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第3章 淫欲の島
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それから数日かけて、雪千代はこの島で神子として生きていくなら、夜は宮司の寝所で過ごすのが最善であることを、身をもって教えられた。
彼は、紅葉殿に属するすべての神職の肉欲を、一身に引き受けねばならなかった。
紅葉殿には、宮司を頂点に、禰宜が四名、権禰宜が二十二名いる。
さすがに一晩で全員と寝ることはなかったものの、宮司の呼び出しがない夜は、拝殿に敷物と衝立が用意され、複数の神職と交合せねばならなかった。
一人と行為をしている間、衝立の向こう側では何人もの神職が順番を待っており、一人が終わるとまた一人と入れ代わり立ち代わりやってきて、休む間もなく相手をさせられる。
いちばん多い夜は何人と寝たのか。
五人までは数えていたが、それ以上は記憶が定かではない。
気がつくと自室に寝かされており、外は明るくなっていた。
昼間は昼間で、布団部屋や納戸に引きずり込まれて、出仕らの性処理をさせられた。
神職の身分にない彼らは、神子の尻は使ってはならないと決まりがあるらしく、菊座に挿入されることはなかったが、手や口で彼らの男根を扱いて射精するのを手伝わなければならなかった。
まだ若く、いつも神職と神子の交合を見せつけられている出仕の性欲はすさまじかった。
一人が一日に何度も気をやることは、めずらしくなかった。
彼は、紅葉殿に属するすべての神職の肉欲を、一身に引き受けねばならなかった。
紅葉殿には、宮司を頂点に、禰宜が四名、権禰宜が二十二名いる。
さすがに一晩で全員と寝ることはなかったものの、宮司の呼び出しがない夜は、拝殿に敷物と衝立が用意され、複数の神職と交合せねばならなかった。
一人と行為をしている間、衝立の向こう側では何人もの神職が順番を待っており、一人が終わるとまた一人と入れ代わり立ち代わりやってきて、休む間もなく相手をさせられる。
いちばん多い夜は何人と寝たのか。
五人までは数えていたが、それ以上は記憶が定かではない。
気がつくと自室に寝かされており、外は明るくなっていた。
昼間は昼間で、布団部屋や納戸に引きずり込まれて、出仕らの性処理をさせられた。
神職の身分にない彼らは、神子の尻は使ってはならないと決まりがあるらしく、菊座に挿入されることはなかったが、手や口で彼らの男根を扱いて射精するのを手伝わなければならなかった。
まだ若く、いつも神職と神子の交合を見せつけられている出仕の性欲はすさまじかった。
一人が一日に何度も気をやることは、めずらしくなかった。
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