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第34話 ねえ、クロウって奴やばくね?(エリ視点)
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数体の集団が襲ってきた。私達は、ミノタウロスと戦い、疲弊し押され始めていた。
そのため、撤退する機を伺っていた。だけど、逃げる事が出来ず死を覚悟してしまっていた時、泥に塗れたローブを着た男性が現れ一体でも苦戦するミノタウロスを一瞬にして火に包み倒していた。
「我は、ブラッド・クロウ。人間だ」
「ひぃ!?」
な、なんなの!?
助けてくれたことは、ありがたい救世主なのだが..体中が泥だらけで顔が分かんない。隣の女性も、泥だらけで姿が分からない。
こんな見た目のなりで、ミノタウロスを一撃...いや、一瞬のうちでミノタウロスを数回斬りつけて倒していた。
私でも、こんな繊細な技を使う事が出来ない。
なんなんだ、この人達は!?
それに、ブラッド・クロウは動画配信に映りたくないのかドローンカメラまでも壊していた。
この人たちは、なんなの?
私達しか到達したことがない白逆塔《はくぎゃくとう》69階層に、なんで人がいるんだ!?
私達が、配信していたドローンはいつの間にか壊れていた。
もしかしたら、ネットで死んだのではとか思われているのかもしれない。
早く、戻って生存確認報告をテニターで報告しなければ。
そんなことが頭によぎったが、得体も知れない存在が目の前にいる。
ブラッド・クロウの横に居る、泥まみれの女性は大丈夫など言ってくれるが、本当に大丈夫なのか分からない。
そこで、私と同じにおびえている仲間と相談することにした。
「ねえ、。エリこの人たち大丈夫だと思う?」
「そうね、サリ...言葉を喋る魔物とはあったことがないから、とりあえず...大丈夫だと思う...たぶん....」
「リリは助けてくれたので、信じたいです。ユリもそうですよね。」
「うん」
このブラッド・クロウは、このダンジョンから帰りたがっている。私もこの階層から抜け出し一旦ギルドに帰りたい。なので、ブラッド・クロウの強さを見込んで水晶を配置した場所まで護衛してもらうように言った。さすがに、図々しいかもしれないと思ったが、二つ返事で引き受けてくれた。
なんなんだろう...この人は...見た目は怖いが、本当は優しいのか?
水晶のある場所に案内しているうちに、10体ほどのミノタウロスが現れた。
しかし、どれも一瞬で倒している。
ブラッド・クロウの隣にいる女性は、ミノタウロスがどこから出現するか分かるようだ。私の、シンデレラーズに欲しい人材だ。
水晶玉に触れ私たちは一階層に戻り私たちはホッと胸をなでおろした。
安心すると、ブラッド・クロウについて知りたくなってしまった。
私達は、色々と質問のような事を言うのだが、ブラッド・クロウは何も答えず、
『お前たちに、俺達を知る必要はない。』と鋭い目で睨まれてしまい、それ以上は質問することが出来ず、ブラッド・クロウ達はダンジョンから出て行った。
私達も、ギルドに戻り今日合った事について会議をすることにした。
「ねえ、エリあのブラッド・クロウって言う人。すごくなかった?」
「そうね...あの、人の強さは異常。もしかしたら、国が作っている謎の裏組織だったりしませんかね?」
「そうすると、リリ達口封じされるんじゃ?ユリはどう思う?」
「...ブラッド・クロウ様の事は極秘なら、黙秘していればいいと思う。それに、今日の配信は編集して再投稿した方がいいんじゃ...もしかしたら、ブラッド・クロウ様が映ってるかも。」
「エリ、私もその方がいいと。」
「リリもそう思う。」
「そ、そうね。私も速攻で編集して再投稿するよ!!」
私は、動画の最後の方を見返した。
案の定、ブラッド・クロウの映像が一瞬映っていた。凝視しないと分かんないくらいだと思う。だから、誰も気づいていないと思うけど...一応、その部分をカットして再投稿した。
テニターで、『間違って消してしまいました。』と言う内容で、一度動画を消した理由を伝えた。あと、生存確認が取れた視聴者さんたちは『生きてたぁああ!!』と喜んでいたりしていた。
そういえば、ユリは何で『様』呼びをしているんだろう?
