銀狼【R18】

弓月

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淫らな罠

淫らな罠_3

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 耳許で囁くだけで彼女の肌は栗立ち、眉を寄せて悶絶する。

 そんなセレナの腕をとって引き寄せ、銀狼は彼女を自らの胸にもたれさせた。

「荒療治となるが…」

「……ハァ‥‥熱ッい‥イ…っ」

「──…仕方ない」

 彼の腕がセレナのドレスに滑り込む。

 汗ばんだ太股を数回撫でさすると片足を持って横に広げさせた。

「──ぁ…‥っぁ‥‥‥はぁ…ッ…//…」

「…ふっ、派手に濡らしたな…」

「…ぁぁぁッ……苦し ィ‥‥ッ」

 その場所では既に熱い液が滴るほどに溢れ……彼の指を淫らに濡らした。

 表面を軽くひと撫ですると

「‥ぅ ア!…ああ」

 セレナの身体がびくりと波打ち息がさらに荒くなる。

 かえってセレナは苦しそうだが、気に止めない銀狼は彼女の最も敏感な部分に指をあてがった。


「──…!!!」


 其処を優しく撫でられ

 そして彼女の意識は瞬く間に弾ける。

 心臓が止まるかというほどの快感が全身を貫いたのだ。

「‥…‥ァ!?‥‥はっ‥ぁぁ、アっ‥ッ‥…だぁ……めよ‥‥…!!」

「耐えろ…。お前の身体が熱にやられる前に、実の厭気を出してやる必要がある」

「…っ…!!…ンン‥‥で も…ッ」

「あと数回だ」

 効率よく熱を外に出すため、銀狼は何度もその赤く熟れた肉芽を撫で上げ、そして捏ね回した。

 その度にセレナは腰を跳ね上げ、もたれた彼の衣に必死にしがみつく──。

 銀狼の片手はそんな彼女の肩に添えられ、他方の手は激しい責めを続けていた。

「…アッッ‥ああ、だめぇぇ‥!!‥‥ハァハァ…っ‥ぁぁん‥‥ああ」

 濃い蜜をたっぷりと纏う蕾は限界まで膨れ、銀狼の指に自ら吸い付いてくるようである。

 その尖端を左右にシゴ

 根元から素早く撫で上げる。

 事務的に行われているからこそ、男の指は的確に……確実に急所を狙ってくるのだ。

「‥‥はぁっはぁっ、や、‥やぁぁ…っ」

 よってセレナに逃げ道は無い。

 声が裏返るほどの強烈な絶頂に、立て続けに襲われていた。

「…‥ゃダ‥やああ‥…!!‥っ‥‥いったい……いつ まで‥//」

「まだ熱い」

 白い果ての連続に意識が流され、ビクビクと背を仰け反らして飛んでしまいそうになる。でもまたすぐに無慈悲な指戯が彼女の意識を捕まえ、耐え難い愉悦に引き戻す。

「ひぁ!‥あ、あああー‥‥ッッ」

 くびり出された蕾を甘く激しく潰され転がされ、セレナは切なく悲鳴をあげていた。

「良い声で鳴く……」

「ぁぁぁ‥ん……!!」

「それにセリュスの実のせいか、お前の全身から美味そうな香りが立ち籠めているな……」

「…‥ハァ‥‥アっアっ!──‥あぁん……‥ハァ…、……っ…まだ?…ッ な、の……!? 」

「ん?……ああ、そうだな。そろそろだろう」

「──!!…ッあ…」

 懸命に堪えるセレナに対してどこか間の抜けた返事が返される。

 漸く彼は指を止めると、ドレスから腕を引き抜いた。



「…ハァっ‥ハァっ‥ハァ…‥‥、ッ─…ケホッ、ハァ」



 快楽を通り越した責め苦がやっと終わり──セレナは咳き込みながら瞼の上の汗を拭う。


「──…はぁ、はぁ、はぁ…ッ」


 殺されるのかと、思った…。

 でも確かに焼けるような身体の熱さは、少しおさまったようだった。



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