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第68話 USB
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ユリは、会議室に入る時にこっそりと、抜け出した。
リリは、社長の「どうすれば探索者になれるのか?」「どうしたら、人気になれるのか?」などの、質問に答えているのを聞いている。
だけど、ユリについて、何か言われたら、どう対処すればいいのか分からない。ドキドキして、内容などは全く頭に入っていない様子だ。
ただ、『早く、ユリ帰って来て!!』と願っているだけだ。
そんな事を思っていると、リリの側にクリムゾンスカーレットのミケさんがやってきた。
「ねえ、君ってリリさんの妹か何かな?」
「え?」
服だけ変えて、幼くしたので、顔の方は何もいじっていない。ユリも、まさか、こんな小学生達をギルドの中を紹介するだけなのに、ミケさんが登場するのは驚いていた。
リリは、ミケさんに話しかけられて頭が真っ白になった。こんな姿になって、バレたら「恥ずかしく無いのか!?」とか、「そんな趣味が!?」とか思われるかもしれない。
リリは、バレないように、なんとか誤魔化す事にした。
「うぇ、ええ~!!、誰ですかそれ~」
わざとらしく、誤魔化している。
ミケさんは、疑っているようだ。
「あと、君の隣にいたユリさん似の子はどこに?」
「え~と、それは、トイレに」
「この階には、トイレは無い。」
「一階の方のトイレに行ったんじゃ無いのかな~」
「もしかして、社長室に入っているんじゃ無いかな?」
「な、なに言っているんですか?お姉ちゃんは~」
苦しい。苦しすぎる嘘である。
もう、バレそうだ。と言うか、バレている。
リリも内心はバレていると思っている。なので、額には冷や汗をかいている。
「まあ、いいわ。これ、クロウ様に渡しておいて。」
「え?」
「皆んな~社長のお話なんて飽きたでしょ~だから、私たちが、どうやって魔物を倒しているのかを見学してもらおうと思いま~す。」
皆んなは、社長室に出てデビルギルドが所有している近くのダンジョンに向かう事になった。
その隙に、社長室からコッソリと出てきたユリは、バレないようにユリは移動している間に紛れ込んだ。
どうやら、ユリはUSBメモリに情報を入れたようだ。そのUSBメモリは、スカートにあるチャック付きのポケットに入れてたようだ。
「リリ、社長室にあるパソコンの極秘ファイルをこのUSBメモリにダウンロードした。」
ユリは、USBメモリを入れたポケットをポンポンと叩きアピールした。
「わ、私も...ミケさんに貰ったこのUSBメモリ手に入れたよ?」
リリは、ユリにミケさんから貰ったUSBメモリを見せた。
「え?なんで!?」
「わ、私にもわかんない。」
ユリは、リリが持っているUSBメモリを見て驚いている。何故、ミケさんがリリにUSBを持たせたのか、不思議そうにしている。
「もしかしたら、クロウ様が何かしてくれたのかも?」
「なんで?」
「だって、ミケさんがクロウ様の事を知っていた。だったら、クロウ様は先を読んで私達の事を助けてくれたかのしれないのです。リリの為に、クロウ様は、裏で私の事を助けてくれたのです。」
「考えすぎじゃ?」
「クロウ様は凄いんです。リリは、クロウ様を崇拝しているんですから!!」
クロウの思い出して、リリはうっとりしている。
ユリは、その顔を見て少し引いている。
「こら、皆んなはダンジョンに行ってるわよ。」
「「は~い」」
2人は、話をして他の人達が、ダンジョンに行っている事に気づかずに、先生に注意されてしまい、2人はいい返事をして、小走りで皆んなのいる場所に向かった。
2人は、用事が終わったので、そのまま帰ってもいいが、怪しまれて、探られたら困ってしまう。
もしかしたら、偽造した事に気づかれるかもしれない。なので、最後までギルドについて知っている事を教えられた。
