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第16章 鞭打ち
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「ヒィィ──ッ!」
お雪は反射的にうずくまろうとするが、腕をつかまれているためかなわなかった。
想像を絶する痛みに、美しい顔を激しく歪め、全身をわなわなと震わせている。
胸部にきつく縄をかけられているため、満足に息を吸うことも出来ない状態である。
しかし、男は冷酷に命じた。
「声が小さいぞ。牛蔵、もっと強く打て」
「へい」
牛蔵は、鞭を振り下ろし、それはさっきよりも鋭い音を立てて、お雪の大腿に炸裂した。
「ギャッ!」
お雪は短いが鋭い叫びを上げた。
「続けろ」
「へい」
鞭が振り下ろされるたびに、凄まじい悲鳴が上がった。
大腿への鞭打ちは、お雪をうつ伏せにして、大黒屋がお雪の腕を、馬吉がお雪の足の上に乗って床に縫い付けて、太ももの裏側にも行われた。
しかし、お雪が失神した為、中断した。
「便所穴め、気を失いやがったか。まったく、だらしない」
男は吐き捨て、乱暴に仙千代を放りだして立ちあがった。
お雪のほうに歩みよると、髪をつかんで頭を持ち上げ、その頬を平手で打った。
「起きろ!」
何回か顔を打たれ、お雪は目を覚ました。
「気を失えば許されると思っているとしたら、大間違いだぞ」
男は牛蔵から鞭を奪うと、自らお雪めがけて振り下ろした。
「ヒ──!」
竹根鞭は、お雪の左肩から胸部にかけてを斜めに打ち叩き、お雪は再度、失神した。
「男の肉棒は大喜びで味わっておきながら、お仕置きされるとすぐに失神するとは、まことにけしからん便所穴だ」
男は再度、お雪の顔を平手で打ち据えた。
「お前がしっかり反省するまで、何度気絶しても許さんぞ」
お雪は意識を取り戻したものの、弱々しい呻き声をもらして涙を流すだけである。
「儂を見ろ、お雪、しっかり目を開けて罰を受けるのだ!」
そう言い放つと、男は踵を返して仙千代のいるところに戻ってきた。
「四つん這いになって尻を出せ、早くしろ!」
男は仙千代に命じた。
その股間のものは、はちきれんばかりに萌している。
仙千代が四つん這いになると、男は我慢ならないとばかりに荒々しく腰を抱き寄せ、前戯もなしに菊座に捩じ込み始めた。
「痛──っ!」
あらかじめ仙千代は菊座を濡らして慣らしておいたとはいえ、こうやって力づくで押し込まれるのは、苦痛でしかなかった。
きつく閉ざした目から、涙が流れ落ちる。
「お雪を打て。力を込めて、容赦なく。もっと良い声で鳴かせなさい」
男は激しく腰を打ちつけて仙千代の尻を犯しながら、馬吉たちに命じた。
鞭による打擲は、お雪の胸に、腕に、肩に、立て続けに襲った。
お雪はしばらくは鞭打たれる痛みに絶叫していたが、男が仙千代の中で果てた直後、またしても意識を手放した。
お雪は反射的にうずくまろうとするが、腕をつかまれているためかなわなかった。
想像を絶する痛みに、美しい顔を激しく歪め、全身をわなわなと震わせている。
胸部にきつく縄をかけられているため、満足に息を吸うことも出来ない状態である。
しかし、男は冷酷に命じた。
「声が小さいぞ。牛蔵、もっと強く打て」
「へい」
牛蔵は、鞭を振り下ろし、それはさっきよりも鋭い音を立てて、お雪の大腿に炸裂した。
「ギャッ!」
お雪は短いが鋭い叫びを上げた。
「続けろ」
「へい」
鞭が振り下ろされるたびに、凄まじい悲鳴が上がった。
大腿への鞭打ちは、お雪をうつ伏せにして、大黒屋がお雪の腕を、馬吉がお雪の足の上に乗って床に縫い付けて、太ももの裏側にも行われた。
しかし、お雪が失神した為、中断した。
「便所穴め、気を失いやがったか。まったく、だらしない」
男は吐き捨て、乱暴に仙千代を放りだして立ちあがった。
お雪のほうに歩みよると、髪をつかんで頭を持ち上げ、その頬を平手で打った。
「起きろ!」
何回か顔を打たれ、お雪は目を覚ました。
「気を失えば許されると思っているとしたら、大間違いだぞ」
男は牛蔵から鞭を奪うと、自らお雪めがけて振り下ろした。
「ヒ──!」
竹根鞭は、お雪の左肩から胸部にかけてを斜めに打ち叩き、お雪は再度、失神した。
「男の肉棒は大喜びで味わっておきながら、お仕置きされるとすぐに失神するとは、まことにけしからん便所穴だ」
男は再度、お雪の顔を平手で打ち据えた。
「お前がしっかり反省するまで、何度気絶しても許さんぞ」
お雪は意識を取り戻したものの、弱々しい呻き声をもらして涙を流すだけである。
「儂を見ろ、お雪、しっかり目を開けて罰を受けるのだ!」
そう言い放つと、男は踵を返して仙千代のいるところに戻ってきた。
「四つん這いになって尻を出せ、早くしろ!」
男は仙千代に命じた。
その股間のものは、はちきれんばかりに萌している。
仙千代が四つん這いになると、男は我慢ならないとばかりに荒々しく腰を抱き寄せ、前戯もなしに菊座に捩じ込み始めた。
「痛──っ!」
あらかじめ仙千代は菊座を濡らして慣らしておいたとはいえ、こうやって力づくで押し込まれるのは、苦痛でしかなかった。
きつく閉ざした目から、涙が流れ落ちる。
「お雪を打て。力を込めて、容赦なく。もっと良い声で鳴かせなさい」
男は激しく腰を打ちつけて仙千代の尻を犯しながら、馬吉たちに命じた。
鞭による打擲は、お雪の胸に、腕に、肩に、立て続けに襲った。
お雪はしばらくは鞭打たれる痛みに絶叫していたが、男が仙千代の中で果てた直後、またしても意識を手放した。
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