かきまぜないで

ゆなな

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1章

4話

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 ロッカー室の奥には夜勤の医師が使用する仮眠室が三つほど並ぶ。その内のドアを一つ開けると、沢村は高弥をそのまま担ぎ入れてベッドに高弥を放る。高弥が躯を起こすより早く内側からカチャリと鍵を掛け、高弥の上に覆い被さり、抑え込まれる。
 鍵を掛けた音が生々しく、
 体格差もあって、暴れてもびくともしない。まるで猫の子でもあしらってるような男に悔しさが募って
「……っや…… っこの……クズっ」
と睨み付けると
「まぁな」
と沢村は嗤う。
「褒めてねぇ……よっ」
 止めさせようと大きな躯の下でバタバタと暴れる。
「しぃ。一発だけ。な?そしたら俺もお前もスッキリ帰れんだろ?お前だって、こんな匂いさせてたら彼氏んとこ辿り着く前にどこの誰だか分かんないアルファに犯されるのが関の山だぜ? 」
 そういうのがお好みならいいけど? と言われ、ぎくり、と背が引き攣る。
 抑制剤が切れたオメガが襲われる話は引きを切らない。襲うアルファという種は大抵恐ろしいほどに優秀だ。巧みに証拠隠滅を図られて、逮捕に結び付くことは殆んどないと聞く。
 稀に事件が公にされても、アルファは社会的地位が高いことが多く、逮捕まで結び付くことは少ない。だから、多くのオメガは抑制剤を持ち歩き、 発情期には細心の注意を払っているというのに。
(自分には発情期が起こるはずないって高を括っていたせいだ……せめて、抑制剤を持ち歩いていれば……)
 今は病院内だから、 この男を押し退けてオメガの専門の診療科に駆け込めば薬はもらえるかもしれないけれど。
(こんな状態で勤務先の病院、うろうろできるかよ……っ)
 もう、目の前の男に縋るしか、ないのか。 
 躊躇った一瞬の隙。
 男の手がするりと高弥のシャツのウエストから潜った。
「……っあっ……」
 すぐに侵入者の手首を掴んだが、相手の方が一枚も二枚も上手で、そのときにはもう既に指先は胸の先に触れていて。
「ははは。乳首、もうパンパンじゃん」
 嗤いを含んだ男の声に、 既に熱くなっている体温が、羞恥で更に熱くなった
熱くて、指先が、高弥の乳首を摘まんで擦るように動く。
「あっ……や、だ……ぁ」
 子供がいやいや、とぐずるように頭を振るが、触れられた乳首からは抗い難いほどの甘い痺れが産まれて、抵抗する手もまるで縋ってしまっているようだった。
 Tシャツがぺろりと捲られて、肌が外気に曝された。それさえも、情感を煽る刺激になってしまう。
 真っ赤になって、ぷくり、と膨らんだ乳首に。
「ひ……っあ」
「やべぇ、結構興奮する……」
  男の熱く濡れた舌が高弥の赤く腫れた胸の先をぬるりと舐めた。
 大きな声が漏れてしまい、慌てて高弥は自分の掌で口を覆った。
 沢村はそんな様子の高弥のことなど構うことない。
「んんっ……」
 片方を舌で、もう一方を指先で弄られると、腹の奥が更に熱を孕んで、とろとろ蕩けだしてしまいそうだった。
「……っ」
 ちゅ……ときつく尖った胸を吸われて、初めての感覚に思わず腰を揺らしてしまうと、その隙に既にウエストは緩められていたパンツは下着ごとするり、と簡単に抜かれた。
 同時に籠っていた高弥の熱がどろりと甘く男を誘うとろりと濃厚な甘い香りと共に放たれた。
  沢村が獲物を目の前にした獣のような彩を瞳に浮かべた。
「すっげぇ、エっロ……なにコレ? っていうか、もしかして高弥、お前もしかして、もうイった? 」
「ち……違っ……っ」
違うと、首を振ると、男の長い指先がするすると下肢まで、降りてくる。
「精液だか、愛液だかわかんねぇけど、ぐっちょぐちょ。漏らしたみてぇじゃん」
「あっ………ん……っ触んな……っ」
 笑いながらからかうように沢村は長いその指先で、高弥が溢した白く濁った液と透明な液が混じりあって滴る陰嚢の付け根の辺りをぬるぬると弄る。
 そして、悪戯にぬるぬると滑らせていた指先を先ほどロッカールームでも弄られた孔のナカに再びつぷり、と潜らせてくる。
「ひ………っん」
 胎内に咥え込まされる快感を教えられたばかりのそこ。
 長く器用な指先が、今度は何かを探るようにゆっくりと潜り込んでくる。
 あるふっくらと膨れた一点に触れたとき。
「う……っぁ」
 顎が仰け反ってしまうほど、きつい快感が躯に走った。
「高弥のイイとこ、ぷっくりしててわかりやすいな……っと、またイくなよ?」 
 再び達してしまいそうな、屹立の根本をぎゅっと抑えられる。
「あ……やだ……っ」
 思わず高弥がぷるぷると首を振ると
「なに、イきたかった? 」
 嗤い混じりに聞かれて、全身が火照るように恥ずかしかった。
 塞き止められた精液の代わりとでもいうように、躯の奥からだらだらと男を誘う蜜が更に溢れだす。
「んー、 あんまし解してないけど、こんだけ濡れてりゃ大丈夫だろ」
 そう言った沢村が、自身のベルトを緩めて前を寛げる音がしたが、胎内の敏感なところを指で弄られていたので、それどころでは無かった。
