす。
沢村はグラスの麦茶をひと口含むと、高弥の唇をそっと塞いだ。
蒸せたりしないように、静かに沢村の口の中の液体を少しずつ高弥の口の中に移していく。
こくん、こくん、と喉のラインが動くのを見て、もうひと口、もうひと口、というようにゆっくり水分を摂らせる。
「……せ……い……」
「どした? 高弥」
口移しで麦茶を飲んでいる高弥から、細い声が漏れた。
聞き返した沢村の声は、普段は聞けないくらい甘く優しいものだった。
「さ……わむら……せんせ……」
「ん?」
たどたどしい高弥の声の先を優しく促す。
「お……ちゃ……」
「うん? もっとほしいか?」
お茶がもっとほしいというのだろうか? 汗で湿った髪を優しく撫でて尋ねる。
素直な様子を見せる高弥はいつも以上にうんと愛らしく、出会った頃の幼い彼みたいだ。思わず頬が緩んでしまう。
「も……いらな……ぬる……ぃ」
そう言って、高弥はふいっと顔を逸らせた。
「くっそ可愛くねぇ!!」
「うるさ……」
思わず叫んだ沢村に、高弥は眉を寄せて文句を言った後、ころりと頃がって沢村の腕の中からベッドに戻ると、すやすやと眠ってしまった。
「はぁ? マジ生意気だな、おい!」
なんて言ったが、すやすや眠り始めた高弥のためにボリュームは大分抑え気味だ。
ぐっすり眠っている様子を見ながら、そっと体を拭いてTシャツを替えてさせる。
体の中に自分が出した体液は、なるべく彼の中に残しておきたかったので、下肢は軽く周辺を拭うに留める。
体のケアをしてやってると、文句を言いたげにもにゅもにゅと唇を動かしたので、思いっきり吸ってやった。
柔らかくて気持ちいい感触の唇のお陰で沢村は機嫌を良くすると、枕を保冷効果のあるものに替えた。
これで大分マシだろうが、エアコンが来るまでまだ10日以上。
発情期も迎えるというのに、どうやって過ごすつもりなのか。
発情期の酷いときに窓など開けたりしたら、フェロモンの匂いが外に漏れてどんな危険な目に遭うのかもわからないというのか。
発情期ということを置いておいても、こんな気温の中エアコン無しで過ごすのは危険だ。
沢村は先程の交わりにより高弥のフェロモンが大分治まっているのを確認してから、窓を少しだけ開けた。
陽が傾き出したので、昼間よりはだいぶマシな風が入ってくる。
「でも、保冷剤が温くなる前に戻んねぇとな」
沢村は小さく呟いて部屋を後にした。
*******
「おー、あった。これこれ」
使わない備品を仕舞ってある倉庫の中に、沢村は目当てのものを見つけた。
広い病院の中、たまにエアコンが壊れる部屋が出てくることに備え、移動式の簡易エアコンが倉庫内に幾つかある。
「これ持ってってもあと2台残ってるし、借りてもいーだろ」
沢村はそう呟いて備品貸出の書類にサインをしたのち、キャスター付きの簡易エアコンをコロコロと押して運び出した。
「でも流石にバイクじゃこれ運べねぇよな……タクシーにすっかぁ」
廊下を歩いてるときだった。
「あれ? 沢村先生、昼くらいに帰りませんでした?」
夜勤のあと残るスタッフの手に負えなさそうな急患が来たので、それを手伝ってから昼過ぎに病院を出たことを知っている後輩の橋本だった。
「橋本ー! いいトコに来たな! お前車通勤だったよな」
「……そうですけど……まさか……」
沢村がコロコロと転がすものに橋本は目を留めた。
「これさー、バイクじゃ運べねぇじゃん? 車貸してくんねぇ」
「ですよねー……それバイク載んないですよね……車貸すのは別にいいですけど、どうしたんすか? 家のエアコンでも壊れました?」
「……まぁ」
珍しく少しばかり言い淀んだ沢村を、橋本は探偵のようにじっと見た。
