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19話
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俺とゾビ男は城から王都に出かけた。
まずは、王都観光。
俺は、ゾビ男が迷子にならないようにゾビ男の手を掴み引っ張り王都の美味しい屋台などでご飯を食べることにした。
お小遣いとして渡された銀貨20枚
4枚は、エナさんに冒険者登録だけして来なさいと言われたので使わないようにしないといけない。
冒険者登録すると身分証になるので、身分を証明する物をひとつも持っていない俺には必要な物である。
それはともかく、早く王都にある屋台でお肉など美味しい物は食べたいので王都の繁華街に向かった。
そこには、多くの人が歩き食べている人が多く。
城でずっと居た俺には、人混みが苦手になってしまって居たがゾビ男の為にも繁華街の中に向かった。
繁華街内には、お店が多く肉や魚などの色んな料理があり食べ歩きができた。
俺は、とりあえずシンプルな焼いた肉を買うことにした。
「おじさん、串焼き2本ください。」
「あいよ~銀貨2枚ね~お嬢ちゃん可愛いから1本おまけね~」
「ありがとうございます。」
初めてこの体でよかったと思った。
男の時は、こんなおまけとかは縁遠かった身だったので嬉しい。
ゾビ男に串焼きを1本渡し、俺は2本の串焼きを食べた。
ゾビ男は、器用に甲冑を少し浮かせ食べていた。
他にも、アイスクリームなど甘いものなども食べたりして残りの銀貨が19枚ほどになるとお腹がいっぱいになったので、冒険者登録をしに冒険者ギルドに向かった。
冒険者ギルド内には、お酒も売っているので昼からお酒を飲んでいる顔に傷のある人など怖そうな人が睨みを利かせている。
俺は目の前の受付に向かった。
受付には、女性の人がやっている。
俺は、その受付の人に話しかけた。
「あん~、俺とゾビ男の冒険者登録をしたいのですが」
「はい、分かりました。では、この書類に名前と年齢を書いて血判をしてください。」
俺は、渡された紙に年齢と名前を書いた。
ゾビ男は書けないだろうと思い、書いてあげようと思ったのだが、どうやらゾビ男は字もかけるようだ。
年齢は120歳で名前が...ゾビ男
俺が勝手に付けた名前を書いてくれている。
血判をするにあたって、受付の人に血を出すための針を渡された。その針で指先を刺し血をだし紙に押し付けると完了した。
しかし、ゾンビも血が出るのか心配だったが、どうやら出るようで俺たちは冒険者登録が完了した。
完了してすぐの事なのだが、何故か俺の前に立つ3人の男性が現れた。
リーダー的存在なのであろう、真ん中で威張っているデブのやつが突然突っかかってきた。
「おいおい、こんなガキが冒険者なんて務まるのかよ」
俺は無視して、冒険者ギルドを出ようとしたのだが、もう2人の人が邪魔をして冒険者ギルドを出ることができない状態にされた。
「なあ、俺はお前の為に聞いてんだよ~なんなら、俺の相手になってもらおうかな~」
「「はははは!!」」
デブについている2人は笑いだした。
「嫌です」
俺は、断り子の場所から出ようとするのだが、まだ邪魔をしてくる。
「おい、何帰ろうとしているんだよ」
「うぅ」
俺は、胸ぐらを捕まれ浮かされた。
抵抗しようしたのだが出来ず、話せと言わんばかりで、デブを睨みつけた。
「このガキ、俺に反抗的だとどうなるか思い知らせてやる!!」
俺に殴りかかろうとしてくるデブの拳は、ゾビ男が防いでくれた。
急に防がれ驚いたデブは少し慌てていた。
「な、なんだよ貴様」
デブが聞き返すが、ゾビ男は「アー」しか話せないので、喋らないよう言ってあるので、デブへの返答が出来ずゾビ男は黙っていると、デブはなにか不気味に感じたのか、俺をゾビ男に投げ、ゾビ男は俺を受け止め優しく下ろしてくれた。
「きょ、今日のところは見逃してやる」