 気付いたときには、沢村の熱いぺニスが濡れそぼった後孔に、押し当てられていた。
「え……っ? あ……っ……ま、まって……沢村せんせ……っぁ」
 信じられないくらい張り詰めたものの、つるりとした先端がにゅるにゅると孔を確かめるように擦り付けられて。
「待ってって言われて、この状態で待てる男なんていねぇだろ……っ」
オメガでもオトコノコなんだから、お前もわかるだろ?
と耳元に流し込まれたあと。
 ぐぷぐぷと信じられない音を立てて、男のものを飲み込んでいく。
 アルファの中の、それも上位の男のぺニスはかなり大きいのに、ちっとも痛くなんて無かった。初めてなのに、太いものに拡げられる感覚は、きつく閉じた瞼の裏が白むほどに気持ちよかった。腹の奥にひっそりと現れた子種を育む器官が、高弥の気持ちとは裏腹に悦んでを垂らしてるみたいだった。
「あぁ……っ」
 拡げられた快感に耐えられず、小さく震える屹立からまたとろりと体液が溢れた。
「……っまだ奥まで入ってねぇよ……っ」
 ギュっと締め付けられて、 沢村も快感に思わず眉を寄せた。
「気持ちよさそーだなぁ? 高弥? コレ、一番奥まで突っ込んだら、どーなると思う? 」
 そう言って、高弥の細い腰を掴むと軽くナカのものを揺する。
「ひ……っぁ」
 それだけで、信じられないほどに気持ちよかった。 
「高弥。ゆーっくり挿れんのと、一気に奥まで突っ込まれんの、どっちがいー? 」
「え……? ぁ……っなん、て……」
 何を言われたか分からず聞き返したときだった。
「うぁぁっ……… あ」
 火傷しそうなほどの熱で一気に最奥まで貫かれた。
「だからっ…… こうやって奥まで一気に挿れられんのと……っ」
「んんんっ」
 そして、一気に貫いたものをずるり、と入り口まで抜くと、
「あっ……あ……っ」
「こーやってゆっくり挿れられんのと、どっちがいー? 」
 狂おしいほどにゆっくりと挿入される。
 一番奥までもう一度辿り着くと沢村はふ、と満足そうに吐息を漏らす。
「あっ……やぁ……っ」
 含まされたところが、奥が、ナニかを欲しがって高弥の意思とは関係なく、蠢いて、収縮して、 男を締め付ける。
「やべー、締まる……マジ高弥んナカきもちいー最高じゃん」
 高弥の熟んだように熱を孕み、潤んだ胎内の感触を確かめるように擦りつけられて、躯中が火照って汗が流れる。
 圧倒的な快感に抗いたいのに、抗えなくて、男を押し遣るために伸ばした腕は、男の背にしがみつくように回していた。
 ぐりぐりと奥が抉られて、
「ああっ……」
思わず大きな声を出すと
「ははは。気持ちいーな、高弥。でも、 ちょっと声抑えねぇと……」
 誰かに聞かれるかもなぁ? 
 そう耳元で意地悪に囁かれて、僅かに残っていた理性で慌ててぎゅっとくちびるを噤む。気のせいかもしれないが、壁一枚隔てたロッカールームで物音がしたような気配もある。
 そんな高弥の様子を見て、沢村は意地の悪い嗤いを浮かべたと思うと
「……っん…… ぐぅ……っ」
 高弥の胎内を掻き回すように思いっきり動き出したのだ。
 熟れた内部を固いものでかきまぜられてぐちゃぐちゃと濡れた音が響く。
「ひ……っぁ……っく……ん」
 容赦なく、腹の中をまぜられて、高弥が声を堪えるために、思わず指を噛むと
「あー、悪ぃ、悪ぃ。意地悪だったな」
 男の手が思いがけないほど優しく高弥の指をくちびるから外させる。
 それから。
「ん……っ」
 柔らかいものが、高弥のくちびるを塞いだ。
 シーツに縫い付けるように、高弥の手を握ったまま、くちびるを合わせたまま
「こう、しといてやるよ」
 男が囁く。目眩がするほどに甘い吐息が、流れ込んでくる。
 避けられない。逃げられない。どうしようもない男なのに、その甘さに逆らえない。
 ぬるり、と濡れた舌がすこし開いたくちびるの狭間から、忍び込んで、快楽に震える舌を捕らえたとき。
「んんっ………っ」
 二人の腹の間にあった高弥の屹立からびゅくびゅくと精液が溢れ出して、繋がったところからもおびただしい体液が零れた。
「……くっ」
 達したところが、ぎゅうっときつく締まって沢村もきつく眉を寄せる。
 それから
「あー、くそ、気持ち、いー……」
  沢村はそう口の中で恍惚と呟くと、 己の欲望のままに快楽を求めて動き出す。
 くちびるを塞がれていたのは幸いだった。
 そうでなければ、達したばかりの酷く敏感に濡れた粘膜を思うがままに擦り立てられて、どんな声を上げてしまったか、わからない。
 このまま、奥深くに、男のものを出されてしまったらどうなるんだろう。
 欠片ほどの理性で思い当たり、止めてほしいと震えてちいさく首を振ったが、本能は奥に熱いものを出して欲しいと強烈に願ってしまう。快楽を知らなかった躯は驚くほどに快楽に弱かった。ぎゅっと男の逞しい腰に脚を絡めてしまう仕種は、とんでもなく淫らなことをねだってるみたいだった。
「く……っぅ」
 舌を強く吸われると同時にこれ以上ないほどに膨らんだものが躯の最奥を溶かすほどの熱を吐き出した。
 吐き出している時間は、アルファ特有のもので、酷く長く、高弥を狂わせた。

