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もっと深いトコロで ※
しおりを挟む「‥…ハ…ッ…ハァ‥ハァ、ハァ」
「ちゃんと最後まで僕を呼べたね」
スミヤが口を離すと、彼女の下半身からは大量の蜜が糸状に伸びて、地下牢の床に溜まっている。
「─クッ…君のでベタベタ…」
「…ぁ‥// ハァっ…ハァ…ハァ」
「……でも君が気にする事はない。大丈夫だよ」
スミヤは口の周りを手の甲でぬぐう。
そして膝をついていた脚を起こし、ゆっくり立ち上がった。
ミレイの顔には汗のせいで濡れた髪がくっついている。彼はそれを指でそっとのけると、彼女の頬に触れた。
「次のご褒美は何がいい?」
さらにスミヤは彼女の目に汗が入ってしまわないように親指でぬぐってやる。
……それと同時に、目尻から零れる涙を舐めとった。
「キスがほしい?──…それとも」
「…ン……、ハァ、もう……も、‥ぅ」
唇に触れるだけのキスをされながら、ミレイは震える瞼を上げて彼を見上げる。
視線が合う……
彼の目がとても優しく見える。
これも紅茶を飲んだせいなのだろうか。
「……ン、まぁ……先にコレかな?」
そんな優しそうなスミヤが取り出したのは白い色の錠剤。彼は見せつけるように舌の上にそれをのせて、そしてミレイに口付けた。
「んふッ…‥んん‥‥‥//」
コロンと口内にいれられる。
ミレイがそれを呑み込んでしまわぬよう、スミヤは器用に彼女の舌の上でその錠剤を弄んだ。
「…ッ…知ってたかい?……ペリームはネ……甘いんだよ」
「‥ハァ‥…ッ‥‥ん、ん‥??」
ペリーム。彼が口に含んだのは避妊薬のペリームだった。
本来は膣の中で溶かす薬を、こうして口腔で溶かしている。戸惑う彼女の舌を捕まえ、二人の唾液を絡ませ、転がす。
そして甘い味が口いっぱいに溶けだし、表面がヌルりと輪郭を失い出すと、やっとスミヤは口付けをやめた。
舌を抜くと同時に絡めとったペリームを……指先にのせる。
「……うん……ドロドロだ。これなら君の中を傷付けない」
「‥ハァ‥ハァ」
「……挿れてほしい?」
「‥ッ‥」
「何処に挿れようか──…」
「‥‥わ…‥‥わたしの…‥‥ナカに」
「……いいよ?」
グチュ....
スミヤはペリームをのせた指を彼女のナカに挿れた。
少し冷たい錠剤が、熱くうねる蜜壺に一瞬で呑み込まれる。
意地の悪い指はそこをゆっくりと掻き回した。
「ああッッ‥//」
「はいったよミレイ、……でも、これじゃあ……君の蜜に押し流されてせっかくの薬が流れ出てしまう。もったいないね?」
「‥ヒッ…‥ぁぁ//‥‥はい」
「……もっと奥まで押し込もうか」
グチュッ グチュッ... グチャ グチ...!
「君の一番深いトコロに──…挿れさせてよ」
「は//‥…は、‥ハイ‥!!」
「……」
「もっとッ‥…オク、に‥…スミヤ‥‥サン」
この時ミレイは、すでに正気でなかった。
蛇に囚われた獲物のごとく
身動きもとれず抵抗の意思も奪われ、思考も身体もドロドロに溶かされ……。ただ、男がのぞむように自らを差し出す。
だからスミヤは彼女の言葉に従った。
和装の前をくつろげ、硬さと熱をもったソレでミレイを下から串刺した。
グチュン!
「はああ…ッッ」
「ッ─…ハァ」
そして彼の熱杭で、入口から最奥までをみっちりと押し潰しながら、重たい抽挿を繰り返した。
「ぁぁ‥あっ…ひ、ああ‥!!」
「ハァッ…ハァッ…、すっかり良い顔をするようになってくれたね……ミレイ」
「──…ん// あっあっ…ああ」
「僕への熱にうかされてっ…素敵だ」
潤んだ瞳で見詰めてくる彼女に、スミヤは満たされた笑顔を向ける。
普段より色っぽくて……それでいて美しい彼の顔に、朦朧とした意識のなか、ミレイは見とれてしまう。
「…ッ…そういえば……君の返事はまだもらっていなかったな」
「──…っ」
《 君の気持ちも聞かせてよ 》
「ネェ……君は僕を愛してくれる?」
「あっあっあっ─//…スミヤサン……ッ」
「ありのままの僕を愛してよ。ほら…!」
「‥ァッッ」
「──…君に愛をあげるからさ……!!
君も僕に愛をちょうだい……!! 」
可愛いミレイ……
さぁその唇からもう一度
僕の名前を心から叫んでおくれ───。
────…
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