スキル運で、運がいい俺を追放したギルドは倒産したけど、俺の庭にダンジョン出来て億稼いでます。～ラッキー～

第8話 グローブっていいよね。特に皮製って

「クックク...」

っと、グローブを装着しながら不気味な笑い声を出していて、分かった事がある。
 このグローブを装着している間は、重たい魔剣を持つと軽々持ち上げ振ることが出来る。

ダンジョンで毎回、この重たい魔剣を持っていくと疲れてしまうから、まだ2階層中盤位にしか探索ができていない。
 このグローブを使うことで、更に奥までダンジョンを探索することが出来る。

早速、ダンジョンに向かった。

「よし、早速ダンジョンに潜るか」

ダンジョンに潜ると、早速ゴブリンを斬り掛かる。
 いつものように斬るのとは違う。
剣を振りかざす事で、炎が出る魔剣なのだが炎が遅れる。

いつもなら、魔剣を振りかざすと炎が広がりターゲットのゴブリンとその横に居るゴブリンも「グギャアアア』と言う奇声と共に倒せるのだが、グローブを装着して魔剣が軽くなったからか、魔剣がゴブリンを斬り裂いた後に、後を追うと範囲が広がらず1点に集中した感じで火力も上がっているのかゴブリンを一気に燃やしつくす。
 一気に燃やしつくすので、ゴブリンの奇声を上げる間もなく倒すことが出来る。

「おお」

俺はグローブとこの魔剣の相性が良く驚いている。他にも、色んな使い道があるのでは無いかっと思い色々考えている。

「もしかしたら...」

俺は、少し思いついた。

ゴブリンを倒しながら、庭のダンジョンの2階層にある広い場所に向かった。

「烈焔剣煌｜《れつえんけんこう）》」

俺は技名を叫び、魔剣を上から下に数メートル離れているコボルトに向けて思いっきり振り下ろした。

すると、俺の予想通りだ。
 剣先から炎の斬撃が放たれた。炎の斬撃は、目の前にコボルト目掛け一直線に飛んで行った。

飛んで行ったはいいが、コボルトに避けられてしまった。避けられなければ当たっていたのだが...
 やはり、離れ過ぎていたのだろうか？

しかし、俺が放った斬撃はコボルトに当たらなかったが壁にぶつかり剣に斬られたような跡をつけた。

「グルルルル」

コボルトは、俺に気づき俺を襲おうとするが、コボルトの攻撃をかわし胸をひとつきした。

「すっご」

俺はかっこいい技を手に入れることが出来た。
フェニックスギルドでは、俺は戦闘系スキルが無いため、斬撃とかファイアーボールとかに憧れていたので、俺は嬉しさのあまり「フハハ～」っとつい笑い声が出てしまった。

俺は「烈焔剣煌｜《れつえんけんこう）》」を連発して出した。
 最初の方は、コボルトには当たらなかったが、感覚を掴んだ俺はコボルトに斬撃を当てることが出来るようになった。

斬撃を食らった、コボルトは切り傷が付くと同時に炎が燃え移り倒すことが出来る。
 だけど、直接の攻撃とは違い火力が弱いので中々倒れない。

そんな事をしていると、大体ゴブリン20匹とコボルト70匹を気づけば倒していた。

ドロップアイテムがパンパンになると思い、大きなエコバックを持ってきていたのだが、エコバックがドロップアイテムでパンパンになっていた。


コボルトなどを倒している間、3階層に繋がる階段があることを確認して今日のダンジョン探索を終えることにした。