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第44話 佐々木さんはサイエンティストだ。
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さて、佐々木さんとミツキが住み始めて数日が経った。
数日が経ち、佐々木さんの部屋から『ドンドン・ガシャ・プシュー』などの変な音がする。何かを作っているのか、色々と佐々木さんは私物を部屋に持ち込んでいる。
俺は、佐々木さんの部屋のドアノブに手を掛けて開けた。
すると、色々とよくわからない機会が部屋いっぱいに置いてあった。
もう、ゴミ部屋と言われたらそう見えるかもしれない。
「佐藤くんどうしたのかな?」
「何してんの?」
「研究だよ。僕はね、研究が好きなんだ。研究が出来なかったここ数日は苦痛だった。」
「それより、ミツキも何白衣着て佐々木さんの助手してんの」
「ミツキも音注意しに行ったら、『助手にならないか!?』と誘われたので...つい」
「僕の助手は有能だよ」
佐々木さんは、ミツキを助手として気に入っているようだ。
ミツキも褒められて満更でもないようだ。
「で、何を作ってるの?」
「君、よく聞いてくれた。僕は高性能ローブを作ろうと思っている。君のローブを干している所をちょうだいして勝手に研究してわかったけど、身体能力向上など色々凄いんだよ。」
「おい、どうりで干したはずなのに無くなってる訳だ。」
昨日から、俺のローブが無くなりどこやったかな~と探し回って居たが、どうやらこの部屋にあったようだ。
「僕は天才だから、これに似せた機能を作る事が出来ると思うんだけ。それに革靴に革手袋それぞれの性能もね。」
「ドロップアイテムなのに真似が出来るの?」
「出来ると思う。だけど、ボス級のドロップアイテムが無いと難しいんだよね。そこで依頼だ。僕の研究のために、ドラゴンの皮がドロップするドラゴンダンジョンに行ってもらう。一枚で3着のローブを作る事が出来ると思うから、頑張って来て欲しい。」
ほう、俺とミツキと佐々木さんがローブを着たらカッコよくないか!?
謎の組織。謎の団体。俺の厨二心を刺激するでは無いか。最高だ。
ドラゴンダンジョンは、長野の山奥。それに、50階層と最下層にボスのドラゴンが出現する。
それに、ドラゴンダンジョンを攻略してから何ヶ月か経っている。その間に、ボスが討伐された記事とか情報は来て居ない。
なら、ドラゴンを倒しドロップアイテムを手にする事が出来るかもしれない。
「よっし、取ってこよう。」
「佐藤くん、その意気だ。僕もそのダンジョンに入ってみたと思っていたら丁度いい。」
「え?来るの?」
「僕も行くよ?」
「ダンジョンで魔物の討伐経験は?」
「無いよ。と言うより、ダンジョンに入った事がない。」
ダンジョンも入った事がない人が、ダンジョンの中に入って生きて帰れるだろうか?
「それって、大丈夫なの?」
俺は心配そうに聞くと、佐々木さんは部屋の奥に埋れた機械の部品などの残骸からガサゴソと探し2枚の布を取り出した。
「大丈夫だよ。僕が試作品で作ったこのローブを着れば防御力と走るスピードが上がる。ミツキちゃんの分もあるから一緒に着てダンジョンに行くから、安心して欲しい。」
「ミツキのローブ~あ、ちゃんとシッポの部分に穴開いてる。」
ん~まあ、この黒いローブを着たら能力向上するなら大丈夫かな。
それに、3人がローブを着て集団行動とかカッコいい。
「わかった。だけど、ミツキか俺の側を離れるなよ。」
「わかってる。僕は、魔物を倒す事が出来ないから。」
俺達は、早速向かう事にした。
ドラゴンが居ると言われるダンジョンに。
数日が経ち、佐々木さんの部屋から『ドンドン・ガシャ・プシュー』などの変な音がする。何かを作っているのか、色々と佐々木さんは私物を部屋に持ち込んでいる。
俺は、佐々木さんの部屋のドアノブに手を掛けて開けた。
すると、色々とよくわからない機会が部屋いっぱいに置いてあった。
もう、ゴミ部屋と言われたらそう見えるかもしれない。
「佐藤くんどうしたのかな?」
「何してんの?」
「研究だよ。僕はね、研究が好きなんだ。研究が出来なかったここ数日は苦痛だった。」
「それより、ミツキも何白衣着て佐々木さんの助手してんの」
「ミツキも音注意しに行ったら、『助手にならないか!?』と誘われたので...つい」
「僕の助手は有能だよ」
佐々木さんは、ミツキを助手として気に入っているようだ。
ミツキも褒められて満更でもないようだ。
「で、何を作ってるの?」
「君、よく聞いてくれた。僕は高性能ローブを作ろうと思っている。君のローブを干している所をちょうだいして勝手に研究してわかったけど、身体能力向上など色々凄いんだよ。」
「おい、どうりで干したはずなのに無くなってる訳だ。」
昨日から、俺のローブが無くなりどこやったかな~と探し回って居たが、どうやらこの部屋にあったようだ。
「僕は天才だから、これに似せた機能を作る事が出来ると思うんだけ。それに革靴に革手袋それぞれの性能もね。」
「ドロップアイテムなのに真似が出来るの?」
「出来ると思う。だけど、ボス級のドロップアイテムが無いと難しいんだよね。そこで依頼だ。僕の研究のために、ドラゴンの皮がドロップするドラゴンダンジョンに行ってもらう。一枚で3着のローブを作る事が出来ると思うから、頑張って来て欲しい。」
ほう、俺とミツキと佐々木さんがローブを着たらカッコよくないか!?
謎の組織。謎の団体。俺の厨二心を刺激するでは無いか。最高だ。
ドラゴンダンジョンは、長野の山奥。それに、50階層と最下層にボスのドラゴンが出現する。
それに、ドラゴンダンジョンを攻略してから何ヶ月か経っている。その間に、ボスが討伐された記事とか情報は来て居ない。
なら、ドラゴンを倒しドロップアイテムを手にする事が出来るかもしれない。
「よっし、取ってこよう。」
「佐藤くん、その意気だ。僕もそのダンジョンに入ってみたと思っていたら丁度いい。」
「え?来るの?」
「僕も行くよ?」
「ダンジョンで魔物の討伐経験は?」
「無いよ。と言うより、ダンジョンに入った事がない。」
ダンジョンも入った事がない人が、ダンジョンの中に入って生きて帰れるだろうか?
「それって、大丈夫なの?」
俺は心配そうに聞くと、佐々木さんは部屋の奥に埋れた機械の部品などの残骸からガサゴソと探し2枚の布を取り出した。
「大丈夫だよ。僕が試作品で作ったこのローブを着れば防御力と走るスピードが上がる。ミツキちゃんの分もあるから一緒に着てダンジョンに行くから、安心して欲しい。」
「ミツキのローブ~あ、ちゃんとシッポの部分に穴開いてる。」
ん~まあ、この黒いローブを着たら能力向上するなら大丈夫かな。
それに、3人がローブを着て集団行動とかカッコいい。
「わかった。だけど、ミツキか俺の側を離れるなよ。」
「わかってる。僕は、魔物を倒す事が出来ないから。」
俺達は、早速向かう事にした。
ドラゴンが居ると言われるダンジョンに。
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