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第16話 ダンジョン攻略 ...ボス...

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俺は、クリムゾンスカーレットに触発されてダンジョンに向かった。
 ダンジョンには、魔物と言うダンジョンに生息する者を倒しドロップアイテムで稼ぐ。ダンジョンの奥に進んで行くにつれて、魔物は強くなる。

俺は、ゴブリン・コボルトを倒し三階層に到達した。

「ふう~」

ここまでは、普通に行くことが出来る。
 三階層には、スケルトンと言う魔物が生息している。
スケルトンは、遠距離攻撃をする弓矢を持ったスケルトンと近距離攻撃ボロボロの剣を持ったスケルトンと言う2種類がいる。

厄介なのは、遠距離のスケルトン。
 弓矢を使って、俺に攻撃をしてくる。鎧さえ着込めば、当たっても鎧を貫通するほどの威力は無く無傷で済むのだが。
 俺は軽装備で装備が無い場所に弓矢が当たるかもしれない。なので、俺は魔剣で炎の壁を作り弓矢を燃やし攻撃を防ぐ新たな技『炎砦《えんさい》』と言う技で防ぐことが出来る。それにスケルトンは、耐久は無いので弓での攻撃さえ 気をつけておけば、楽勝だ。
ちなみにスケルトンが落とすドロップアイテムは、弓矢やボロボロの剣や骨などドロップアイテムとして、落とすことがある。

どれも鉄を溶かし、再利用するぐらいしか、価値がない。
 ドロップアイテムは、拾わないとダンジョンに吸収されるのか少し経つとドロップアイテムは消える。
俺は、ドロップアイテムを拾わずに次々と進んで行く。

炎の斬撃を撃つ「烈焔剣煌《れつえんけんこう)》」や炎の盾を作る「炎砦《えんさい》」を使い、出現するスケルトンを圧倒しながら三階層の攻略した。

スケルトンを倒し、4階層を目指し4階層に繋がる階段を下りて行くと、ウルフが徘徊している。どうやら、4階層はウルフが生息しているようだ。
  ウルフは、噛み殺そうと一直線に俺の方に向かってくる。ウルフは、単純に俺の方に向かってくるだけなので、俺は近づいたウルフに魔剣を上から下に振り下ろす。

ウルフは胴体を斬られ炎が全身に広がり『グギュゥウウ!!』と言う奇声をあげ、ドロップアイテムになっていった。
   ウルフのドロップアイテムは、黒ずんだ毛皮。
この毛皮は、汚いので買取が付きにくいので、500円位が相場と言われている。

流石に、500円ほどのドロップアイテムは要らないので、ウルフのドロップアイテムを拾わず5階層に繋がる階段を探し進んだ。

ウルフを倒しながら、5階層に繋がる階段を見つける事が出来た。
   5階層に繋がる階段を使い降りて見ると、大きな扉が目の前に現れた。

「ボス部屋か...」

その扉を少し開けてみると普通のスケルトンとは違うデカいスケルトンが、鎮座している。

ーーー確か、あいつはアーケイド・ボーン。

あのスケルトンは、スケルトンの数倍のデカさを持つ。
デカいせいで、スケルトンの骨も太い。防御力が高そうだ。

手には、大剣を持っている。
耐久力が異常な所を動画で見たことがある。

「じゃあ、行くか。」

アーケイド・ボーンは、俺が入って来た瞬間に気が付き俺を襲いにかかって来た。
図体がデカいからか、移動速度は遅い。

「烈焔剣煌|《れつえんけんこう)》」

俺は、炎の斬撃を出し的のデカいアーケイド・ボーンに当てた。
アーケイド・ボーンは、『カチャカチャ』と骨の音を鳴らしながら後ろに後ずさりをし、しりもちを着いた。

 アーケイド・ボーンは、体力を削られ怒ったのか歯を「カチカチカチ」鳴らしながら立ち上がり、剣を大きく振りかざし俺を襲おうとしてくる。

『烈焔剣煌|《れつえんけんこう)》』

俺が、もう一度炎の斬撃を食らわすとアーケイド・ボーンは、地面に倒れドロップアイテムになった。

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