上 下
46 / 88

第46話 ドラゴン...あ...

しおりを挟む
クリムゾンスカーレットとの戦いが始まった。

佐々木さんは、戦闘系では無いので、ボス部屋の端っこで待機。
  ミツキは、ミケさんと知り合いのようで、スキルを使うとバレるかもしれないということで、佐々木さんと同じ場所で待機。

俺とミケさんとの1対1の戦いが始まった。
 ミケさんは、何故か俺の事を見て怒っているようだが、俺は何もしていないと思う。

「盾剣騎士《ハクシ》!!」
「来るがいい」

ミケさんは、5分間剣と盾を使い剣のスキル・スラッシュや盾のスキル・パニッシュなど使う事ができる事は知っている。
 俺は、カメラの前なので、少し緊張しているが、キャラを保つことが出来ている。

ミケさんは、ドラゴンの爪での攻撃を躱し俺に攻撃をしてくる。

「ふん、いきなり俺に攻撃か。これは、探索者どうしの戦闘行為禁止のはずだが。」
「それは、こっちのセリフだ!!」

やっぱり、怒っている。
 最初に、『烈焔剣煌《れつえんけんこう》』をミケさんに向けて放ったことに怒っているのだろうか?
あれは、ミケさんに当たらないように一応放ったのだが....


それで、怒っているならごめん。
 ただ、ドラゴンを討伐されたくなかっただけなんだ。

俺はそう思いながら、ミケさんの攻撃を受け流し、ドラゴンに攻撃をした。
 ドラゴンは、全身に硬いウロコを纏っている。なので、俺の攻撃では一撃で倒すことが出来なかった。

「硬いな。」
「こっちおみろおおお!!」

凄い迫力。

「斬撃《スラッシュ》」
「遅いぞ」
「グッ」

怒るのは分かるけど、俺の命を狙おうとしなくてもっと、思いつつミケさんが持っている盾に剣を当てて俺から遠ざけた。

「私に手加減したな!!」
「ああ、それがどうした。」
「盾投《タテフレア》」

ミケさんは、俺に向けて盾を投げて来た。
 俺は、それを躱しドラゴンの目に当たり怯んでいる。

「ドラゴンの目に当てるとは、凄いな。」
「貴様!!」

褒めたつもりなのだが、更に怒らせてしまったようだ。

「私の攻撃をバカにしているのか!!双剣士《ツインエッジ》」

腰にある剣を抜いた。
 予備だと思ったが、どうやらスキルで2本の剣を使うためだったのか~
と言うより、ミケさん誤解です。

ドラゴンの目に当てることは難しいから、褒めたつもりなんだが...

「ダブルスラッシュ!!」
「ふん」

俺は全ての斬撃をよけ、俺はミケさんの剣に当たるように剣を振り飛ばした。

「キャア!!」
「それが、お前の限界だ。」

俺は、大体5分が経っている事を教えてあげた。

「ック」

悔しそうにしている。

俺は、ようやくドラゴンに集中できる。
 俺は、烈焔剣煌練武《れつえんけんこうれんぶ》まあ、連続で炎の斬撃を放ち続ける技である。

俺は、ドラゴンの体に一点集中で放ち続けた。
 ドラゴンの炎のぐブレスを撃ってくるが、俺の斬撃で相殺し、倒すことが出来た。

俺のスキル運のおかげもあり、ドラゴンの皮が3枚と爪が一個ドロップしていた。
 確か、皮一枚で、150万位じゃなかったかな?

まあ、俺はドラゴンを倒すことが出来た。
 ミケさんは、横取りと言う形になってしまい落ち込んでいるようだ。
ごめん。


しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

ラブハメパークは年中無休で営業中♡

BL / 連載中 24h.ポイント:7,871pt お気に入り:51

あなたの重すぎる愛は私が受け止めます

恋愛 / 完結 24h.ポイント:298pt お気に入り:1,238

【R18】異世界転移少女、イケオジと猫耳プレイする

恋愛 / 完結 24h.ポイント:99pt お気に入り:790

もうぼくは偽物の皇太子だってバラしたい!

BL / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:58

前世持ち公爵令嬢のワクワク領地改革! 私、イイ事思いついちゃったぁ~!

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:695pt お気に入り:6,297

pretty preschool teacher

BL / 連載中 24h.ポイント:547pt お気に入り:10

処理中です...