「……あー、すげぇ、気持ちよかったー。めっちゃ出たわー」
 全てを出し終ると男は陶酔でもしてるかのような声で言うと、己のものを高弥の胎内から抜いた。
 ごぽり、と二人の体液が混ざりあったものが音を立てて溢れて零れた。
 それを部屋に備え付けてあったティッシュでおざなりに拭くと、沢村は躯の下にいる高弥に目を落とした。
「ははは。 かっわいーじゃん、高弥。お前普段気ぃ強ぇくせに気持ちいーと涙出ちゃうタイプなのな? 」
 涙でぐしょぐしょに濡れた目元や頬を見て沢村は嗤った。
「う……るせ、ばか……退け……っ」
 躯の上に乗ったままの男を押し退けようとしながら、散々嬲られて赤く濡れてしまったくちびるで叩く憎まれ口に、沢村の背にぞくぞくとしたものが走り抜けた。 
「え……っ?」
 白濁を吐き出して、力を失って抜かれたはずのものが、再び高弥の後孔に押し当てられる。
 先程熱を放ったはずなのに、再び熱く張り詰めたものが潜ってこようとして、高弥は身を起こして後退りして逃げた。
「ちょ……何する気ですか……っ」
「何って、決まってんじゃん」
 後退りした分の距離を男は詰める。高弥の背後はすぐ壁だ。涙で濡れた頬をべろり、と舐めた。
「ひ……っ……やめ……っ」
 驚き目を見開いた高弥の脚の間に再び入り込んで
「わかんねぇの?」
 再び膨れ上がった丸い切っ先を、 先程の名残りが滴る場所にひたり、と当てられる。
「も、一回ヤろうぜ」
「は……っ? い、一回だけって……言ったじゃないっすか…… っ」
「んー? 気が変わった。お前んナカ、気持ちいーし」
 男はそう高弥の耳元で言うと、舌を耳穴に捩じ込んだ。
「んっ……」
 感じやすい耳を舐められて、肌を粟立たせた瞬間の隙に沢村のものが再び潜り込んできた。
「あ……っ」
 正直に言うと、初めてのセックスはどうにかなりそうなほどに、気持ちよかった。腹の中はまだうんと熱くて、早くこの熱を宥めて欲しくて、孔は体液を垂らしてひくひくと蠢く。高弥はそんな思いを打ち消すように嫌だと、止めて欲しい、と頭を振る。 
 奥に出された沢村の精液と、高弥自身の体液が、差し込まれた陰茎でかきまぜられる。
「あ……っあ……っも、やだぁ……」
 ぐちゃぐちゃと聞くに堪えない淫らな音が、思考までもかきまぜる。
 キモチイイ、嫌だ、 もっとして、もう止めて、かきまぜないで、かきまぜて……高弥の思考はまるで極彩色の絵の具をぶちまけたみたいだった。
 
