39 / 120
第6章 生臭坊主
2
しおりを挟む
当初、仙千代の真っ赤に腫れあがった乳首や、傷ついた菊座を見て、坊主は嘆いた。
「おぬしのような美しい若衆を、手荒に扱って痛めつける無粋者がおるのか。気の毒にのう」
坊主は仙千代を哀れみながら、舌とくちびるで全身を愛撫し、太ももの内側やまたぐら、首やうなじ、胸元を吸い、あちこちに紅色の痕を散らした。
それから、仙千代に痛い思いをさせずに蕾を拡げて、楽にしてやろうと、この道具を使うことを提案したのである。
仙千代の菊座はきつく、時間をかけて指などで充分に慣らして拡げてからなら、成人男性の男根を受け入れることが出来る。
しかし、ちょんの間で遊ぶ客の多くがそうであるように、ろくに前戯もしないで突っ込まれるのは酷い苦痛であり、狭い部分に力尽くで抜き差しをされるため、そこは擦り切れて傷ついていた。
「かように狭い菊座で、日々何人もの男を受け入れるのは、さぞ辛かろう。拙僧が、こなたに尻の悦びを教えてやろうぞ」
坊主は、時間とふのりをたっぷり使い、仙千代の菊座を拡げた。
まずは、指先で、やさしく蕾をもみほぐし、筋肉がほぐれると、小指を第一関節まで入れた。
しばらくは、そのまま動かさず、仙千代が異物感に慣れた頃を見計らって、痛みを感じない程度の早さで、ゆっくりと出し入れをした。
次は第二関節まで入れて、その感覚に仙千代が慣れるのを待って、慎重に抜き差しする。
「ほうら、痛くないだろう?」
「はい……」
「たっぷり濡らして、ゆっくり慣らせば、どんな小さな蕾でも花開くのだ」
坊主は細い目を楽しそうに輝かせた。
指を使っての拡張は、小指から始まり、次に人差し指、中指と続き、親指の根元まで抜き差しできるようになった。
「では、この道具の出番であるぞ」
性具の一番先端にある小さな玉は、うずらの卵ほどの大きさだった。
坊主はそれにふのりを塗りつけて、仙千代の中にゆっくりと挿入した。
「痛いかい?」
「いいえ……」
「では、気持ちよいか?」
「い、いいえ……」
「おぬしの念者は、おぬしをここで……悦ばせてくれなかったのかい?」
「……」
仙千代は目を伏せた。
蔵人と過ごした、最後の夜を思い出す。
もしも、あのままずっと夜が続いていたら──などと、ありえもしないことを想像して、泣きたくなった。
「念者の話になると、おぬしはいつもさような顔をする」
坊主は仙千代の首筋に舌を這わせ、耳朶を舐めた。
「そんなに念者が忘れられぬのか?」
「……」
「武士どうしの衆道は、精神の繋がりを重視すると聞いておる。痛みに耐えるのが、念者への義理立てなのかも知れぬが……」
坊主は仙千代の未成熟な男根の先をつまみ、そうっと包皮をずり下げた。
小さな口を開けた皮の裂け目から、桜色の粘膜が顔を覗かせる。
坊主はふのりで滑る指先で、男根の包皮の割れ目を、やさしく撫でた。
「あ……!」
仙千代はピクリと腰を跳ね上げた。
「おぬしのような美しい若衆を、手荒に扱って痛めつける無粋者がおるのか。気の毒にのう」
坊主は仙千代を哀れみながら、舌とくちびるで全身を愛撫し、太ももの内側やまたぐら、首やうなじ、胸元を吸い、あちこちに紅色の痕を散らした。
それから、仙千代に痛い思いをさせずに蕾を拡げて、楽にしてやろうと、この道具を使うことを提案したのである。
仙千代の菊座はきつく、時間をかけて指などで充分に慣らして拡げてからなら、成人男性の男根を受け入れることが出来る。
しかし、ちょんの間で遊ぶ客の多くがそうであるように、ろくに前戯もしないで突っ込まれるのは酷い苦痛であり、狭い部分に力尽くで抜き差しをされるため、そこは擦り切れて傷ついていた。
「かように狭い菊座で、日々何人もの男を受け入れるのは、さぞ辛かろう。拙僧が、こなたに尻の悦びを教えてやろうぞ」
坊主は、時間とふのりをたっぷり使い、仙千代の菊座を拡げた。
まずは、指先で、やさしく蕾をもみほぐし、筋肉がほぐれると、小指を第一関節まで入れた。
しばらくは、そのまま動かさず、仙千代が異物感に慣れた頃を見計らって、痛みを感じない程度の早さで、ゆっくりと出し入れをした。
次は第二関節まで入れて、その感覚に仙千代が慣れるのを待って、慎重に抜き差しする。
「ほうら、痛くないだろう?」
「はい……」
「たっぷり濡らして、ゆっくり慣らせば、どんな小さな蕾でも花開くのだ」
坊主は細い目を楽しそうに輝かせた。
指を使っての拡張は、小指から始まり、次に人差し指、中指と続き、親指の根元まで抜き差しできるようになった。
「では、この道具の出番であるぞ」
性具の一番先端にある小さな玉は、うずらの卵ほどの大きさだった。
