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第9章 やって来たオリエンテーション編
オリエンテーション開始 -4-
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ナグリの街に着いた俺達は、まずリリエンヌ嬢が共にゲートで移動して来た騎士数名を連れて先行騎士団の詰所へ向かい、俺とマックスはゲートを閉じたルナと教師2人を連れて、地図魔法上で点滅している痴女令嬢のポイントがある街の東側へ走った。
「うっ」
「な、何だこれはっ⁈」
先生方が、思わずそう呻いたのも仕方ない。
その位、俺達の目の前に広がる光景は、異様だった。
街の人達の中に先行していた騎士の何人かと教師が1人巻き込まれる形で繰り広げられていたそれは、誰がどう見ても野外淫行パーティだった。
男同士女同士、3人で1人の女性を、4人で1人の男性を公衆の面前で犯す行為。
ただ、自分の意思とは無関係なのがハッキリと分かるのは、お互いが泣きながら「ごめんなさい」「すいません」「身体が勝手に動くんです」と謝罪や自分の置かれている状況を説明しながらそれが行われていて、その場に流れている空気は淫らな物と言うよりかは、愁嘆場に近かった。
「マックス様。アルフレッド様。ようこそ、わたしのパーティへ」
痴女令嬢が、そう声をかけてきて、つい、そちらに目を向けた俺とマックスは、次の瞬間、お互いに彼女から顔を逸らしていた。
「うふふ。この能力、全裸じゃないと使えないのよね。サキュバス族から奪って来た力だから。婚約者の女共より他の女の身体を先に知っちゃうとか、貴族令息としては大醜聞ね。でも大丈夫。私が女主人公としてシナリオを修正すれば、マックス様もアルフレッド様も私の物にしてあげられるから、婚約破棄になっても全然問題ないわ!」
謎理論。
この女とあの色ボケ王子に人として理解出来る論理展開なんか期待するだけ無駄なのは分かっていたが、あまりにも身勝手で容認し難い主張だった。
「そうそう。折角来てくれたんだもの。他の皆にも楽しんで貰わなくちゃね!」
痴女令嬢からピンク色の霧みたいな物が俺達の方へと流れて来て、何かの波動みたいな物が身体を通り抜けて行く。
「うわっ!」
「な、何だ⁈ 身体が、勝手に動く!」
教師達がそんなことを口走りながら、服を全部脱ぎ捨てて淫行パーティへ強制参加させられて行く。
「た、助けてくれっ!」
「何なんだこれはっ⁈ 俺はこんなこと望んでないっ!」
「ああっ、おじさま……ごめんなさいっ。身体が勝手に動くのですっ……ああっ……でもっ……ううんっ……素敵♡」
「おおうっ……す、すまないお嬢さん……こ、腰が勝手に……うおっ、いい……あ、いや、すまないっ」
な、何か凄いことになっていて、決して見たい訳じゃないのにどこを向いても絡み合う者達が視界に入って目のやり場とか、聴覚の逃がし場所がない。
「あら? マックス様とアルフレッド様には効かないの?」
「サキュバス族の淫行魔法は魅了魔法より精神支配の能力は落ちるからな。僕達にそんな物は効かないよ」
「なんだぁ、つまんないのぉっ」
マックスの言葉に妙な間延びのさせかたをした喋り方をした痴女令嬢が視界の端で右腕を横に一凪するとそれまで銘々に絡みまくっていた者達が一斉に俺達の方を見て淫行から抜け出すと此方に向けて勢いよく駆けて来る。
「っ⁈」
淫行魔法で操られているのだろう彼等が、痴女令嬢の手先と化しているのを悟った俺達は、収納から其々の武器を取り出して迎え撃つ態勢を整えた。
「うっ」
「な、何だこれはっ⁈」
先生方が、思わずそう呻いたのも仕方ない。
その位、俺達の目の前に広がる光景は、異様だった。
街の人達の中に先行していた騎士の何人かと教師が1人巻き込まれる形で繰り広げられていたそれは、誰がどう見ても野外淫行パーティだった。
男同士女同士、3人で1人の女性を、4人で1人の男性を公衆の面前で犯す行為。
ただ、自分の意思とは無関係なのがハッキリと分かるのは、お互いが泣きながら「ごめんなさい」「すいません」「身体が勝手に動くんです」と謝罪や自分の置かれている状況を説明しながらそれが行われていて、その場に流れている空気は淫らな物と言うよりかは、愁嘆場に近かった。
「マックス様。アルフレッド様。ようこそ、わたしのパーティへ」
痴女令嬢が、そう声をかけてきて、つい、そちらに目を向けた俺とマックスは、次の瞬間、お互いに彼女から顔を逸らしていた。
「うふふ。この能力、全裸じゃないと使えないのよね。サキュバス族から奪って来た力だから。婚約者の女共より他の女の身体を先に知っちゃうとか、貴族令息としては大醜聞ね。でも大丈夫。私が女主人公としてシナリオを修正すれば、マックス様もアルフレッド様も私の物にしてあげられるから、婚約破棄になっても全然問題ないわ!」
謎理論。
この女とあの色ボケ王子に人として理解出来る論理展開なんか期待するだけ無駄なのは分かっていたが、あまりにも身勝手で容認し難い主張だった。
「そうそう。折角来てくれたんだもの。他の皆にも楽しんで貰わなくちゃね!」
痴女令嬢からピンク色の霧みたいな物が俺達の方へと流れて来て、何かの波動みたいな物が身体を通り抜けて行く。
「うわっ!」
「な、何だ⁈ 身体が、勝手に動く!」
教師達がそんなことを口走りながら、服を全部脱ぎ捨てて淫行パーティへ強制参加させられて行く。
「た、助けてくれっ!」
「何なんだこれはっ⁈ 俺はこんなこと望んでないっ!」
「ああっ、おじさま……ごめんなさいっ。身体が勝手に動くのですっ……ああっ……でもっ……ううんっ……素敵♡」
「おおうっ……す、すまないお嬢さん……こ、腰が勝手に……うおっ、いい……あ、いや、すまないっ」
な、何か凄いことになっていて、決して見たい訳じゃないのにどこを向いても絡み合う者達が視界に入って目のやり場とか、聴覚の逃がし場所がない。
「あら? マックス様とアルフレッド様には効かないの?」
「サキュバス族の淫行魔法は魅了魔法より精神支配の能力は落ちるからな。僕達にそんな物は効かないよ」
「なんだぁ、つまんないのぉっ」
マックスの言葉に妙な間延びのさせかたをした喋り方をした痴女令嬢が視界の端で右腕を横に一凪するとそれまで銘々に絡みまくっていた者達が一斉に俺達の方を見て淫行から抜け出すと此方に向けて勢いよく駆けて来る。
「っ⁈」
淫行魔法で操られているのだろう彼等が、痴女令嬢の手先と化しているのを悟った俺達は、収納から其々の武器を取り出して迎え撃つ態勢を整えた。
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