 そのとき、いつの間にか落ちていた沢村のスマホが床の上で震えて無機質な機械音を奏でた。
 甘い匂いの籠った熱の中にいた二人がわずかに他者の存在する世界に引き戻される。
 床に落ちたスマホにゆっくりと言ってもいいほどのスピードで目を遣った男の唇が何かを企むように歪んだとき、高弥の胸に嫌な予感が過ったが、嫌味なほどに長い腕が床に落ちたスマホを難なく拾う。
 そして、沢村は画面を片手で軽くタップすると拾い上げたスマホをそのままベッドに放った。
『あ、陽介?やっと出たー!どうしたの? 9時には来れるって言ってたのに』
 少し高くて、甘えるような色が混ざる声が狭い仮眠室の中響いた。どうやらハンズフリー通話にしたらしいと察した高弥は咄嗟に自分の口を掌で塞いだ。
 男はそんな高弥を見てニヤリ、と意地の悪い笑みを浮かべて
「あぁ、悪ぃ。急患が入った」
「……っんんんぅ」
 信じられないことに、通話しながら男は腰を揺らしたのだ。
 ハンズフリー通話になっているということは、大きな声を出せばマイクで音声を拾われてしまう。
 声は必死で抑えるが、ぐちゃぐちゃと体液をかきまぜる音が聞こえてしまうのではないかと、高弥の背を冷やりとした汗が伝う。
『そうなの? 終わるまで待つから来てよ、ねぇ?お願い』
 女の甘ったるい声を耳障りだと思う余裕もないくらいに高弥の胎内はかきまぜられる。 
『んー、今日の急患、何時に終わるかわかんねぇし、』
 なぁ?と必死で声を耐える高弥の瞳を覗き込んで問うように言う。
(知るかよ……っ早く切れよ……っ)
 そう思って、睨み付けると、男は更に意地悪く笑って。
 高弥の折れそうに細い腰を掴むと、激しく腰を打ち付けた。
「ひ……っああっ」
 手で必死に口を抑えて堪えていたが、敏感に熟れきっている粘膜を容赦なく擦られて、あまりの刺激に声が漏れてしまった。
『陽介?誰かいるの?』
 訝し気な女の声。
 高弥の快楽に震えた声は、 マイクは無情にも拾い上げてしまっただろう。
 それなのに、むしろ沢村は愉し気な笑みさえも浮かべて。
「だから、急患っつってんだろ? わかんねぇの? 意味? 急な患者サンの看病、楽しくしてるとこだから邪魔すんなよ? ってこと。つーわけで、今日は俺行けねーわ」
 奥を抉りながら、 赤く腫れ上がっている乳首をきゅっと摘まんで弄ぶ。
「……あぁっ……んぅ……っ」
『ちょっと?! 陽介?! 』
 先ほどまでは甘えたような女の声が、甲高く響いたが、 沢村は「じゃーな」と言うと通話をぷつりと切った。そして、スマホの電源を落としてしまう。
「お前のお陰で一人切れたわ。サンキューな」
「まじ最っ低……っ」
 深く穿たれたまま、高弥が睨み付けると、沢村は愉しそうに嗤って
「んなこと言って、電話中、きゅうきゅう締め付けてきたくせに。声聞かれて興奮すんなんて、お前も真面目そうな顔してなかなか……」 
なんて言うもんだから、高弥は沢村に向かって脚を蹴り上げたが、難なく男の手に捕らえられた。
「あっぶねーな」 
 ぱしり、と音を立てて男の大きな手に捕まれてしまう。沢村の手は高弥の足首に簡単に一回りしまい、嫌でも体格差が思い知らされる。
 もう片方の足首も捕らえられて、脚を大きく広げられる。
 足首を掴んだまま、ナカの感触を味わうように、陰茎を内壁に擦り付けられる。
「あー、きもちいー、腰、止まんねぇ」
「あぁっ……あっ……あっ……」
 こんなこと、止めてもらいたいのに、腹の奥底で狂おしく求める本能にどうしても逆らえなくて。

 二人のナカの内なる獣が意識を失うまで、沢村は高弥の躯を離すことはなかった。
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