歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~ 【R18】

弓月

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ここに女が立っていると ※

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「やめ…ッ 何するの」

「暴れるな」

 驚いたミレイは身体をよじり、危うく腕が鍋に当たりそうに──。

「どうせお前は忘れてんだろ?俺の前で抵抗なんて意味無いってな」

「…いや…//」

 服の上を這う男の手。遠慮なく胸の膨らみを揉んでくる。

「いきなりやめて……!! それに今、料理中…っ」

「──…そのとおり、お前は料理に専念しろよ?」

「…っ」

「不味かったら ぶっ飛ばす」

「ムリだってば…!!」

 首の筋に顔をうめられ、うなじに彼の息を感じた。

 ゾクリと背筋がこそばゆい。

「俺が食ってやるって言ってんだから、ありがたく作れよ」

「だったら邪魔しないでよ」

 それに、そんな耳許で喋らないで

「邪魔なんてしてない……。手は自由にさせてやってるだろうが」

「…ハァ、ん…っ」

「俺はただ…ク…、お前の身体をゆっくり…撫で回してるだけだろ。……こんなふうに耳を舐めながら」

「ぁぁ…ッ」
 
 ハルトは耳垢に舌を入れ、彼女が嫌がる様子を楽しんだ。

「ハ……耳でも感じるのか」

「違う…//」

 ハルトの声が、その吐息で鼓膜を震わす。

 耳朶をなぶられながら大胆な手つきで胸を揉まれ、ミレイはいよいよ抵抗できなくなっていった。

“ 力がはいらなくなる…っ ”

 ぎゅっと目を閉じた時、ハルトの舌が再び耳の奥をえぐった。

「──…ッ んあッ」

 ついに彼女は色っぽい声をあげ、持っていたおたまを床に落とす。

「……いや…っ…くすぐったい…!! そこ、…ハァ……そこだめ…っ」

「…ク」

「いやあ─…ッ…舐めない で」

 制止の言葉とは裏腹に、抵抗の力はどんどん奪われていく。

 首をひねって逃れようとしたが無理だった。

 チュポンと舌が抜かれて、ハルトが囁いてくる。

「耳……弱いんだな」

 そうして身体をまさぐりながら たたみかける。

「つーか胸も感じやすいし、エロい身体してるよなあ?」

「ハァ…ハ…そんなわけない…!」

「……ま、認めるわけねぇか」

 おたまを手放したミレイは、彼の腕を掴んで引き剥がそうとしている。

 微力な抵抗を笑うハルト。

 彼はミレイの身体を調理場に押さえつけた。

「どうせ暇なんだ。とことんしてヤルよ…!」

「な‥に?やめて…ッ」

 シンクの縁に両手をついたミレイは、鍋の火を消したハルトに怯えた目で振り返る。

 ハルトは彼女の腰を掴んでワンピースのすそを捲り、その場に膝をついた。

 まさか……

「まっ‥」

 露になった下着もおろされる。

 するりと侵入してきた指が、彼女の秘部をなぞった。

「ひ…ッッ」

「思ったほどは濡れてないな」

 なぞった指に絡んだ蜜。

 もっと濡らしてやらないと──ハルトの気はおさまらない。

「こうして─……やる…っ」

「ああ!ん‥」

 尻肉を割られ、濡れの足りないその場所にハルトが吸い付いた。

レロ... 

「…ぁぁ‥‥ぁぁっ、ぁ‥ハァァ…!!」

「…っ…おら、もっと突きだしな」

「ハァハァ…ッ だめ!‥‥ハルト、くん‥!!」

 唇の感触、舌の柔らかさ……。

 ワレメをえぐるように何度も這わされるうちに、否定できない蜜がトロリと現れる。

 ミレイは立ったまま背を弓なりにして、喉を震わせ悲鳴をあげた。

チュパ チュっ、チュっ.....ジュっ、ジュルルッ...

「…ク…クク…、溢れてきた」

「…や、やあ‥っ‥ハ、ア!ア‥‥!」

「どこ弄ってほしいんだよ?なあ……言っとけよ」

「誰 が…ッッ…ハァ!…言うもの‥‥です か‥」

「──…強がりな性格を後悔しな」
 
 ハルトは再び指を使って、舌では届かない場所を弄くりだす。

 淫蜜をつけた中指で、秘部の突起を押し上げるようにコリコリと回された。

「…ンあ!ああん…っ」

「っ─…どうせここなんだろ?お前の口で伝えてみろよ」

「…ぅ‥…ああ…!! ハァ、ハァ…アっ」

「──…気持ちいいです、もっと虐めて下さいハルト様、ってな……!!」

「いやぁぁ‥!」 

 シンクの縁をぎゅっと握り、ミレイは首をふる。

 そのプライドは最後の砦。

 その砦すらをも崩そうとするハルトは、蕾を弄くりながらナカにまで指を埋めた。

 内側と外側からの二点責め──

 ミレイの悶えは大きくなる。

「コッチの壁、掻かれるとたまんねぇだろ……。ビクビクしながら指しめてくるからわかりやすいな?」

「アっアっ‥、ハァ、ハァ…//」

 蕾は二本の指にはさまれて強めにしごかれた。

 しだいに固く勃起して、感覚も敏感になっていく。

 脳天までかけるピリピリとした電流に全身は震え、堪えるしかないミレイは目を閉じた。

「膝……ガクガクさせてどうした?あ?ちゃんと自分で立てよ」

「ハァハァ…っ、むりッ‥むり‥!」

「あ、……そー、無理なら仕方無いよな」

「ふ、ぁ…//」

「……じゃ諦めてさっさと落ちろ」

クチュ! クリっ、クリっ...グチュ!..グチャ!

 スパートをかけた指の動きに、彼女の身体は激しくしなる。

「んああ…//」

 ほどなくミレイは絶頂を迎え──

 シンクに手を置いたまま、力なく崩れた。


 そして、その手もすぐにシンクから滑り落ちる。

パシ──

 落ちた片手はハルトの手が受け止めた。


「‥ハァ‥ハァ‥‥」

「気持ちよかったろ」


 彼に体重を預けるかたちで、ミレイは背後のハルトに寄りかかっていた。

 自分の手を受け止めたハルトの指は、ねっとりと湿っている。

「さっさと認めろよ……!もっとして欲しいって俺に言ってみな」

「………っ」

「チ……可愛げのないお嬢さんだな、相変わらず」

 何を言われても口だけは降伏しないミレイ。

 そんな彼女の態度に舌を打ち、ハルトはやれやれと立ち上がる。


 料理途中の鍋に目を向け


「ここに女が立っていると…──」


 ぽつりと呟く。


「無性に襲いたくなるのは、何なんだろうな?」

「…ハァ…、ハァ…?」


 床に崩れたままのミレイは息を乱したまま、彼は何を言い出したのかと不思議に思った。




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