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第23話 俺って殺人犯!?
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俺は、魔剣・黒い革靴・黒いグローブ・黒いローブを手に入れた。
それを装着する事で、俺はダンジョンを攻略する事が出来るようになった。
今までの俺なら、ゴブリンを倒すのでやっとだった。だけど、魔剣を拾ってから俺は変わった。
俺は、強くなれたと思う。俺は自惚れていた。ワーウルフが居る8階層辺りで、見つけた1匹のワーウルフらしき存在。
そいつは、俺に気づき牙を向け急に攻撃をしてきた。
「ガルルルルルル!!」
「なあ!?」
普通なら簡単に倒すことができるはずだった。
だけど、普通のワーウルフとは違う。速さが段違いすぎる。
「な、なんだ!?」
俺は動揺した。
壁や地面を使い予測不能な動きをする。
剣を振るが当たらない。
だか、相手も俺に攻撃してこようとするが、俺はローブを着ている。物理攻撃は効かない。
だけど、このローブがどこまでも耐えれると言う保証がない。
俺は一旦、『炎砦《えんさい》』で炎の壁を作り相手が攻撃できないようにした。
「ガルルルル!!」
炎の壁を越えられず、俺に攻撃が出来ないからか、威嚇している。
しかし、ワーウルフのそんな鳴き声は聞いた事がない。まるで、本物の獣と戦っているかのようだ。
また、新種の魔物か!?
俺はそう思い、気を引き締めた。
「おっし」
炎の壁が消え、ワーウルフらしき存在が襲ってきた。
俺は、炎の斬撃を撃つ『烈焔剣煌《れつえんけんこう)》』で相手を倒そうとするが、4足歩行に変わり先程より柔軟に動きになり交わす。しかし、俺は攻撃目的では無く相手が襲う範囲を狭めてやった。
そのおかげで、どこを攻撃するのかが大体わかる。
俺はそこで待ち構えた。
「ウリャアアア!!」
「腹ががら空きだ。」
ワーウルフみたいな存在は、爪が赤くなり明らかに攻撃能力が上がっている。しかし、 俺は攻撃を躱した。攻撃を躱されたワーウルフらしき存在のお腹は、がら空きになっていた。ワーウルフらしき存在は、空中で躱すことも出来ない。俺は好機と思い腹を思いっきり蹴り飛ばし、「キャイーン!!」と言う声と共に地面に2、3回ほど地面をバウンドして、壁にぶつかり止まった。
倒せてはいない様だが、もう動くことはできないはずだ。
もし、動けたとしても逃げる力も無いはずだ。
ふと、肩を触ると少し破けたローブに俺の血が着いていた。もしかしたら、このローブは魔力による攻撃は効いてしまうのかもしれない。
やっぱり、それほど万能と言う程ではなかったが、何故かローブは傷ついた部分を自己修復している。これは、俺が裁縫で縫い合わす手間が省けて良かった。
そんな事を思いながら俺は、ワーウルフらしき存在の元に近づいた。
「.....!?」
ワーウルフらしき存在に近づいて見ると、目の前には、茶色い色をした大きなもふもふした耳を生やし、お尻の付け根辺りから生えているのか、こちらも大きくモフモフした大きなシッポが生えている。先程まで激戦を繰り広げていた者とは思えない可愛い見た目の魔物が目の前にいた。
さすがに、こんな可愛い魔物を倒す事は出来ない...
と思い、よく見ると人間(?)のような形をした...胸にはそれなりの膨らみが....
「え!?まさか、人間!?俺しか知らないはずのダンジョンに人間!?」
俺は驚いてしまった。
俺は人間と戦って、腹を思いっきり蹴ってしまった。それも、お胸が大きな女性を。
言い訳をするが、この女性はかなりのスピードで認識することが出来なかったし、この階層は、ワーウルフが出現する階層と言う事で、勝手にワーウルフか、ワーウルフに似た新種の魔物かと思って本気で戦ってしまっていた。それに襲ってきたのは、あっちだし...
「や、やばい!?」
俺は急に不安になった。死んでいないかと。
「ううう....う...」
とりあえず生きている。と安堵した。
俺は、とりあえず8階層であるここから、この女性をダンジョンの外に持ち運んだ。
俺はとりあえず家に入れて気絶している女性を布団を出し寝かせることにした。
気絶したからか、耳とシッポはいつの間にか消えて、普通の人間に戻っていた。もしかしたら、獣人系になれるスキルでこんな姿になっていたのだろうか?