「でも沢村先生んち、エアコン一台ってことは無さそうだから、エアコン壊れてもこんなもん持って帰る必要ないですよね? あ? もしかして高弥君の家のエアコンが壊れました?」
まるで名探偵が真実を見つけたみたいに朗々と話し出した橋本に対して、沢村は苦虫を噛み潰したような表情だ。
「っせぇな。だったら何だっつーんだよ」
「何だかんだで、沢村先生高弥君には優しいですよねー」
橋本はニヤニヤ笑ってポケットの中から車の鍵を出すと、沢村に差し出す。
「そんな顔しなくても大丈夫ですよー、俺は別にみんなに言って歩いたりしません」
「ったりめーだろ。そんなことしやがったら金輪際夜中にてめぇの電話出てやんねぇからな」
「わかってますよ。あ、沢村先生のバイク貸してくれるんだったら俺それで今日帰るんで、車は明日でもいいですよ。バイクの保険、年齢条件のやつですよね?」
いつもなら沢村に凄まれると、青くなって黙るくせに、妙に嬉しそうな橋本はご機嫌に言った。
「あー……それのが助かるな。保険は26歳以上のやつだから大丈夫」
反対に沢村の機嫌は急下降だが、今日はなんだか分が悪い。
「俺の車は南棟の駐車場のいつも停めてる辺りに今日も置いてますんで。じゃ高弥君によろしく伝えてください♡」
バイクの鍵を受け取った橋本は上機嫌に去って行った。
*******
橋本の車で移動式のエアコンを何とか高弥の部屋まで運び、コインパーキングに橋本の車を停めてから部屋に再び戻る。
移動式のエアコンとはいえ、エレベーターの無いアパートでそれを抱え、階段を登るのは面倒で汗だくになってしまった。だが、一旦戻ったときにスイッチを入れておいたエアコンのお陰で、部屋の熱気はかなりマシになっていた。
「やっぱエアコンだよなー」
満足気に頷きながら、ベッドに横たわる高弥を覗き込むと、まだぐっすりと眠っていた。
今度は冷やし過ぎにならないようにと、保冷剤は外してタオルケットを腹に掛けてやっても高弥は目を覚ます様子は無かった。
「熱中症……はやっぱ大丈夫そうだよな……疲れてるだけだと思うんだが」
こうも目を覚まさないと心配になってしまう。
沢村はしばし考えてから、高弥の冷蔵庫の中からコーラを取り出した。それからテレビを点けて、音量を大きくした。
「うぉ!これでホーム10連勝じゃん!」
大きな声を出してみた。すると。
「……家主が寝てんだから、配慮とかできないんですかね……」
聞きたかった声が聞こえた。
「おー、おー。やっと起きたか。お前全然起きねぇから死んだと思ったわー」
沢村は高弥に気付かれないように安堵の吐息を漏らした。
これで沢村は車買うこと決めたらしいです。
思わず理性を失って、愛しい体を本能のままに抱いてしまった直後。
ようやく我に返って腕の中の体がぐったりしてしまったことに気が付いた。
まだ物足りなくて、彼の体内にいたかったが、ぐったりしてしまった体を見て慌てて己を引き抜く。
急いで彼の呼吸や体温、脈拍や顔色を確認する。
「体あっちぃけど体温はそこまで高くねぇな。熱中症は大丈夫か」
そう呟くと沢村は急いで冷蔵庫に向かい、冷凍室から保冷剤の枕を取り出した。次に冷蔵庫を開けると、お馴染みの高弥手製の作り置きの麦茶のボトルを取る。
水出しではなく、沸かして作られたそれをグラスに注ぐ。
狭い部屋なので、ついでにタオルや高弥の新しいTシャツも引っ張り出してベッドに横たわる彼のもとへ急ぐ。
「高弥ぁ、お茶飲めるか?」
ぐったりと横たわる高弥に尋ねる。
「ん……」
散々吸ったため、赤くなっている唇から是と取れる声が漏れた。
意識は朦朧としているようだったが、そのことにホッとして体を抱き起こす。
沢村はグラスの麦茶をひと口含むと、高弥の唇をそっと塞いだ。