そんな捨て台詞を吐きながら、冒険者ギルドの外に出ていったデブについていた2人も後を追っていった。
まずは、王都観光。
俺は、ゾビ男が迷子にならないようにゾビ男の手を掴み引っ張り王都の美味しい屋台などでご飯を食べることにした。
お小遣いとして渡された銀貨20枚
4枚は、エナさんに冒険者登録だけして来なさいと言われたので使わないようにしないといけない。
冒険者登録すると身分証になるので、身分を証明する物をひとつも持っていない俺には必要な物である。
それはともかく、早く王都にある屋台でお肉など美味しい物は食べたいので王都の繁華街に向かった。
そこには、多くの人が歩き食べている人が多く。
城でずっと居た俺には、人混みが苦手になってしまって居たがゾビ男の為にも繁華街の中に向かった。
繁華街内には、お店が多く肉や魚などの色んな料理があり食べ歩きができた。
俺は、とりあえずシンプルな焼いた肉を買うことにした。
「おじさん、串焼き2本ください。」
「あいよ~銀貨2枚ね~お嬢ちゃん可愛いから1本おまけね~」
「ありがとうございます。」
初めてこの体でよかったと思った。
男の時は、こんなおまけとかは縁遠かった身だったので嬉しい。
ゾビ男に串焼きを1本渡し、俺は2本の串焼きを食べた。
ゾビ男は、器用に甲冑を少し浮かせ食べていた。
他にも、アイスクリームなど甘いものなども食べたりして残りの銀貨が19枚ほどになるとお腹がいっぱいになったので、冒険者登録をしに冒険者ギルドに向かった。
冒険者ギルド内には、お酒も売っているので昼からお酒を飲んでいる顔に傷のある人など怖そうな人が睨みを利かせている。
俺は目の前の受付に向かった。
受付には、女性の人がやっている。
俺は、その受付の人に話しかけた。
「あん~、俺とゾビ男の冒険者登録をしたいのですが」
「はい、分かりました。では、この書類に名前と年齢を書いて血判をしてください。」
俺は、渡された紙に年齢と名前を書いた。
ゾビ男は書けないだろうと思い、書いてあげようと思ったのだが、どうやらゾビ男は字もかけるようだ。
年齢は120歳で名前が...ゾビ男
俺が勝手に付けた名前を書いてくれている。
血判をするにあたって、受付の人に血を出すための針を渡された。その針で指先を刺し血をだし紙に押し付けると完了した。
しかし、ゾンビも血が出るのか心配だったが、どうやら出るようで俺たちは冒険者登録が完了した。
完了してすぐの事なのだが、何故か俺の前に立つ3人の男性が現れた。
リーダー的存在なのであろう、真ん中で威張っているデブのやつが突然突っかかってきた。
「おいおい、こんなガキが冒険者なんて務まるのかよ」
俺は無視して、冒険者ギルドを出ようとしたのだが、もう2人の人が邪魔をして冒険者ギルドを出ることができない状態にされた。
「なあ、俺はお前の為に聞いてんだよ~なんなら、俺の相手になってもらおうかな~」
「「はははは!!」」
デブについている2人は笑いだした。
「嫌です」
俺は、断り子の場所から出ようとするのだが、まだ邪魔をしてくる。
「おい、何帰ろうとしているんだよ」
「うぅ」
俺は、胸ぐらを捕まれ浮かされた。
抵抗しようしたのだが出来ず、話せと言わんばかりで、デブを睨みつけた。
「このガキ、俺に反抗的だとどうなるか思い知らせてやる!!」
俺に殴りかかろうとしてくるデブの拳は、ゾビ男が防いでくれた。
急に防がれ驚いたデブは少し慌てていた。
「な、なんだよ貴様」
デブが聞き返すが、ゾビ男は「アー」しか話せないので、喋らないよう言ってあるので、デブへの返答が出来ずゾビ男は黙っていると、デブはなにか不気味に感じたのか、俺をゾビ男に投げ、ゾビ男は俺を受け止め優しく下ろしてくれた。
「きょ、今日のところは見逃してやる」
そんな捨て台詞を吐きながら、冒険者ギルドの外に出ていったデブについていた2人も後を追っていった。
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