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最終章 ガルディアナ聖王国編
16分 その1
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『告。神力による惑星への干渉、全消失を確認。異界神ジャハルナラー消滅作用収束中。反作用拡散まで120cta(約16分)。予想被害状況を算出……終了。ガルディアナ聖王国、クストディオ皇国、ヘイユーディア皇国、イーキュリア王国最北部、ドレアドム大陸西部、ガルマザール大陸東部、ランデュイフト3山第1山、壊滅。ウルマスティア傭兵国、イーキュリア王国北部、シャルライン王国北部、ファルマンゼルダ王国北東部、ランデュイフト3山第2山、第3山、アルバマルト連峰第6山、全壊。イーキュリア王国南部、シャルライン皇国南部、ファルマンゼルタ王国南西部、ツェンバルティア皇国、アルバマルト連峰第5山、第4山、半壊。コルクァンレルマ帝国北部、ルベルタ王国、サンザマルタ王国、マーベラーズ帝国王城及び鉱山領都バルカンザイム領主館外、グラド=ハンチェス公王国北部、エレンザクティア迷宮王国北部、ライツフェルト王国北部、オレガリオ大陸全域、アルバマルト連峰第3山、45%損壊。コルクァンレルマ帝国南部、ライツフェルト王国南部、グラド=ハンチェス公王国南部、エレンザクティア迷宮王国南部、アルトゥレ王国王城外、アルバマルト連峰第2山、第1山、32%損壊。タタンチェイン女后国、パナミュウム皇国ミリザレス領サンサラーディ冒険者ギルド外、バタール王国、及びラルマデリア大陸北部、26%損壊。尚、小島及び群島への被害は発生する衝撃波と津波による被害に限定。高所への避難を推奨』
アヘーシュモー・ダウェーワーが告げるアナウンスが、機械兵を通して世界の人々へと被害予想を告げる。
ディエスト大陸に於いて国として影響を予告されなかったのは、サディウス王国ただ1国だけであった。
「ええいっ! たかが16分程度で何が出来るというのだ!」
風魔法による飛翔魔法擬きで王都中を駆け巡っていた第1王子ムスキアヌスは、左腕の小脇に機械兵を一機抱えたまま、それでも幻楼の精霊と光の精霊、風精霊へと魔力を分け与えて希求する。
「ルリエル! アードリック! レデュース! 国境警備に繋げ!」
[ウン! ワカッタ!]
3精霊は2つ返事でムスキアヌスの求めを受け入れて、周辺4ヶ国との国境門に常駐する警備兵の責任者、その側にいる同胞達へと呼びかけてボンヤリした像を空中に描き出した。
「国境警備の兵達よ! 私は第1王子のムスキアヌスである!」
『殿下⁈』
『殿下! ファルマンゼルタから避難民が国境門に殺到してくるのが見えます!』
『コルクァンレルマ側も同様です!』
「16分で何処まで収容出来るか分からぬが、辿りついたならば門塀内にある貴族待合室に誘導せよ! 国内にすぐ入れる訳には行かぬが、そこまでならば私が許す! 責任は私が取るゆえ、皆、即時対応せよ!」
『はっ!』
『有り難うございます!』
どこか嬉しげに返答した警備兵達のボンヤリとした姿が消え去るとムスキアヌスは、唇を噛んで北東の方角へ目を向けた。
(フィリア姫……)
彼女が真に女神として覚醒したことは、小脇の代物が教えてくれた。
正直言ってそんなことは、どうでもよかった。
ただ、そうなることで当たり前のように彼女へとかかる負担が増えてしまったのだろうことだけが気がかりだった。
彼女の性格を考えれば、ここで手を抜くようなことはすまい。
後先考えず、無理していることも厭わず全力で事に当たるのだろうことも推測出来る。
それでも。
(無事でいてくれ。己が犠牲になればよいなどとは、間違っても考えてくれるなよ……)
彼女を庇って1度は死んでしまった己のこの行為に関してだけは、国内でも賛否が分かれた。
だが、否定派の者達もそれを糾弾したい訳ではなく、自分のことを心配してくれて「何で他の方法で助けなかったんだ」という論調だったけれど。
きっと彼等と出会って変わる前の自分に対する意識だったなら「女神姫を助けて死んだなら上出来だ」が全評価になっただろうことが自分でも理解できるからこその面映ゆさもあるけれど、この出来事があったからこそ分かることもある。
誰かを助けて己が犠牲になることは、美談にはなるのかもしれないけれど、当事者達は誰も幸せになんかなれないのだと。
勿論、共にいる勇者達がそんなことはさせないと信じてはいるけれど、そこに自分が居ることが出来ないのだけは、ちょっとだけ悔しかった。
『告。反作用拡散まで90cta(約10分30秒)』
「おっと、いかん! 間に合う内にやることをやらねば!」
左腕に抱えた物から聞こえた声にそう独りごちてムスキアヌスは、精霊の友を引き連れてまたいづこかへと飛んで行った。
「16分は厳しいですね、殿下」
「言うな、グルヴェイグ。この平丸いののお陰で王城とバルカンザイムの領館には被害がないこととガルディアナ寄りの方が被害の度合いが大きくなるのだと分かっただけでも対応を早く決められる」
ぽすぽす、と隣に浮かびながらついてくる機械兵を軽く叩きながら言うギルベルトにグルヴェイグも頷いた。
「 “ぎんがのかなた” とやらからやってきた元魔王が味方に回ってくれたのは、僥倖でしたな」
「全くだ。師匠達にも感謝だな。以前の我々なら知識も技術もなく、城や陛下を守れないばかりか、此奴の言うこともやることも頭から信じることが出来ずに国ごと崩壊していただろう」
国のあちらこちらに現れたこの平丸いものが兵の助けとなってくれて、数多の国民が守られたのだとしても300年振りに現れた魔王の印象が強い者達は、おいそれと「これ」を味方と認識してくれはしなかった。
国と民にそれを説き伏せたのはギルベルトとグルヴェイグだ。
「今はありとあらゆるものと手を取り合い、この危機を乗り越えなければならぬ時! 滅びたくなければ排斥よりも協力を選ぶしかありませんぞ⁈」
「我々の味方と思うのがそんなに抵抗のあることならば、此奴らは勇者達の味方と思っておけばよい。敵に敵対するものは、利害の一致がある間は味方だ。貴族でそれを分からぬ者など居るまい」
そんなゴリ押しにも似た危機論理を振りかざしてここまで来た。
「此奴の告げてくることを聞く限りでは、フィリア姫も勇者達も無茶に無茶を重ねまくっておるのだ。私達が多少無茶をしても世界主神様も目溢ししてくれよう」
「叱られそうなら名実ともに女神となられたフィリア姫様に執り成しをお願い致しましょう」
「はははははっ! それは良いな! 名案だ。さ、避難所が見えてきた。急ぎ、結界を張って次へ行くぞ、グルヴェイグ」
「はっ!」
16分。
決して長くはないだろう時をそれでも諦めることなく彼等は前を……未来を見据えて動き続けていた。
アヘーシュモー・ダウェーワーが告げるアナウンスが、機械兵を通して世界の人々へと被害予想を告げる。
ディエスト大陸に於いて国として影響を予告されなかったのは、サディウス王国ただ1国だけであった。
「ええいっ! たかが16分程度で何が出来るというのだ!」
風魔法による飛翔魔法擬きで王都中を駆け巡っていた第1王子ムスキアヌスは、左腕の小脇に機械兵を一機抱えたまま、それでも幻楼の精霊と光の精霊、風精霊へと魔力を分け与えて希求する。
「ルリエル! アードリック! レデュース! 国境警備に繋げ!」
[ウン! ワカッタ!]
3精霊は2つ返事でムスキアヌスの求めを受け入れて、周辺4ヶ国との国境門に常駐する警備兵の責任者、その側にいる同胞達へと呼びかけてボンヤリした像を空中に描き出した。
「国境警備の兵達よ! 私は第1王子のムスキアヌスである!」
『殿下⁈』
『殿下! ファルマンゼルタから避難民が国境門に殺到してくるのが見えます!』
『コルクァンレルマ側も同様です!』
「16分で何処まで収容出来るか分からぬが、辿りついたならば門塀内にある貴族待合室に誘導せよ! 国内にすぐ入れる訳には行かぬが、そこまでならば私が許す! 責任は私が取るゆえ、皆、即時対応せよ!」
『はっ!』
『有り難うございます!』
どこか嬉しげに返答した警備兵達のボンヤリとした姿が消え去るとムスキアヌスは、唇を噛んで北東の方角へ目を向けた。
(フィリア姫……)
彼女が真に女神として覚醒したことは、小脇の代物が教えてくれた。
正直言ってそんなことは、どうでもよかった。
ただ、そうなることで当たり前のように彼女へとかかる負担が増えてしまったのだろうことだけが気がかりだった。
彼女の性格を考えれば、ここで手を抜くようなことはすまい。
後先考えず、無理していることも厭わず全力で事に当たるのだろうことも推測出来る。
それでも。
(無事でいてくれ。己が犠牲になればよいなどとは、間違っても考えてくれるなよ……)
彼女を庇って1度は死んでしまった己のこの行為に関してだけは、国内でも賛否が分かれた。
だが、否定派の者達もそれを糾弾したい訳ではなく、自分のことを心配してくれて「何で他の方法で助けなかったんだ」という論調だったけれど。
きっと彼等と出会って変わる前の自分に対する意識だったなら「女神姫を助けて死んだなら上出来だ」が全評価になっただろうことが自分でも理解できるからこその面映ゆさもあるけれど、この出来事があったからこそ分かることもある。
誰かを助けて己が犠牲になることは、美談にはなるのかもしれないけれど、当事者達は誰も幸せになんかなれないのだと。
勿論、共にいる勇者達がそんなことはさせないと信じてはいるけれど、そこに自分が居ることが出来ないのだけは、ちょっとだけ悔しかった。
『告。反作用拡散まで90cta(約10分30秒)』
「おっと、いかん! 間に合う内にやることをやらねば!」
左腕に抱えた物から聞こえた声にそう独りごちてムスキアヌスは、精霊の友を引き連れてまたいづこかへと飛んで行った。
「16分は厳しいですね、殿下」
「言うな、グルヴェイグ。この平丸いののお陰で王城とバルカンザイムの領館には被害がないこととガルディアナ寄りの方が被害の度合いが大きくなるのだと分かっただけでも対応を早く決められる」
ぽすぽす、と隣に浮かびながらついてくる機械兵を軽く叩きながら言うギルベルトにグルヴェイグも頷いた。
「 “ぎんがのかなた” とやらからやってきた元魔王が味方に回ってくれたのは、僥倖でしたな」
「全くだ。師匠達にも感謝だな。以前の我々なら知識も技術もなく、城や陛下を守れないばかりか、此奴の言うこともやることも頭から信じることが出来ずに国ごと崩壊していただろう」
国のあちらこちらに現れたこの平丸いものが兵の助けとなってくれて、数多の国民が守られたのだとしても300年振りに現れた魔王の印象が強い者達は、おいそれと「これ」を味方と認識してくれはしなかった。
国と民にそれを説き伏せたのはギルベルトとグルヴェイグだ。
「今はありとあらゆるものと手を取り合い、この危機を乗り越えなければならぬ時! 滅びたくなければ排斥よりも協力を選ぶしかありませんぞ⁈」
「我々の味方と思うのがそんなに抵抗のあることならば、此奴らは勇者達の味方と思っておけばよい。敵に敵対するものは、利害の一致がある間は味方だ。貴族でそれを分からぬ者など居るまい」
そんなゴリ押しにも似た危機論理を振りかざしてここまで来た。
「此奴の告げてくることを聞く限りでは、フィリア姫も勇者達も無茶に無茶を重ねまくっておるのだ。私達が多少無茶をしても世界主神様も目溢ししてくれよう」
「叱られそうなら名実ともに女神となられたフィリア姫様に執り成しをお願い致しましょう」
「はははははっ! それは良いな! 名案だ。さ、避難所が見えてきた。急ぎ、結界を張って次へ行くぞ、グルヴェイグ」
「はっ!」
16分。
決して長くはないだろう時をそれでも諦めることなく彼等は前を……未来を見据えて動き続けていた。
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