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月夜の陵辱
月夜の陵辱_4
しおりを挟む「ク……先程から……淫らに私を誘っているのは、この場所か」
「……はぁぁ……アっ…ッ…‥‥ぁ…」
「──…それとも、その声か」
「…ハァ…ハァ…あ‥‥ぁぁッ……//…」
「……その顔か?」
初めて何かを挿れられたその場所は、慣れていないせいで酷くきつい。
眉根を寄せて息を吐き出す彼女の苦し気な表情が、悦と合わさり溶けていく様──。
悶えるセレナの上気した顔を見つめながら、彼女の反応のひとつひとつを確かめるようにナカの指を動かしていく。
そして空いた指が、秘部の突起にあてがわれた。
「…ハ‥あ…!? 」
赤く膨れたその突起を揺すぶられる…。
「……やッ…駄目‥‥っ‥…ッ…‥うン……//‥…ぁぁ……アっ‥‥ハァ…また…ぁ…‥‥ッ」
獣の舌とは異なる責め方。
鈍い痛みを呑み込む快楽が脳天までを支配する。
出し入れされる指に粘着質な音が絡み付き、トロリと零れた蜜を…敏感な蕾に擦り付けられる。
直接的な責めに耐えられる時間は長くなく、セレナは再び自身を解放しなければならなかった。
「‥ふぅぅン‥…!! …ん、は、ァ‥!」
全身が固く硬直し
望まぬ熱を蓄えたまま、心臓が破裂しそうなくらいの強い電撃に撃ち抜かれる。
グチュ・・・・ グチャ‥‥
だが──蜜壺を掻き回す指は止まらなかった。
「……ぅぅ…‥ん…っ、‥やめて、や めて‥…ハァ……!! ……待っ‥‥てッ‥‥止まって……ハァっ‥ハァ…っ」
休みを与えられない陵辱は、セレナから溢れんばかりの女の香りを焚き上げさせ、頭上に固定された腕が快楽に堪えきれず震える。
そんな中、彼女の 観察 を続ける銀狼は、その左腕に切り傷を見付けて目を細めた。
赤い血が滲む傷口──
「旨そうな娘だ……」
「──…ひッ…、っ…」
身体を倒して寄せた唇から舌を出し、腕を伝う新鮮な血液を舐めとる。
味を確かめた銀狼は満足そうに口許を歪め、そのまま彼女の耳に囁いた。
「此れだけ熟れているなら十分であろうな」
彼の長い睫毛の隙間から
どこか熱っぽい瞳が見え隠れする。
「───!!! 」
指ではない──
より太く硬い猛る何かが、すっかり濡れそぼったセレナの秘部にあてがわれた。
「ハァっ…それは!!…ホント、に……!! 」
・・・・ヌプッ
「い‥た…ッ…駄目ぇ‥…本当に駄目…──!! 」
当然ながらセレナは恐怖と痛みでがむしゃらに叫んだ。
入り口まで浅く挿し込まれた状態で、腰を振って逃れようとする。
「…やぁ!!‥…おねが い…‥ッッ…入れないでぇ……入れないで…!! 」
──その動きが男の目に、どれ程淫らに映るのかも知らず……。
「…馬鹿が…。か弱い獲物が逃げ惑う姿が、獣の狩猟本能をかき立てることを知らないのか」
「……ぁ!!…やァ!…はいって、こないで…!! 」
「…っ……フ」
グチュ… ヌプッ・・・‥‥
「…ああっ、あ!……痛いぃ…ッ…!! 」
必死の懇願は無視された。
処女の証が貫通され、強い痛みとなってその事をセレナに告げたのだった。
....
「──…‥や だ‥…こんな、の」
こんな苦しみがこの世にあるのかと彼女は思ったに違いない。
打ち込まれた杭の圧迫感に、呼吸をするのも忘れて歯を食い縛っている。
「…ぅ…っ、…ハ、ぅ、ァ…─!」
噛み締めた歯の隙間から苦痛の息を途切れ途切れに吐き出しながら、力の抜き方もわからない…。
せめてもの救い──それは
大切な物を奪われた悲しみが、貫通の痛みを多少なり誤魔化してくれていることだろう。
……皮肉な事実だ。
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