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第15章 媚態
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「侍どもの持ち物よりも、儂のがよかろう?」
仙千代を犯しながら、大黒屋は言った。
彼は、客人らが帰ると、すぐに仙千代のところにやって来た。
与力らを接待をする部屋には、いくつもの覗き穴があるのだろう。
大黒屋は、仙千代が性接待する様子を覗き見して興奮する趣味があり、仙千代のところに来るときには、その巨大なものをすでに勃起させていた。
「儂のこれの真の良さを知ったら、侍どもでは満足できなくなるぞ」
菊座が引き裂かれ、腹の中が男根でいっぱいになり、腰から胃まで打ち突かれるような感覚に、仙千代の意識は真っ赤に染まる。
「お雪は毎日、あの細腰で、何十人もの男たちを接待しておる。お前もそうなりたいか?」
同心らに輪姦されるお雪の悲惨な姿を思い出し、もし己があんな境遇に落ちたら、果たして耐えられるのだろうかと恐怖に襲われた。
と、同時に、お雪は何故、あように過酷な役目をさせられる立場にまで格落ちしたのかと疑念が生じた。
「江戸で一番の美童と謳われたお雪も、あそこまで落ちぶれるとは……哀れなものよ。昼も夜も、入れ代わり立ち代わり、数多の肉棒を嵌められて……」
仙千代の耳もとで、大黒屋はグヒヒと下卑た笑いを漏らす。
「あれもかつては九条家に繋がる家の倅だったようだが……今や下級役人どもの慰み者、淫売以下の雌犬に成り下がって……もののあわれってやつよのう」
自らの言葉に興奮したのか、仙千代の中で、大黒屋のものは一段と大きくなり、硬さを増した。
「仙、あれのように落ちぶれたくなければ、素直になれ。意地を張るのはやめて、儂に飽きられぬよう、せいぜい可愛くして、楽しませることだ」
苦痛に呻く仙千代の耳に、大黒屋は囁いた。
「お前もあれも同じ蔭間上がり、いくら見目がよかろうが名器だろうが、薄汚れた使い古しの穴に過ぎぬ。代わりはいくらでもいることを忘れるな」
息を荒くして腰を振りながら、そう述べる大黒屋の目は、嗜虐の喜びを湛え、仄暗く輝いていた。
仙千代を犯しながら、大黒屋は言った。
彼は、客人らが帰ると、すぐに仙千代のところにやって来た。
与力らを接待をする部屋には、いくつもの覗き穴があるのだろう。
大黒屋は、仙千代が性接待する様子を覗き見して興奮する趣味があり、仙千代のところに来るときには、その巨大なものをすでに勃起させていた。
「儂のこれの真の良さを知ったら、侍どもでは満足できなくなるぞ」
菊座が引き裂かれ、腹の中が男根でいっぱいになり、腰から胃まで打ち突かれるような感覚に、仙千代の意識は真っ赤に染まる。
「お雪は毎日、あの細腰で、何十人もの男たちを接待しておる。お前もそうなりたいか?」
同心らに輪姦されるお雪の悲惨な姿を思い出し、もし己があんな境遇に落ちたら、果たして耐えられるのだろうかと恐怖に襲われた。
と、同時に、お雪は何故、あように過酷な役目をさせられる立場にまで格落ちしたのかと疑念が生じた。
「江戸で一番の美童と謳われたお雪も、あそこまで落ちぶれるとは……哀れなものよ。昼も夜も、入れ代わり立ち代わり、数多の肉棒を嵌められて……」
仙千代の耳もとで、大黒屋はグヒヒと下卑た笑いを漏らす。
「あれもかつては九条家に繋がる家の倅だったようだが……今や下級役人どもの慰み者、淫売以下の雌犬に成り下がって……もののあわれってやつよのう」
自らの言葉に興奮したのか、仙千代の中で、大黒屋のものは一段と大きくなり、硬さを増した。
「仙、あれのように落ちぶれたくなければ、素直になれ。意地を張るのはやめて、儂に飽きられぬよう、せいぜい可愛くして、楽しませることだ」
苦痛に呻く仙千代の耳に、大黒屋は囁いた。
「お前もあれも同じ蔭間上がり、いくら見目がよかろうが名器だろうが、薄汚れた使い古しの穴に過ぎぬ。代わりはいくらでもいることを忘れるな」
息を荒くして腰を振りながら、そう述べる大黒屋の目は、嗜虐の喜びを湛え、仄暗く輝いていた。
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