6 / 120
第1章 川上屋
5
しおりを挟む
「これは『いちぶのり』といって、潤滑油のかわりに使うものだ。口の中で唾とまぜろ」
主は仙千代の口にいちぶのりを入れた。
それは、ふのりを何層にも和紙に塗り込んで乾燥させたもので、ほんのりと甘みがあった。
しばらくして、それが口の中で溶けてドロドロになった頃、
「下帯を脱いだら、口の中のものを手のひらに出して、自分の指で菊座を拡げろ。まずは……お前は生童じゃないから中指でいいな。やれ」
言われたとおり仙千代は下帯を脱ぎ、一糸まとわぬ姿になった。
粘液状のものを口から出して左手で受け、右手の中指で掬い取ると、自らの蕾に塗った。
そして、中指全体にふのりを絡めつけると、蕾に指先を押し当てた。
「んん……」
指を第一関節まで埋め込んだ。
痛みと惨めさに、もうすっかり干からびたと思っていた涙があふれ、頬に伝い流れていく。
「泣けば許されると思ってるのか、ええ?」
「い、いいえ……」
「じゃあ、泣いてる暇があればさっさとやれ」
「はい……」
仙千代はゆっくりと、指の根元まで、尻の中に埋め込んだ。
すでにそこは痛みと異物感で軋んでいるが、この程度で許されるはずがないのはわかっていた。
「ようし、いい子だ。今度は中指と薬指の二本を入れろ」
仙千代は中指を抜くと、手のひらのふのりを今度は二本の指にからめる。
そして、ゆっくり息を吐きながら、まずは中指を挿入すると、薬指の先で菊座のくちびるをめくるように、二本目の指の挿入を開始した。
強い痛みに息がつまりそうになるが、意識的に口を開けて深くゆっくりと呼吸をすることで、なんとか痛みを逃がそうとする。
「お前、かわいい顔をして、かなり慣れてるじゃねぇか、ええ?」
主の見下す目線が、胸に突き刺さる。
仙千代は目を伏せ、少しずつ、少しずつ、指を奥へと進めていく。
やがて、彼の菊座は、人差し指から薬指まで三本の指を飲みこんだ。
主は仙千代の口にいちぶのりを入れた。
それは、ふのりを何層にも和紙に塗り込んで乾燥させたもので、ほんのりと甘みがあった。
しばらくして、それが口の中で溶けてドロドロになった頃、
「下帯を脱いだら、口の中のものを手のひらに出して、自分の指で菊座を拡げろ。まずは……お前は生童じゃないから中指でいいな。やれ」
言われたとおり仙千代は下帯を脱ぎ、一糸まとわぬ姿になった。
粘液状のものを口から出して左手で受け、右手の中指で掬い取ると、自らの蕾に塗った。
そして、中指全体にふのりを絡めつけると、蕾に指先を押し当てた。
「んん……」
指を第一関節まで埋め込んだ。
痛みと惨めさに、もうすっかり干からびたと思っていた涙があふれ、頬に伝い流れていく。
「泣けば許されると思ってるのか、ええ?」
「い、いいえ……」
「じゃあ、泣いてる暇があればさっさとやれ」
「はい……」
仙千代はゆっくりと、指の根元まで、尻の中に埋め込んだ。
すでにそこは痛みと異物感で軋んでいるが、この程度で許されるはずがないのはわかっていた。
「ようし、いい子だ。今度は中指と薬指の二本を入れろ」
仙千代は中指を抜くと、手のひらのふのりを今度は二本の指にからめる。
そして、ゆっくり息を吐きながら、まずは中指を挿入すると、薬指の先で菊座のくちびるをめくるように、二本目の指の挿入を開始した。
強い痛みに息がつまりそうになるが、意識的に口を開けて深くゆっくりと呼吸をすることで、なんとか痛みを逃がそうとする。
「お前、かわいい顔をして、かなり慣れてるじゃねぇか、ええ?」
主の見下す目線が、胸に突き刺さる。
仙千代は目を伏せ、少しずつ、少しずつ、指を奥へと進めていく。
やがて、彼の菊座は、人差し指から薬指まで三本の指を飲みこんだ。
21
お気に入りに追加
159
あなたにおすすめの小説






どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる