37 / 100
37話
しおりを挟む
僕たちは走り出しミステリーダンジョンの中に入って、最初に思ったのが、いつものダンジョンと違う。
いつものダンジョンは、ごつごつして自然にできた洞窟と同じだが、ミステリーダンジョンの中はごつごつとしていなく、地面に平たい石がびっしりと引き詰められ、辺りは古くなり割れている柱や建築物がありダンジョンと言うより遺跡の様な感じがした。
健二は雇ったザルクと言う人に持ち上げられ、僕の目の届かない奥の方に行った。
まあ、追いかけるつもりもないんだけどね。
「クロそろそろ出てきていいぞ」
「ビュウ~」
健二と離れたので、クロをリュックから外に出し、一緒にお宝クマのぬいぐるみを探すことにした。
「クロ二手に分かれて、クマのぬいぐるみを探そう。クロ、宝箱の中にクマのぬいぐるみがあるそれを見つけてくるんだいいね」
「ビュ!!」
「わかった」っと行っている様だ。
僕とクロは二手に別れ、ダンジョン内に隠されたお宝を探し始めた。
改めて見てみるが、建築物に巻きついている太い木の根っこ、などを目に見るとどのくらい古いかがわかる。
僕は呑気に探索をしていると、草むらにちらっと見える宝箱があった。
「一階層でいきなりあるパタンか?」
近づいて、宝箱の箱の中を開けてみると空だった。
「やっぱりか、こんな目に付く一階層にあるはずかないか」
僕は再び辺りに目を光らせながら探索を続けていると、クロが僕の方に近づいてきた。
「ビュウ~、ビュウ~」
「おおクロ、見つかったのか?」
「ビュウ」
クロは頷いた
「クロどうやってそんなに早く見つけたんだ?」
っと、聞くと短い手で鼻を指した
「もしかして、鼻が効くのか?」
「ビュウ」
どや、っとクロは鼻を伸ばしていた。
「案内してくれ」
「ビュウ」
クロに着いていくと、円状に二つの橋が『×』の形をしている真ん中に宝箱があるのがわかった。
僕は真ん中にある宝箱を取りに、橋を慎重に渡っていた。
橋の下は、底が見えず大きめの石を下に落としてみたが、石が落ちた音がしないくらい深い穴で落ちたら確実に死ぬだろう。
なんとか、慎重に渡りきり真ん中にある宝箱にたどり着き、宝箱の前でしゃがみ中身を確認するとお目当てのクマのぬいぐるみがあった。
「よっし、見つけた。これで勝ち確定~」
「ビュウ~」
僕はクマのぬいぐるみをかかえ喜んでいると、奥の方に人影が現れた。
いつものダンジョンは、ごつごつして自然にできた洞窟と同じだが、ミステリーダンジョンの中はごつごつとしていなく、地面に平たい石がびっしりと引き詰められ、辺りは古くなり割れている柱や建築物がありダンジョンと言うより遺跡の様な感じがした。
健二は雇ったザルクと言う人に持ち上げられ、僕の目の届かない奥の方に行った。
まあ、追いかけるつもりもないんだけどね。
「クロそろそろ出てきていいぞ」
「ビュウ~」
健二と離れたので、クロをリュックから外に出し、一緒にお宝クマのぬいぐるみを探すことにした。
「クロ二手に分かれて、クマのぬいぐるみを探そう。クロ、宝箱の中にクマのぬいぐるみがあるそれを見つけてくるんだいいね」
「ビュ!!」
「わかった」っと行っている様だ。
僕とクロは二手に別れ、ダンジョン内に隠されたお宝を探し始めた。
改めて見てみるが、建築物に巻きついている太い木の根っこ、などを目に見るとどのくらい古いかがわかる。
僕は呑気に探索をしていると、草むらにちらっと見える宝箱があった。
「一階層でいきなりあるパタンか?」
近づいて、宝箱の箱の中を開けてみると空だった。
「やっぱりか、こんな目に付く一階層にあるはずかないか」
僕は再び辺りに目を光らせながら探索を続けていると、クロが僕の方に近づいてきた。
「ビュウ~、ビュウ~」
「おおクロ、見つかったのか?」
「ビュウ」
クロは頷いた
「クロどうやってそんなに早く見つけたんだ?」
っと、聞くと短い手で鼻を指した
「もしかして、鼻が効くのか?」
「ビュウ」
どや、っとクロは鼻を伸ばしていた。
「案内してくれ」
「ビュウ」
クロに着いていくと、円状に二つの橋が『×』の形をしている真ん中に宝箱があるのがわかった。
僕は真ん中にある宝箱を取りに、橋を慎重に渡っていた。
橋の下は、底が見えず大きめの石を下に落としてみたが、石が落ちた音がしないくらい深い穴で落ちたら確実に死ぬだろう。
なんとか、慎重に渡りきり真ん中にある宝箱にたどり着き、宝箱の前でしゃがみ中身を確認するとお目当てのクマのぬいぐるみがあった。
「よっし、見つけた。これで勝ち確定~」
「ビュウ~」
僕はクマのぬいぐるみをかかえ喜んでいると、奥の方に人影が現れた。
10
お気に入りに追加
59
あなたにおすすめの小説
異世界の片隅で引き篭りたい少女。
月芝
ファンタジー
玄関開けたら一分で異世界!
見知らぬオッサンに雑に扱われただけでも腹立たしいのに
初っ端から詰んでいる状況下に放り出されて、
さすがにこれは無理じゃないかな? という出オチ感漂う能力で過ごす新生活。
生態系の最下層から成り上がらずに、こっそりと世界の片隅で心穏やかに過ごしたい。
世界が私を見捨てるのならば、私も世界を見捨ててやろうと森の奥に引き篭った少女。
なのに世界が私を放っておいてくれない。
自分にかまうな、近寄るな、勝手に幻想を押しつけるな。
それから私を聖女と呼ぶんじゃねぇ!
己の平穏のために、ふざけた能力でわりと真面目に頑張る少女の物語。
※本作主人公は極端に他者との関わりを避けます。あとトキメキLOVEもハーレムもありません。
ですので濃厚なヒューマンドラマとか、心の葛藤とか、胸の成長なんかは期待しないで下さい。
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
城で侍女をしているマリアンネと申します。お給金の良いお仕事ありませんか?
甘寧
ファンタジー
「武闘家貴族」「脳筋貴族」と呼ばれていた元子爵令嬢のマリアンネ。
友人に騙され多額の借金を作った脳筋父のせいで、屋敷、領土を差し押さえられ事実上の没落となり、その借金を返済する為、城で侍女の仕事をしつつ得意な武力を活かし副業で「便利屋」を掛け持ちしながら借金返済の為、奮闘する毎日。
マリアンネに執着するオネエ王子やマリアンネを取り巻く人達と様々な試練を越えていく。借金返済の為に……
そんなある日、便利屋の上司ゴリさんからの指令で幽霊屋敷を調査する事になり……
武闘家令嬢と呼ばれいたマリアンネの、借金返済までを綴った物語
魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
【完結】聖女にはなりません。平凡に生きます!
暮田呉子
ファンタジー
この世界で、ただ平凡に、自由に、人生を謳歌したい!
政略結婚から三年──。夫に見向きもされず、屋敷の中で虐げられてきたマリアーナは夫の子を身籠ったという女性に水を掛けられて前世を思い出す。そうだ、前世は慎ましくも充実した人生を送った。それなら現世も平凡で幸せな人生を送ろう、と強く決意するのだった。
【完結】王女様の暇つぶしに私を巻き込まないでください
むとうみつき
ファンタジー
暇を持て余した王女殿下が、自らの婚約者候補達にゲームの提案。
「勉強しか興味のない、あのガリ勉女を恋に落としなさい!」
それって私のことだよね?!
そんな王女様の話しをうっかり聞いてしまっていた、ガリ勉女シェリル。
でもシェリルには必死で勉強する理由があって…。
長編です。
よろしくお願いします。
カクヨムにも投稿しています。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる