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第1章 川上屋
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「じゅうぶんに拡がったか?」
「はい……」
「じゃあ、今度はそれを口の中に戻して、口と舌を使って俺の肉棒に塗れ、たっぷりな。手を抜いたらお前が痛い思いをするだけだぞ」
仙千代は手のひらの上の乾きかけたふのりを再び口に含み、唾とまぜあわせると、主の男根を口に含んだ。
口腔全体と舌を使って、ドロドロとするそれをたっぷりと塗りつける。
「よし、尻をこっちにむけろ」
四つん這いのまま仙千代は半回転して、主に尻を差し出した。
「さあ、どうしてほしいんだ?」
「旦那さまの、おちんぽうを……私の、下の口に……入れて……ください……」
「ようし、いい子だ。ご褒美をやろう」
主は両手で仙千代の腰をつかむと、菊座に己の先端を押し当てた。
「ううっ……」
まるで骨でもあるかのように硬いそれが、きつい肉壁をこじあけ、ずぶずぶと押し入ってくる。
仙千代は苦痛に呻き、きつく閉じ合わせた睫毛から滴り落ちた涙が、畳の上に水玉を描いた。
「ほら、力を抜け。客は優しく待っててなんかくれねぇぞ。いつブチ込まれてもいいように普段から穴を拡げて慣らしておくんだ。そうしないと、こんなふうに──」
主は仙千代の中にそれの先だけ残して引き抜くと、今度は一息に根元まで叩き込んだ。
「アア──ッ!」
あまりの衝撃と痛みに、仙千代は目を見開いた。
「お前が痛い目に遭うことになる」
そう述べると、主はそれをズルリと引き抜いた。
仙千代は泣き崩れた。
「おい、泣いてないできれいにしろ」
主は仙千代の前髪をつかみ、顔を上げさせると、べたべたになった肉棒の先を、仙千代のくちびるに押し当てた。
「お前の口と舌で、きれいにするんだ」
仙千代は泣きながらも、主の男根に舌を這わせる。
「ヤッておしまいじゃねぇ。客を清めるのも蔭間の仕事だ」
「は……い……」
「もし客が子種を床にこぼしたら床を舐めろ。布団にこぼしたらそれをしゃぶりとれ。客の子種は一滴たりとも無駄にせず、ありがたくいただくこと。これが川上屋の決まりだ。わかったな?」
「はい……」
「もし尻の中に出されたときは、部屋から一番遠い厠に行って搔き出せ。まあ、尻の中に出させないに越したことはない。できるかぎり、飲みたいから口の中に出してと頼むんだ。いいな?」
「はい……」
「生童なら時間をかけて一から仕込むところだが、お前は手垢のついた中古だ。さっそく今夜から客を取ってもらう」
己の身に起きたとは信じられないようなことの連続に、仙千代の頭は考えることを放棄していた。
亭主は続けた。
「今のは、ほんの味見をかねた練らしだ。少し手荒だったかも知れないが、これが蔭間の現実ってやつだ。この程度で酷いと思うようなら、ここではやっていけない。わかったな?」
「はい……」
仙千代は主の声を、どこか遠くで聞いていた。
「はい……」
「じゃあ、今度はそれを口の中に戻して、口と舌を使って俺の肉棒に塗れ、たっぷりな。手を抜いたらお前が痛い思いをするだけだぞ」
仙千代は手のひらの上の乾きかけたふのりを再び口に含み、唾とまぜあわせると、主の男根を口に含んだ。
口腔全体と舌を使って、ドロドロとするそれをたっぷりと塗りつける。
「よし、尻をこっちにむけろ」
四つん這いのまま仙千代は半回転して、主に尻を差し出した。
「さあ、どうしてほしいんだ?」
「旦那さまの、おちんぽうを……私の、下の口に……入れて……ください……」
「ようし、いい子だ。ご褒美をやろう」
主は両手で仙千代の腰をつかむと、菊座に己の先端を押し当てた。
「ううっ……」
まるで骨でもあるかのように硬いそれが、きつい肉壁をこじあけ、ずぶずぶと押し入ってくる。
仙千代は苦痛に呻き、きつく閉じ合わせた睫毛から滴り落ちた涙が、畳の上に水玉を描いた。
「ほら、力を抜け。客は優しく待っててなんかくれねぇぞ。いつブチ込まれてもいいように普段から穴を拡げて慣らしておくんだ。そうしないと、こんなふうに──」
主は仙千代の中にそれの先だけ残して引き抜くと、今度は一息に根元まで叩き込んだ。
「アア──ッ!」
あまりの衝撃と痛みに、仙千代は目を見開いた。
「お前が痛い目に遭うことになる」
そう述べると、主はそれをズルリと引き抜いた。
仙千代は泣き崩れた。
「おい、泣いてないできれいにしろ」
主は仙千代の前髪をつかみ、顔を上げさせると、べたべたになった肉棒の先を、仙千代のくちびるに押し当てた。
「お前の口と舌で、きれいにするんだ」
仙千代は泣きながらも、主の男根に舌を這わせる。
「ヤッておしまいじゃねぇ。客を清めるのも蔭間の仕事だ」
「は……い……」
「もし客が子種を床にこぼしたら床を舐めろ。布団にこぼしたらそれをしゃぶりとれ。客の子種は一滴たりとも無駄にせず、ありがたくいただくこと。これが川上屋の決まりだ。わかったな?」
「はい……」
「もし尻の中に出されたときは、部屋から一番遠い厠に行って搔き出せ。まあ、尻の中に出させないに越したことはない。できるかぎり、飲みたいから口の中に出してと頼むんだ。いいな?」
「はい……」
「生童なら時間をかけて一から仕込むところだが、お前は手垢のついた中古だ。さっそく今夜から客を取ってもらう」
己の身に起きたとは信じられないようなことの連続に、仙千代の頭は考えることを放棄していた。
亭主は続けた。
「今のは、ほんの味見をかねた練らしだ。少し手荒だったかも知れないが、これが蔭間の現実ってやつだ。この程度で酷いと思うようなら、ここではやっていけない。わかったな?」
「はい……」
仙千代は主の声を、どこか遠くで聞いていた。
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