蒸せたりしないように、静かに沢村の口の中の液体を少しずつ高弥の口の中に移していく。
こくん、こくん、と喉のラインが動くのを見て、もうひと口、もうひと口、というようにゆっくり水分を摂らせる。
「……せ……い……」
「どした? 高弥」
口移しで麦茶を飲んでいる高弥から、細い声が漏れた。
聞き返した沢村の声は、普段は聞けないくらい甘く優しいものだった。
「さ……わむら……せんせ……」
「ん?」
たどたどしい高弥の声の先を優しく促す。
「お……ちゃ……」
「うん? もっとほしいか?」
お茶がもっとほしいというのだろうか? 汗で湿った髪を優しく撫でて尋ねる。
素直な様子を見せる高弥はいつも以上にうんと愛らしく、出会った頃の幼い彼みたいだ。思わず頬が緩んでしまう。
「も……いらな……ぬる……ぃ」
そう言って、高弥はふいっと顔を逸らせた。
「くっそ可愛くねぇ!!」
「うるさ……」
思わず叫んだ沢村に、高弥は眉を寄せて文句を言った後、ころりと頃がって沢村の腕の中からベッドに戻ると、すやすやと眠ってしまった。
「はぁ? マジ生意気だな、おい!」
なんて言ったが、すやすや眠り始めた高弥のためにボリュームは大分抑え気味だ。
ぐっすり眠っている様子を見ながら、そっと体を拭いてTシャツを替えてさせる。
体の中に自分が出した体液は、なるべく彼の中に残しておきたかったので、下肢は軽く周辺を拭うに留める。
体のケアをしてやってると、文句を言いたげにもにゅもにゅと唇を動かしたので、思いっきり吸ってやった。
柔らかくて気持ちいい感触の唇のお陰で沢村は機嫌を良くすると、枕を保冷効果のあるものに替えた。
これで大分マシだろうが、エアコンが来るまでまだ10日以上。
発情期も迎えるというのに、どうやって過ごすつもりなのか。
発情期の酷いときに窓など開けたりしたら、フェロモンの匂いが外に漏れてどんな危険な目に遭うのかもわからないというのか。
発情期ということを置いておいても、こんな気温の中エアコン無しで過ごすのは危険だ。
沢村は先程の交わりにより高弥のフェロモンが大分治まっているのを確認してから、窓を少しだけ開けた。
陽が傾き出したので、昼間よりはだいぶマシな風が入ってくる。
「でも、保冷剤が温くなる前に戻んねぇとな」
沢村は小さく呟いて部屋を後にした。
*******
「おー、あった。これこれ」
使わない備品を仕舞ってある倉庫の中に、沢村は目当てのものを見つけた。
広い病院の中、たまにエアコンが壊れる部屋が出てくることに備え、移動式の簡易エアコンが倉庫内に幾つかある。
「これ持ってってもあと2台残ってるし、借りてもいーだろ」
沢村はそう呟いて備品貸出の書類にサインをしたのち、キャスター付きの簡易エアコンをコロコロと押して運び出した。
「でも流石にバイクじゃこれ運べねぇよな……タクシーにすっかぁ」
廊下を歩いてるときだった。
「あれ? 沢村先生、昼くらいに帰りませんでした?」
夜勤のあと残るスタッフの手に負えなさそうな急患が来たので、それを手伝ってから昼過ぎに病院を出たことを知っている後輩の橋本だった。
「橋本ー! いいトコに来たな! お前車通勤だったよな」
「……そうですけど……まさか……」
沢村がコロコロと転がすものに橋本は目を留めた。
「これさー、バイクじゃ運べねぇじゃん? 車貸してくんねぇ」
「ですよねー……それバイク載んないですよね……車貸すのは別にいいですけど、どうしたんすか? 家のエアコンでも壊れました?」
「……まぁ」
珍しく少しばかり言い淀んだ沢村を、橋本は探偵のようにじっと見た。
「でも沢村先生んち、エアコン一台ってことは無さそうだから、エアコン壊れてもこんなもん持って帰る必要ないですよね? あ? もしかして高弥君の家のエアコンが壊れました?」
まるで名探偵が真実を見つけたみたいに朗々と話し出した橋本に対して、沢村は苦虫を噛み潰したような表情だ。
「っせぇな。だったら何だっつーんだよ」
「何だかんだで、沢村先生高弥君には優しいですよねー」
橋本はニヤニヤ笑ってポケットの中から車の鍵を出すと、沢村に差し出す。
「そんな顔しなくても大丈夫ですよー、俺は別にみんなに言って歩いたりしません」
「ったりめーだろ。そんなことしやがったら金輪際夜中にてめぇの電話出てやんねぇからな」
「わかってますよ。あ、沢村先生のバイク貸してくれるんだったら俺それで今日帰るんで、車は明日でもいいですよ。バイクの保険、年齢条件のやつですよね?」
いつもなら沢村に凄まれると、青くなって黙るくせに、妙に嬉しそうな橋本はご機嫌に言った。
「あー……それのが助かるな。保険は26歳以上のやつだから大丈夫」
反対に沢村の機嫌は急下降だが、今日はなんだか分が悪い。
「俺の車は南棟の駐車場のいつも停めてる辺りに今日も置いてますんで。じゃ高弥君によろしく伝えてください♡」
バイクの鍵を受け取った橋本は上機嫌に去って行った。
*******
橋本の車で移動式のエアコンを何とか高弥の部屋まで運び、コインパーキングに橋本の車を停めてから部屋に再び戻る。
移動式のエアコンとはいえ、エレベーターの無いアパートでそれを抱え、階段を登るのは面倒で汗だくになってしまった。だが、一旦戻ったときにスイッチを入れておいたエアコンのお陰で、部屋の熱気はかなりマシになっていた。
「やっぱエアコンだよなー」
満足気に頷きながら、ベッドに横たわる高弥を覗き込むと、まだぐっすりと眠っていた。
今度は冷やし過ぎにならないようにと、保冷剤は外してタオルケットを腹に掛けてやっても高弥は目を覚ます様子は無かった。
「熱中症……はやっぱ大丈夫そうだよな……疲れてるだけだと思うんだが」
こうも目を覚まさないと心配になってしまう。
沢村はしばし考えてから、高弥の冷蔵庫の中からコーラを取り出した。それからテレビを点けて、音量を大きくした。
「うぉ!これでホーム10連勝じゃん!」
大きな声を出してみた。すると。
「……家主が寝てんだから、配慮とかできないんですかね……」
聞きたかった声が聞こえた。
「おー、おー。やっと起きたか。お前全然起きねぇから死んだと思ったわー」
沢村は高弥に気付かれないように安堵の吐息を漏らした。
これで沢村は車買うこと決めたらしいです。
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高弥君が好き過ぎて、全然完璧じゃないところがイイ💕
ゆななさんのお話は全部大好きです!
次はユキ先生のお話読み返しに行ってきます😊
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中々上手に書けず至らない作品ですが、キャラクター達のことをとても大切に思っているので、温かいお言葉とてもありがたく受け取らせていただきました☺️
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率直な意見を向けることが悪いとは思っていません。
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Madame gray-01さん、お読みいただきありがとうございました✨
どなたかのストレス発散できる作品になればいいなと思って書いているのでそのように言っていただけとても嬉しいです。
温かいコメントをありがとうございました🥰