神様にいちばん遠い島 〜女人禁制の「神の島」で神子となった少年は、神職者らの性処理のための慰み者にされて〜 18禁 BL歴史小説 完結済み

丸井マロ

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第2章 神子

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 宮司の口は、雪千代の首筋から胸部へと移動した。

「はぁっ……」

 舌先で乳首をコリコリと転がされ、無意識のうちに雪千代の口から吐息がこぼれる。

「そなた、乳首が感じるのか」

 宮司は口と指で、両方の乳首を愛撫した。

「ああっ……あン……!」

 感じるところを執拗に責められて、雪千代はたまらず媚びるような声をもらした。

 やがて、宮司の顔は股間に移動した。

 すでに硬くなっている幼いそれを、口に含む。

「あっ!」

 雪千代は宮司の頭を押しのけようとするが、宮司はかまわず舌を絡ませてくる。

「い、いや……ひゃ、あぁ……!」

 それはビクビクと脈を打ち、宮司の口の中で硬度を増していく。

「気持ちよいだろう?」

 宮司は笑いながら身を起こすと、少年の両方の膝の裏をつかみ、両脚を開いた。

 行灯のあかりの下、恥ずかしところが赤裸々にさらけ出される。
 
 宮司は菊座に唾を吐き、指先で円を描いて塗り付ける。

 そして、蕾にぷつりと指先を入れた。

 その感覚に雪千代が慣れるまで、動かずにじっとしていた。

 慣れた頃を見計らって、第二関節まで挿入する。

 硬い蕾が軋む痛みに、雪千代の陰茎が萎えると、宮司はまたそれを口に含み、くちびるをすぼめて擦りはじめた。

 そうやって、前を刺激して痛みをまぎらわせながら、少しずつ指を奥に進ませ、時間をかけて三本の指を根元まで挿入した。

 指を動かすと、粘膜に絡みつく唾液が、くちゅくちゅと卑猥な音を立てる。

「もう痛くなかろう?」

 宮司はゆっくりと指を引き抜いた。

 そして、己の男根にたっぷりと油を塗りつけると、その先端を、おちょぼ口を開けた蕾に押し当てる。

「力を抜きなさい」

 雪千代の肉壁は固い抵抗を示してるが、手で前を刺激すると、ふっと力が抜ける瞬間がある。

 その隙を突いて、宮司はゆっくりと、少しずつ挿入した。

「ぜんぶ入りましたぞ」

 すでに雪千代は汗みずくになり、痛みと快楽に顔を歪ませている。

 その顔を見下ろして、宮司は腰を前後させた。

 雪千代は初めは痛みに呻いていたが、しばらくすると、その声に甘いものが混ざり始めた。

「いや、いやぁ……っ!」

 宮司の腰の動きに合わせて、媚声を上げる。

「気持ちよかろう? のう?」

「いや、やめ……ああっ、いやぁ!」

「いやいや言うても体は気持ちいいと言っておる。素直な体じゃ」

「ああぁぁぁ……!」

 やがて雪千代の体は硬直し、その陰茎は透明な涙をだらだらと流した。

「逝ってしまったか」

 宮司は愉快そうに笑った。

「男は精を吐いたらおしまいだが、女子おなご童男をぐなは終わりがない。今宵はしっぽりと可愛がってやろうぞ」

 そう言うと、宮司は雪千代の口に接吻した。
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