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第5章 立浪
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「ゆるして、ゆるして……!」
障子の向こうから、雪千代の泣き声がした。
立浪は、以前はひそかに障子を開けて、隙間から中の様子を覗いて見ていたものだが、今は見ずとも、なにが行われているのか大体わかる。
今夜は六名の権禰宜が、雪千代を輪姦していた。
雪千代が来て間もないうちは、不慣れな神子の未熟な局部が壊れて使いものにならなくなっては困ると、一時に複数人で責めるのは慎むよう宮司が目を光らせていた。
しかし最近は、深い傷を負わせなければ、なんでもありになっている。
むしろ宮司が、神子を悦ばせるためと称し、目の前で禰宜らに雪千代を輪姦させて、その様子を見て楽しんだりしているのだから、もはや遠慮する者は誰もいなかった。
権禰宜らは、少年を四つん這いにさせて背後から突いたり、仰向けにして両脚を持ち上げてひろげさせたり、背面座位にしたりと、あらゆる体位で犯した。
雪千代は蛙がひっくり返ったような姿勢にさせられて、上と下の口に深々と男根をくわえさせられ、両方の乳首と陰茎を口でねぶられる。
「ん……んんっ、うぐ……!」
くぐもった呻き声と、恥骨と臀肉が規則的に勢いよくぶつかり合う乾いた音、粘液をかきまぜるような卑猥な音がくちゅくちゅと聞こえてきた。
「神子様、またお逝きになられていますなぁ」
「これで何度目でしょうねぇ」
「これだけ神子様にお悦びいただければ、神もさぞお喜びのことでしょう」
男たちが低く笑う声が漏れ聞こえ、立浪は太ももの上で、ぎゅっとこぶしを握りしめる。
それから、たっぷり一刻は過ぎた頃、がやがやと障子が開いて権禰宜らが出てきた。
「立浪、寒い中、ご苦労である」
「神子様は口ではイヤイヤ言うても、下のお口は正直で、男根に吸いついて離してくれなくてのう」
「きゅうきゅうと搾り取られて……いやあ、参った、参った」
彼らは目を見合わせて、下卑た笑いを漏らす。
「こなたも早う神職になって、神子様を悦ばせて差し上げるとよい」
笑い声をあげながら、権禰宜たちは去っていった。
立浪は急ぎ拝殿に入り、息を飲んだ。
紅い敷物の上で、雪千代は白い寝衣を広げ、仰向けになっている。
行灯のゆらめくあかりの下、白い素肌は艶めかしく、まるで天女のように見えた。
障子の向こうから、雪千代の泣き声がした。
立浪は、以前はひそかに障子を開けて、隙間から中の様子を覗いて見ていたものだが、今は見ずとも、なにが行われているのか大体わかる。
今夜は六名の権禰宜が、雪千代を輪姦していた。
雪千代が来て間もないうちは、不慣れな神子の未熟な局部が壊れて使いものにならなくなっては困ると、一時に複数人で責めるのは慎むよう宮司が目を光らせていた。
しかし最近は、深い傷を負わせなければ、なんでもありになっている。
むしろ宮司が、神子を悦ばせるためと称し、目の前で禰宜らに雪千代を輪姦させて、その様子を見て楽しんだりしているのだから、もはや遠慮する者は誰もいなかった。
権禰宜らは、少年を四つん這いにさせて背後から突いたり、仰向けにして両脚を持ち上げてひろげさせたり、背面座位にしたりと、あらゆる体位で犯した。
雪千代は蛙がひっくり返ったような姿勢にさせられて、上と下の口に深々と男根をくわえさせられ、両方の乳首と陰茎を口でねぶられる。
「ん……んんっ、うぐ……!」
くぐもった呻き声と、恥骨と臀肉が規則的に勢いよくぶつかり合う乾いた音、粘液をかきまぜるような卑猥な音がくちゅくちゅと聞こえてきた。
「神子様、またお逝きになられていますなぁ」
「これで何度目でしょうねぇ」
「これだけ神子様にお悦びいただければ、神もさぞお喜びのことでしょう」
男たちが低く笑う声が漏れ聞こえ、立浪は太ももの上で、ぎゅっとこぶしを握りしめる。
それから、たっぷり一刻は過ぎた頃、がやがやと障子が開いて権禰宜らが出てきた。
「立浪、寒い中、ご苦労である」
「神子様は口ではイヤイヤ言うても、下のお口は正直で、男根に吸いついて離してくれなくてのう」
「きゅうきゅうと搾り取られて……いやあ、参った、参った」
彼らは目を見合わせて、下卑た笑いを漏らす。
「こなたも早う神職になって、神子様を悦ばせて差し上げるとよい」
笑い声をあげながら、権禰宜たちは去っていった。
立浪は急ぎ拝殿に入り、息を飲んだ。
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