助けてくれた、感謝の表れなのだろうか?
そのため、撤退する機を伺っていた。だけど、逃げる事が出来ず死を覚悟してしまっていた時、泥に塗れたローブを着た男性が現れ一体でも苦戦するミノタウロスを一瞬にして火に包み倒していた。
「我は、ブラッド・クロウ。人間だ」
「ひぃ!?」
な、なんなの!?
助けてくれたことは、ありがたい救世主なのだが..体中が泥だらけで顔が分かんない。隣の女性も、泥だらけで姿が分からない。
こんな見た目のなりで、ミノタウロスを一撃...いや、一瞬のうちでミノタウロスを数回斬りつけて倒していた。
私でも、こんな繊細な技を使う事が出来ない。
なんなんだ、この人達は!?
それに、ブラッド・クロウは動画配信に映りたくないのかドローンカメラまでも壊していた。
この人たちは、なんなの?
私達しか到達したことがない白逆塔《はくぎゃくとう》69階層に、なんで人がいるんだ!?
私達が、配信していたドローンはいつの間にか壊れていた。
もしかしたら、ネットで死んだのではとか思われているのかもしれない。
早く、戻って生存確認報告をテニターで報告しなければ。
そんなことが頭によぎったが、得体も知れない存在が目の前にいる。
ブラッド・クロウの横に居る、泥まみれの女性は大丈夫など言ってくれるが、本当に大丈夫なのか分からない。
そこで、私と同じにおびえている仲間と相談することにした。
「ねえ、。エリこの人たち大丈夫だと思う?」
「そうね、サリ...言葉を喋る魔物とはあったことがないから、とりあえず...大丈夫だと思う...たぶん....」
「リリは助けてくれたので、信じたいです。ユリもそうですよね。」
「うん」
このブラッド・クロウは、このダンジョンから帰りたがっている。私もこの階層から抜け出し一旦ギルドに帰りたい。なので、ブラッド・クロウの強さを見込んで水晶を配置した場所まで護衛してもらうように言った。さすがに、図々しいかもしれないと思ったが、二つ返事で引き受けてくれた。
なんなんだろう...この人は...見た目は怖いが、本当は優しいのか?
水晶のある場所に案内しているうちに、10体ほどのミノタウロスが現れた。
しかし、どれも一瞬で倒している。
ブラッド・クロウの隣にいる女性は、ミノタウロスがどこから出現するか分かるようだ。私の、シンデレラーズに欲しい人材だ。
水晶玉に触れ私たちは一階層に戻り私たちはホッと胸をなでおろした。
安心すると、ブラッド・クロウについて知りたくなってしまった。
私達は、色々と質問のような事を言うのだが、ブラッド・クロウは何も答えず、
『お前たちに、俺達を知る必要はない。』と鋭い目で睨まれてしまい、それ以上は質問することが出来ず、ブラッド・クロウ達はダンジョンから出て行った。
私達も、ギルドに戻り今日合った事について会議をすることにした。
「ねえ、エリあのブラッド・クロウって言う人。すごくなかった?」
「そうね...あの、人の強さは異常。もしかしたら、国が作っている謎の裏組織だったりしませんかね?」
「そうすると、リリ達口封じされるんじゃ?ユリはどう思う?」
「...ブラッド・クロウ様の事は極秘なら、黙秘していればいいと思う。それに、今日の配信は編集して再投稿した方がいいんじゃ...もしかしたら、ブラッド・クロウ様が映ってるかも。」
「エリ、私もその方がいいと。」
「リリもそう思う。」
「そ、そうね。私も速攻で編集して再投稿するよ!!」
私は、動画の最後の方を見返した。
案の定、ブラッド・クロウの映像が一瞬映っていた。凝視しないと分かんないくらいだと思う。だから、誰も気づいていないと思うけど...一応、その部分をカットして再投稿した。
テニターで、『間違って消してしまいました。』と言う内容で、一度動画を消した理由を伝えた。あと、生存確認が取れた視聴者さんたちは『生きてたぁああ!!』と喜んでいたりしていた。
そういえば、ユリは何で『様』呼びをしているんだろう?
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