リリは、早くこのUSBメモリをクロウ様に渡したく早く終わらないかソワソワしている。
リリは、社長の「どうすれば探索者になれるのか?」「どうしたら、人気になれるのか?」などの、質問に答えているのを聞いている。
だけど、ユリについて、何か言われたら、どう対処すればいいのか分からない。ドキドキして、内容などは全く頭に入っていない様子だ。
ただ、『早く、ユリ帰って来て!!』と願っているだけだ。
そんな事を思っていると、リリの側にクリムゾンスカーレットのミケさんがやってきた。
「ねえ、君ってリリさんの妹か何かな?」
「え?」
服だけ変えて、幼くしたので、顔の方は何もいじっていない。ユリも、まさか、こんな小学生達をギルドの中を紹介するだけなのに、ミケさんが登場するのは驚いていた。
リリは、ミケさんに話しかけられて頭が真っ白になった。こんな姿になって、バレたら「恥ずかしく無いのか!?」とか、「そんな趣味が!?」とか思われるかもしれない。
リリは、バレないように、なんとか誤魔化す事にした。
「うぇ、ええ~!!、誰ですかそれ~」
わざとらしく、誤魔化している。
ミケさんは、疑っているようだ。
「あと、君の隣にいたユリさん似の子はどこに?」
「え~と、それは、トイレに」
「この階には、トイレは無い。」
「一階の方のトイレに行ったんじゃ無いのかな~」
「もしかして、社長室に入っているんじゃ無いかな?」
「な、なに言っているんですか?お姉ちゃんは~」
苦しい。苦しすぎる嘘である。
もう、バレそうだ。と言うか、バレている。
リリも内心はバレていると思っている。なので、額には冷や汗をかいている。
「まあ、いいわ。これ、クロウ様に渡しておいて。」
「え?」
「皆んな~社長のお話なんて飽きたでしょ~だから、私たちが、どうやって魔物を倒しているのかを見学してもらおうと思いま~す。」
皆んなは、社長室に出てデビルギルドが所有している近くのダンジョンに向かう事になった。
その隙に、社長室からコッソリと出てきたユリは、バレないようにユリは移動している間に紛れ込んだ。
どうやら、ユリはUSBメモリに情報を入れたようだ。そのUSBメモリは、スカートにあるチャック付きのポケットに入れてたようだ。
「リリ、社長室にあるパソコンの極秘ファイルをこのUSBメモリにダウンロードした。」
ユリは、USBメモリを入れたポケットをポンポンと叩きアピールした。
「わ、私も...ミケさんに貰ったこのUSBメモリ手に入れたよ?」
リリは、ユリにミケさんから貰ったUSBメモリを見せた。
「え?なんで!?」
「わ、私にもわかんない。」
ユリは、リリが持っているUSBメモリを見て驚いている。何故、ミケさんがリリにUSBを持たせたのか、不思議そうにしている。
「もしかしたら、クロウ様が何かしてくれたのかも?」
「なんで?」
「だって、ミケさんがクロウ様の事を知っていた。だったら、クロウ様は先を読んで私達の事を助けてくれたかのしれないのです。リリの為に、クロウ様は、裏で私の事を助けてくれたのです。」
「考えすぎじゃ?」
「クロウ様は凄いんです。リリは、クロウ様を崇拝しているんですから!!」
クロウの思い出して、リリはうっとりしている。
ユリは、その顔を見て少し引いている。
「こら、皆んなはダンジョンに行ってるわよ。」
「「は~い」」
2人は、話をして他の人達が、ダンジョンに行っている事に気づかずに、先生に注意されてしまい、2人はいい返事をして、小走りで皆んなのいる場所に向かった。
2人は、用事が終わったので、そのまま帰ってもいいが、怪しまれて、探られたら困ってしまう。
もしかしたら、偽造した事に気づかれるかもしれない。なので、最後までギルドについて知っている事を教えられた。
リリは、早くこのUSBメモリをクロウ様に渡したく早く終わらないかソワソワしている。
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