坊主はそれにふのりを塗りつけて、仙千代の中にゆっくりと挿入した。
「痛いかい?」
「いいえ……」
「では、気持ちよいか?」
「い、いいえ……」
「おぬしの念者は、おぬしをここで……悦ばせてくれなかったのかい?」
「……」
仙千代は目を伏せた。
蔵人と過ごした、最後の夜を思い出す。
もしも、あのままずっと夜が続いていたら──などと、ありえもしないことを想像して、泣きたくなった。
「念者の話になると、おぬしはいつもさような顔をする」
坊主は仙千代の首筋に舌を這わせ、耳朶を舐めた。
「そんなに念者が忘れられぬのか?」
「……」
「武士どうしの衆道は、精神の繋がりを重視すると聞いておる。痛みに耐えるのが、念者への義理立てなのかも知れぬが……」
坊主は仙千代の未成熟な男根の先をつまみ、そうっと包皮をずり下げた。
小さな口を開けた皮の裂け目から、桜色の粘膜が顔を覗かせる。
坊主はふのりで滑る指先で、男根の包皮の割れ目を、やさしく撫でた。
「あ……!」
仙千代はピクリと腰を跳ね上げた。
21
お気に入りに追加
153
あなたにおすすめの小説
【R18】奴隷に堕ちた騎士
蒼い月
BL
気持ちはR25くらい。妖精族の騎士の美青年が①野盗に捕らえられて調教され②闇オークションにかけられて輪姦され③落札したご主人様に毎日めちゃくちゃに犯され④奴隷品評会で他の奴隷たちの特殊プレイを尻目に乱交し⑤縁あって一緒に自由の身になった両性具有の奴隷少年とよしよし百合セックスをしながらそっと暮らす話。9割は愛のないスケベですが、1割は救済用ラブ。サブヒロインは主人公とくっ付くまで大分可哀想な感じなので、地雷の気配を感じた方は読み飛ばしてください。
※主人公は9割突っ込まれてアンアン言わされる側ですが、終盤1割は突っ込む側なので、攻守逆転が苦手な方はご注意ください。
誤字報告は近況ボードにお願いします。無理やり何となくハピエンですが、不幸な方が抜けたり萌えたりする方は3章くらいまでをおススメします。
※無事に完結しました!
首輪 〜性奴隷 律の調教〜
M
BL
※エロ、グロ、スカトロ、ショタ、モロ語、暴力的なセックス、たまに嘔吐など、かなりフェティッシュな内容です。
R18です。
ほとんどの話に男性同士の過激な性表現・暴力表現が含まれますのでご注意下さい。
孤児だった律は飯塚という資産家に拾われた。
幼い子供にしか興味を示さない飯塚は、律が美しい青年に成長するにつれて愛情を失い、性奴隷として調教し客に奉仕させて金儲けの道具として使い続ける。
それでも飯塚への一途な想いを捨てられずにいた律だったが、とうとう新しい飼い主に売り渡す日を告げられてしまう。
新しい飼い主として律の前に現れたのは、桐山という男だった。
受け付けの全裸お兄さんが店主に客の前で公開プレイされる大人の玩具専門店
ミクリ21 (新)
BL
大人の玩具専門店【ラブシモン】を営む執事服の店主レイザーと、受け付けの全裸お兄さんシモンが毎日公開プレイしている話。
【R-18】♡喘ぎ詰め合わせ♥あほえろ短編集
夜井
BL
完結済みの短編エロのみを公開していきます。
現在公開中の作品(随時更新)
『異世界転生したら、激太触手に犯されて即堕ちしちゃった話♥』
異種姦・産卵・大量中出し・即堕ち・二輪挿し・フェラ/イラマ・ごっくん・乳首責め・結腸責め・尿道責め・トコロテン・小スカ
【完結】聖アベニール学園
野咲
BL
[注意!]エロばっかしです。イマラチオ、陵辱、拘束、スパンキング、射精禁止、鞭打ちなど。設定もエグいので、ダメな人は開かないでください。また、これがエロに特化した創作であり、現実ではあり得ないことが理解できない人は読まないでください。
学校の寄付金集めのために偉いさんの夜のお相手をさせられる特殊奨学生のお話。
【BL】SNSで人気の訳あり超絶イケメン大学生、前立腺を子宮化され、堕ちる?【R18】
NichePorn
BL
スーパーダーリンに犯される超絶イケメン男子大学生
SNSを開設すれば即10万人フォロワー。
町を歩けばスカウトの嵐。
超絶イケメンなルックスながらどこか抜けた可愛らしい性格で多くの人々を魅了してきた恋司(れんじ)。
そんな人生を謳歌していそうな彼にも、児童保護施設で育った暗い過去や両親の離婚、SNS依存などといった訳ありな点があった。
愛情に飢え、性に奔放になっていく彼は、就活先で出会った世界規模の名門製薬会社の御曹司に手を出してしまい・・・。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる