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第4話Part.2~因果は巡る~
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そして俺は調査の最中、また見つけたいと思っていた女と顔を合わせることになった。女は俺に憎悪の目を向けて腹を蹴る。大した速さも威力もなさそうな普通の蹴りの筈なのに俺の腹に突き刺さるように炸裂する。肋骨が何本か折れた。俺は急な圧迫で呼吸が一瞬止まる。息を思いっきり吸い込むがしばらく呼吸が苦しい。
俺はどうやら麻痺毒を打たれたらしい。少しは身体が動くが逃げるどころかもんどり打つことすらできない。最早これまでか。この女が俺を許すわけがない。絶対に殺される、そう思った時男の姿があることにも気づいた。俺はコイツの顔は初めて見る。俺はその男に向かって口をパクパクしながら命を乞うた。
「少し待て。ここで殺されたら連れてきた意味が無い。」
男は女を静止した。よし、ここですぐ殺されることはなさそうだ。俺がそう思って安堵していると男がこっちに近づいてきた。そして腰を下ろす。尋問でもするつもりかと思ったその時俺の肩に男の指が突き刺さる。
俺の肩に激痛が走る。この男、ワザと痛みが走るように俺の肩を揺さぶるようにしながら鈍い切り口で刺しやがった。男の面を見た時俺は息を飲んだ。コイツ楽しんでやがる。女は俺に対する怒りと憎悪だったが、コイツはガキが虫けらをいたぶって遊んでるかのように痛めつけてきやがった。
「今、お前の身体に毒を打ち込んだ。じっくりと体内を巡ってじわじわとお前を殺す毒だ。」
ニヤニヤとしながら俺に遅効性の毒物を注入したと言う男。麻痺毒を打ったのもおそらくこの男、毒手のスキルを持っているのだろうと思う。俺は死にたくないと男に懇願した。
「ああ、ただ殺すならもっと強い毒があるさ。だがお前に1つ頼みがあってなァ?」
男はまるで友人にでも話しかけるようにニコニコとしながら頼みごとをし始めた。俺はこの男の得体の知れなささに恐怖した。ここで断ればあっさりと殺される。聞いたところで殺される可能性が高いだろうが、もしかすれば逃げる機会はできるかもしれない。俺は男の頼みを聞くことにした。
男の頼みは研究所内部の地図を持ってくることだった。了承するとすぐに俺は元の場所に戻された。男が俺をここまで飛ばした。どういうことだ、ヤツのスキルは毒手じゃないのか?だがそんなことを聞く間もなく「さっさと行け。」と蹴飛ばされた。
「ちょ、ちょっと待ってくれ!お、俺は動けねえんだ。」
「大丈夫だ。もうすぐ麻痺が解ける。麻痺が治った時、お前は動けるはずだ。」
身体を動かせないまま放り出されてしまい、俺は男に麻痺を治してほしいと言ったが、直ぐに治ると言って姿を消してしまった。
俺はどうしたらいいのかとまだ手足も動かせず胴体だけで虫けらのように這いながら前に進み始めたが少しすると手足の感覚が戻ってきた。ヤツの言った通り麻痺が治ってきた。それどころか足の痛みが和らいでいる。相変わらず血は止まっていないが。
俺は仲間の死骸の服を破いて自分の足に巻き付けて止血してから研究所への道を急いで進んだ。
俺はどうやら麻痺毒を打たれたらしい。少しは身体が動くが逃げるどころかもんどり打つことすらできない。最早これまでか。この女が俺を許すわけがない。絶対に殺される、そう思った時男の姿があることにも気づいた。俺はコイツの顔は初めて見る。俺はその男に向かって口をパクパクしながら命を乞うた。
「少し待て。ここで殺されたら連れてきた意味が無い。」
男は女を静止した。よし、ここですぐ殺されることはなさそうだ。俺がそう思って安堵していると男がこっちに近づいてきた。そして腰を下ろす。尋問でもするつもりかと思ったその時俺の肩に男の指が突き刺さる。
俺の肩に激痛が走る。この男、ワザと痛みが走るように俺の肩を揺さぶるようにしながら鈍い切り口で刺しやがった。男の面を見た時俺は息を飲んだ。コイツ楽しんでやがる。女は俺に対する怒りと憎悪だったが、コイツはガキが虫けらをいたぶって遊んでるかのように痛めつけてきやがった。
「今、お前の身体に毒を打ち込んだ。じっくりと体内を巡ってじわじわとお前を殺す毒だ。」
ニヤニヤとしながら俺に遅効性の毒物を注入したと言う男。麻痺毒を打ったのもおそらくこの男、毒手のスキルを持っているのだろうと思う。俺は死にたくないと男に懇願した。
「ああ、ただ殺すならもっと強い毒があるさ。だがお前に1つ頼みがあってなァ?」
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「ちょ、ちょっと待ってくれ!お、俺は動けねえんだ。」
「大丈夫だ。もうすぐ麻痺が解ける。麻痺が治った時、お前は動けるはずだ。」
身体を動かせないまま放り出されてしまい、俺は男に麻痺を治してほしいと言ったが、直ぐに治ると言って姿を消してしまった。
俺はどうしたらいいのかとまだ手足も動かせず胴体だけで虫けらのように這いながら前に進み始めたが少しすると手足の感覚が戻ってきた。ヤツの言った通り麻痺が治ってきた。それどころか足の痛みが和らいでいる。相変わらず血は止まっていないが。
俺は仲間の死骸の服を破いて自分の足に巻き付けて止血してから研究所への道を急いで進んだ。
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