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一章
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しおりを挟む「うぇ~…疲れたぁぁぁ!」
「じゃな…こんなに走ったのは久しぶりじゃわい」
俺達は地図に載ってる居酒屋らしきところで息切れをしていた。2人で追いかけっこをしてるうちに10キロも全力疾走で走っていたのだ。
幼女になってからなのか、この追いかけっこもとても楽しく感じてしまう。しかも足が速くなってる気がするな…。うぉははは、これは運動会とかで一位になれそうだ。
「ぜぇ…ぜぇ…お主…ここで過ごす事になるのじゃが一緒に暮らしてる親とかいたりせんのか?」
天照は俺に捜索願を出されるのを気遣って確認する。
「あー、俺の親ならお父さんは教師だったが生徒を脅迫して強制わいせつ未遂で捕まってお母さんは自営業の店長をしていたのだがバイトの未成年の男を次々とみだらな行為をして捕まったのだ。」
「ほ、ほぉ…。そんな事情があったのじゃな…まぁ…問題ないのう…。」
「で、天照さん?何故俺は小学校に行く事になったんだ?身体の成長はしないんだろ?いくらやり直しても人生詰んだ詰んだじゃねぇか」
俺がさりげない質問をすると天照は俺がそれを言うのを待っていたのか良い質問とばかりに微笑みを浮かべ次のように説明した。
「それがのう。私の祟りは学校に通って高校を再び卒業すればその身体は成長するのじゃ。」
俺はそれを聞いて自分の成長した姿を想像していくと再び18禁コーナーやエロ本などなどを買って行ける未来を思い浮かべた。更にあの小学校に入学するとすれば佐々木先生にも…会える!こんなご都合展開などは信じないが佐々木先生に近づいて色々語り合うチャンスがあるとすれば天照の話はとても上手い話だ。
「良いだろう。んで、入学はいつなんだ?」
「明日じゃ」
「ランドセルは?」
「もう買ったのじゃ」
「早っ!じゃあ…色々用意しないといけない物とかも…。」
「お主が佐々木先生を見て惚気てる間に用意してやったのじゃよ!それにお主にはここに住んでもらう代わりにここのお手伝いをしてもらうのじゃ!そうしたらお小遣いをあげるのじゃ優しいじゃろう?」
よく言うぜと言いたいが実際住ませて貰わないと野垂れ死ぬならここでお手伝いをした方が良いな。
「なんじゃ?何も答えられぬほど疲れたのじゃな。ここの二階に前に働いていた柊ちゃんが使っていた空き部屋があるのじゃ。そこで自分の時間を楽しむのじゃ。」
天照はそう言うと自分の部屋へ戻っていった。
疲れたしもう寝よう。
続く
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