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第一章 ダンジョンに慣れよう!
召喚
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主人公視点
なんかプニプニとした感触を全身で感じた。
息が出来なくなり目が覚めた。
俺の視界に入ったのは青くてぷるぷるとした生き物だった。
そう、スライムだ。
俺の知ってるコイツは最弱モンスターとして有名だが、ダンジョンでは油断していると窒息死させられるという厄介なヤツだ。
もしかしたら強いかもという希望を乗せて
『鑑定』
名前:なし
種族:ブルースライム
レベル:1
称号:最弱の魔物
役職:経験値
体力:F
攻撃力:F
防御力:F
素早さ:F
魔力:F
総合値:F
スキル:水魔法
EXスキル:なし
これは弱すぎるぞ!
最弱の魔物とかデメリットのある称号な気がするんだけども!?
称号ってバフとか掛かるんじゃ無かったの!?
1階層の床から2階層にいる敵の頭に乗れれば強いんだがな。
ただ俺のダンジョンはまだ1回層までしかないからハズレかもしれないな。
というか、お前だけレベル表示あるのズルすぎるぞっ!
「ねぇ……このネタ通じる?
スライムがこちらを仲間になりたそうにみている
仲間にしますか? YES NO 」
なっ!
これは俺がやっていたゲームのチュートリアルで手に入るスライムじゃないか!
コイツは人間だな!?
「我が同士よ!」
俺はスライムに抱きついた。
彼は男で俺と同じ日本人だ。
そして名前の記憶も日本で過ごした記憶などのゲームをしていた記憶以外がないそうだ。
だから俺が異世界風の名前を付けてあげることになったのだ。
「お前の名前は今日からウラルだ!」
そのときにスライムのウラルは電球を体中に巻きつけているかのように光った。
そして体は変わらなかった。
とても愛くるしいスライムだ。
いやだがしかし、もしかしたら強くなってたり?
『鑑定』
名前:ウラル
種族:ハイスライム
レベル:1
称号:暗殺者、ネームドモンスター
役職:魔王の下僕
体力:D
攻撃力:E
防御力:D
素早さ:E
魔力:D
総合値:E
スキル:水魔法、氷魔法、隠密
EXスキル:自動MP回復
おぉ!強くなってるぞ!
しかもこの称号!暗殺者だぞ!
まさにコイツの戦い方にピッタリなスキルじゃないか!?
これでついに1人目の仲間だ。
これからも集めていかないとな。
でも元人間を下僕としは扱いたくないな。
《条件を満たしました。ダンジョンの階層が1つ増えました。》
これってもしかしてスキルの効果?
俺ってば頭良くなっちゃった?
《私が賢者なのでアナタが頭良いとか思わないように》
うわ~コイツ最低だわ。
声も一人称からしても女だよ。
これだから天才は……
困っちゃうね!
瞬き1つで上に階層が出来た。
魔王がいる場所が最下層みたいだ。
「じゃあウラルには1回層に行ってもらおう!」
「うん!分かった~」
返事がいいことはいいことだ!
うんうん。さすがもと人間といった所だろうか。
《敵がダンジョン内に侵入しました。気を付けて殺し、召喚の生贄にしましょう》
リラックスしていたらついに人間、そう敵がやってきてしまったようだ。
でもこの賢者サラッと怖いこと言うな。
《全ては計算から打ち出されたものなので》
正当化しやがった。
村人視点
「いや~最近は平和でいいな母さん」
「そうねクリス」
この人は僕のお母さん。
優しい母親でもあるが怖い母親でもある。
母さんのスキルは戦士で戦いに優れた能力を持つ。
僕も格闘家というスキルを持っているが、使いこなせず毎日母さんにしごかれている。
たまには僕も見返してやりたいと考えている。
そして今日、僕は村の外れでダンジョンをみつけた。
それは狭く、浅いダンジョンだったため何も相談せずに行くことにした。
だって僕は子供の中ではダントツで1番強いんだから負けるはずがないよね?
なんたって僕の今の総合値はC+で最初の勇者と同じ強さなんだ!
そして僕はゆっくりとダンジョンへの入口となる階段を降りていった。
「ちょっとそこの僕止まろうね?」
優しい声だったので足を止めて後ろを振り向いた。
すると青い物体が突然姿を現し襲い掛かってきたのだった。
僕はあまりにも突然の出来事だったためなんの抵抗もすることなく顔の鼻、目そして口を塞がれてしまい息ができなくなった。
「モゴ!モゴッ……」
こうして僕の人生は世界で一番弱いと言われる魔物に命を取られたのであった。
「ふぅ……初めての勝利だね!」
という僕と同じぐらいの少年の声が聞こえると僕の意識は刈り取られた。
なんかプニプニとした感触を全身で感じた。
息が出来なくなり目が覚めた。
俺の視界に入ったのは青くてぷるぷるとした生き物だった。
そう、スライムだ。
俺の知ってるコイツは最弱モンスターとして有名だが、ダンジョンでは油断していると窒息死させられるという厄介なヤツだ。
もしかしたら強いかもという希望を乗せて
『鑑定』
名前:なし
種族:ブルースライム
レベル:1
称号:最弱の魔物
役職:経験値
体力:F
攻撃力:F
防御力:F
素早さ:F
魔力:F
総合値:F
スキル:水魔法
EXスキル:なし
これは弱すぎるぞ!
最弱の魔物とかデメリットのある称号な気がするんだけども!?
称号ってバフとか掛かるんじゃ無かったの!?
1階層の床から2階層にいる敵の頭に乗れれば強いんだがな。
ただ俺のダンジョンはまだ1回層までしかないからハズレかもしれないな。
というか、お前だけレベル表示あるのズルすぎるぞっ!
「ねぇ……このネタ通じる?
スライムがこちらを仲間になりたそうにみている
仲間にしますか? YES NO 」
なっ!
これは俺がやっていたゲームのチュートリアルで手に入るスライムじゃないか!
コイツは人間だな!?
「我が同士よ!」
俺はスライムに抱きついた。
彼は男で俺と同じ日本人だ。
そして名前の記憶も日本で過ごした記憶などのゲームをしていた記憶以外がないそうだ。
だから俺が異世界風の名前を付けてあげることになったのだ。
「お前の名前は今日からウラルだ!」
そのときにスライムのウラルは電球を体中に巻きつけているかのように光った。
そして体は変わらなかった。
とても愛くるしいスライムだ。
いやだがしかし、もしかしたら強くなってたり?
『鑑定』
名前:ウラル
種族:ハイスライム
レベル:1
称号:暗殺者、ネームドモンスター
役職:魔王の下僕
体力:D
攻撃力:E
防御力:D
素早さ:E
魔力:D
総合値:E
スキル:水魔法、氷魔法、隠密
EXスキル:自動MP回復
おぉ!強くなってるぞ!
しかもこの称号!暗殺者だぞ!
まさにコイツの戦い方にピッタリなスキルじゃないか!?
これでついに1人目の仲間だ。
これからも集めていかないとな。
でも元人間を下僕としは扱いたくないな。
《条件を満たしました。ダンジョンの階層が1つ増えました。》
これってもしかしてスキルの効果?
俺ってば頭良くなっちゃった?
《私が賢者なのでアナタが頭良いとか思わないように》
うわ~コイツ最低だわ。
声も一人称からしても女だよ。
これだから天才は……
困っちゃうね!
瞬き1つで上に階層が出来た。
魔王がいる場所が最下層みたいだ。
「じゃあウラルには1回層に行ってもらおう!」
「うん!分かった~」
返事がいいことはいいことだ!
うんうん。さすがもと人間といった所だろうか。
《敵がダンジョン内に侵入しました。気を付けて殺し、召喚の生贄にしましょう》
リラックスしていたらついに人間、そう敵がやってきてしまったようだ。
でもこの賢者サラッと怖いこと言うな。
《全ては計算から打ち出されたものなので》
正当化しやがった。
村人視点
「いや~最近は平和でいいな母さん」
「そうねクリス」
この人は僕のお母さん。
優しい母親でもあるが怖い母親でもある。
母さんのスキルは戦士で戦いに優れた能力を持つ。
僕も格闘家というスキルを持っているが、使いこなせず毎日母さんにしごかれている。
たまには僕も見返してやりたいと考えている。
そして今日、僕は村の外れでダンジョンをみつけた。
それは狭く、浅いダンジョンだったため何も相談せずに行くことにした。
だって僕は子供の中ではダントツで1番強いんだから負けるはずがないよね?
なんたって僕の今の総合値はC+で最初の勇者と同じ強さなんだ!
そして僕はゆっくりとダンジョンへの入口となる階段を降りていった。
「ちょっとそこの僕止まろうね?」
優しい声だったので足を止めて後ろを振り向いた。
すると青い物体が突然姿を現し襲い掛かってきたのだった。
僕はあまりにも突然の出来事だったためなんの抵抗もすることなく顔の鼻、目そして口を塞がれてしまい息ができなくなった。
「モゴ!モゴッ……」
こうして僕の人生は世界で一番弱いと言われる魔物に命を取られたのであった。
「ふぅ……初めての勝利だね!」
という僕と同じぐらいの少年の声が聞こえると僕の意識は刈り取られた。
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