それを装着する事で、俺はダンジョンを攻略する事が出来るようになった。
今までの俺なら、ゴブリンを倒すのでやっとだった。だけど、魔剣を拾ってから俺は変わった。
俺は、強くなれたと思う。俺は自惚れていた。ワーウルフが居る8階層辺りで、見つけた1匹のワーウルフらしき存在。
そいつは、俺に気づき牙を向け急に攻撃をしてきた。
「ガルルルルルル!!」
「なあ!?」
普通なら簡単に倒すことができるはずだった。
だけど、普通のワーウルフとは違う。速さが段違いすぎる。
「な、なんだ!?」
俺は動揺した。
壁や地面を使い予測不能な動きをする。
剣を振るが当たらない。
だか、相手も俺に攻撃してこようとするが、俺はローブを着ている。物理攻撃は効かない。
だけど、このローブがどこまでも耐えれると言う保証がない。
俺は一旦、『炎砦《えんさい》』で炎の壁を作り相手が攻撃できないようにした。
「ガルルルル!!」
炎の壁を越えられず、俺に攻撃が出来ないからか、威嚇している。
しかし、ワーウルフのそんな鳴き声は聞いた事がない。まるで、本物の獣と戦っているかのようだ。
また、新種の魔物か!?
俺はそう思い、気を引き締めた。
「おっし」
炎の壁が消え、ワーウルフらしき存在が襲ってきた。
俺は、炎の斬撃を撃つ『烈焔剣煌《れつえんけんこう)》』で相手を倒そうとするが、4足歩行に変わり先程より柔軟に動きになり交わす。しかし、俺は攻撃目的では無く相手が襲う範囲を狭めてやった。
そのおかげで、どこを攻撃するのかが大体わかる。
俺はそこで待ち構えた。
「ウリャアアア!!」
「腹ががら空きだ。」
ワーウルフみたいな存在は、爪が赤くなり明らかに攻撃能力が上がっている。しかし、 俺は攻撃を躱した。攻撃を躱されたワーウルフらしき存在のお腹は、がら空きになっていた。ワーウルフらしき存在は、空中で躱すことも出来ない。俺は好機と思い腹を思いっきり蹴り飛ばし、「キャイーン!!」と言う声と共に地面に2、3回ほど地面をバウンドして、壁にぶつかり止まった。
倒せてはいない様だが、もう動くことはできないはずだ。
もし、動けたとしても逃げる力も無いはずだ。
ふと、肩を触ると少し破けたローブに俺の血が着いていた。もしかしたら、このローブは魔力による攻撃は効いてしまうのかもしれない。
やっぱり、それほど万能と言う程ではなかったが、何故かローブは傷ついた部分を自己修復している。これは、俺が裁縫で縫い合わす手間が省けて良かった。
そんな事を思いながら俺は、ワーウルフらしき存在の元に近づいた。
「.....!?」
ワーウルフらしき存在に近づいて見ると、目の前には、茶色い色をした大きなもふもふした耳を生やし、お尻の付け根辺りから生えているのか、こちらも大きくモフモフした大きなシッポが生えている。先程まで激戦を繰り広げていた者とは思えない可愛い見た目の魔物が目の前にいた。
さすがに、こんな可愛い魔物を倒す事は出来ない...
と思い、よく見ると人間(?)のような形をした...胸にはそれなりの膨らみが....
「え!?まさか、人間!?俺しか知らないはずのダンジョンに人間!?」
俺は驚いてしまった。
俺は人間と戦って、腹を思いっきり蹴ってしまった。それも、お胸が大きな女性を。
言い訳をするが、この女性はかなりのスピードで認識することが出来なかったし、この階層は、ワーウルフが出現する階層と言う事で、勝手にワーウルフか、ワーウルフに似た新種の魔物かと思って本気で戦ってしまっていた。それに襲ってきたのは、あっちだし...
「や、やばい!?」
俺は急に不安になった。死んでいないかと。
「ううう....う...」
とりあえず生きている。と安堵した。
俺は、とりあえず8階層であるここから、この女性をダンジョンの外に持ち運んだ。
俺はとりあえず家に入れて気絶している女性を布団を出し寝かせることにした。
気絶したからか、耳とシッポはいつの間にか消えて、普通の人間に戻っていた。もしかしたら、獣人系になれるスキルでこんな姿になっていたのだろうか?
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