色地獄 〜会津藩士の美少年が男娼に身を落として〜 18禁 BL時代小説【完結】

丸井マロ

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第11章 虐待

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「おとなしくなったな」

 何度も抜き差しを繰り返されるうちに、仙千代は息も絶え絶えになり、か弱い嗚咽を漏らすだけになっていた。

 限界を超えた責め苦に、悲鳴を上げる体力もなくなり、目の光は力を失いかけている。

「気を失ってはつまらぬ。少し休ませてやろう」

 客は、仙千代の中に亀頭を残したまま、動きを止めた。

「馬吉、牛蔵、その雌犬の足が床に着くようにしろ」

「はっ、かしこまりました」

 二人の青年は、鴨居からお雪を吊り上げている太縄を、お雪の足が床に着く程度にゆるめた。

 お雪は宙吊りにされて、胸部にかけられた縄に全体重がかかっていたが、足が床に着くことで、その苦痛からは解放された。

 しかし、後門に咥え込まされた山芋が引き起こす掻痒に、気が狂ったように尻を振り、激しく悶えている。

「はぁっ、ああ、あぁぁ……!」

 汗みずくの顔を振り、喘ぎながら腰をくねらせる様は、まるで発情した雌猫のように男を欲しがっているように見えた。

「見ろ、あのいやらしい腰使いを」

 客は、仙千代にも見るように促すが、仙千代は菊座を限界まで拡げられている苦痛に意識が染まり、それどころではなかった。

「お雪、中が痒くて痒くてたまらないだろう。馬吉、山芋で中を擦ってやりなさい」

「はっ」

 山芋が抜け落ちないように、腰ひもで股縄に括りつけているが、お雪の腹圧で山芋は途中までひりだされ、紐はピンと張りつめている。

 馬吉は、山芋の皮がついているほうを掴むと、ぐっと奥まで捩じ込んだ。

「ひぃっ!」

 お雪は涙で濡れる目を見開いた。

 馬吉は、お雪の中を掻き回すように、山芋を抜き差し始めた。

「うぅっ、うあ、あああ……っ!」

 お雪は喘ぎとも悲鳴とも判別のつかぬ声を上げ、白い肢体を蛇のようにのたくらせ、激しく腰をよじった。

「そんなに山芋が気に入ったのか」

 客はお雪の狂態に興奮したのか、仙千代の中に亀頭が埋め込まれたままの男根がビクリと脈打つ。

「お雪が痒くて腰をふっておる。もっと激しくかいてやりなさい」

「アアアアアアアアッ!」

 悶絶するお雪の形相は、狂人じみていた。

「おお、良い声で鳴いておる」

 客は、愉快そうに声をあげて笑うと、再度、男根を仙千代の奥に突き入れた。

「あぁぁぁッ!」

 仙千代も首をのけぞらせ、甲高い悲鳴を上げる。

 まるで地獄絵図だった。

 馬吉は山芋でお雪の尻を掻き回し、耳をふさぎたくなるような絶叫が響く。

 そんなお雪の苦しむ姿を眺めながら、客は興奮して仙千代の穴を使って男根を扱き、仙千代は声変わり前の子供の声で泣き叫ぶ。

 まるで仙千代を人として見ておらず、男根を抜き差しするための「穴」としてしか思っていないかのような扱いだった。

 その責め苦は、客が満足するまで続けられ、途中で仙千代は意識を手放した。
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