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第17章 潜入
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「お仙、どうしてほしい?」
「旦那様の、大きなおちんぽうを、私の助平な穴に嵌めてくださいませ」
「嵌めるだけで良いのか?」
「おちんぽうを抜き差しして、欲張りな穴の中も可愛がってくださいませ」
「お前が上になれ」
与力は褥の上に仰向けになった。
「またがって、自分で腰を振れ」
仙千代は、言われたとおりにした。
与力を少しでも早く射精させて、さっさと終わらせたい一心で、尻に男のものを咥え込んで、腰を上下に振った。
それは仙千代にとって仕事であり、辛いことは辛いが、お代官様と呼ばれる男との拷問まがいの行為や、大黒屋の常軌を逸した巨根に犯されることに比べれば、はるかにマシだ。
しかし、仙千代の胸に、冷たい風が吹き抜ける。
わずか襖一枚隔てた隣の部屋で蔵人に聞かれていると思うと、惨めさのあまり、涙がとめどもなくこぼれてくる。
「そんなに泣くほど良いのか」
与力は、仙千代の涙のわけを勘違いして、一段と興奮したようだった。
「大黒屋から聞いたぞ、お前は蔭間茶屋に来た時には、すでにいやらしい体に開発されていて、仕込みを経ずに店に出たと」
「……」
「故郷の念者に、ずいぶん可愛がられて、尻のほうも拡げられて仕上がっていたそうじゃないか」
「ああっ、もっと、もっと……!」
仙千代は腰の動きを激しくして、話題をそらそうとした。
「もっと欲しいのか?」
「もっと……旦那様の……おちんぽうが、欲しい……です……!」
喘ぎながら答えた。
「お前が生来のド淫乱なのか、故郷の念者の仕込みが上手かったのか。どちらにしても大したものよ、お前の念者は。名は何と言ったかな、たしか……」
「ああっ、だ、旦那っ、様……!」
ここで蔵人の名前を出されるのだけは避けたい一心で、仙千代は息が上がってまともに喋れなくなるほど腰をくねらせながら上下した。
「どうした、お仙、今日はやたらと積極的ではないか。寂しかったのか、ええ?」
「は、はい……もっと……深く……欲しい……!」
仙千代は菊座の痛みをこらえて、さらに腰を大きく振り、体内で男のものが後退する動きに合わせて、肉壁できゅっと締め付ける。
「もっと深く、儂の肉棒で犯してほしいのかい?」
「はい、私の、助平穴を、旦那様の、おちんぽうで、もっと、深く、犯して……!」
与力は仙千代を押し倒し、両膝の裏側をつかんで大きく拡げると、激しく腰を乱打ちした。
「あっ、ああ、あぁ──っ!」
仙千代はイヤイヤするように首を振り立て、意思の力ではこらえきれない嬌声を上げた。
惨めで情けなくて仕方ないのに、快感を拾い上げてしまう己の肉体を呪った。
「旦那様の、大きなおちんぽうを、私の助平な穴に嵌めてくださいませ」
「嵌めるだけで良いのか?」
「おちんぽうを抜き差しして、欲張りな穴の中も可愛がってくださいませ」
「お前が上になれ」
与力は褥の上に仰向けになった。
「またがって、自分で腰を振れ」
仙千代は、言われたとおりにした。
与力を少しでも早く射精させて、さっさと終わらせたい一心で、尻に男のものを咥え込んで、腰を上下に振った。
それは仙千代にとって仕事であり、辛いことは辛いが、お代官様と呼ばれる男との拷問まがいの行為や、大黒屋の常軌を逸した巨根に犯されることに比べれば、はるかにマシだ。
しかし、仙千代の胸に、冷たい風が吹き抜ける。
わずか襖一枚隔てた隣の部屋で蔵人に聞かれていると思うと、惨めさのあまり、涙がとめどもなくこぼれてくる。
「そんなに泣くほど良いのか」
与力は、仙千代の涙のわけを勘違いして、一段と興奮したようだった。
「大黒屋から聞いたぞ、お前は蔭間茶屋に来た時には、すでにいやらしい体に開発されていて、仕込みを経ずに店に出たと」
「……」
「故郷の念者に、ずいぶん可愛がられて、尻のほうも拡げられて仕上がっていたそうじゃないか」
「ああっ、もっと、もっと……!」
仙千代は腰の動きを激しくして、話題をそらそうとした。
「もっと欲しいのか?」
「もっと……旦那様の……おちんぽうが、欲しい……です……!」
喘ぎながら答えた。
「お前が生来のド淫乱なのか、故郷の念者の仕込みが上手かったのか。どちらにしても大したものよ、お前の念者は。名は何と言ったかな、たしか……」
「ああっ、だ、旦那っ、様……!」
ここで蔵人の名前を出されるのだけは避けたい一心で、仙千代は息が上がってまともに喋れなくなるほど腰をくねらせながら上下した。
「どうした、お仙、今日はやたらと積極的ではないか。寂しかったのか、ええ?」
「は、はい……もっと……深く……欲しい……!」
仙千代は菊座の痛みをこらえて、さらに腰を大きく振り、体内で男のものが後退する動きに合わせて、肉壁できゅっと締め付ける。
「もっと深く、儂の肉棒で犯してほしいのかい?」
「はい、私の、助平穴を、旦那様の、おちんぽうで、もっと、深く、犯して……!」
与力は仙千代を押し倒し、両膝の裏側をつかんで大きく拡げると、激しく腰を乱打ちした。
「あっ、ああ、あぁ──っ!」
仙千代はイヤイヤするように首を振り立て、意思の力ではこらえきれない嬌声を上げた。
惨めで情けなくて仕方ないのに、快感を拾い上げてしまう己の肉体を呪った。
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