元ラスボスの日常!

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宿題との戦い

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 七瀬は別世界へ出て良かったと思っている。ゴールデンウィークも残り4日と4話。新しい友達は少し癖のある友達ばかりだけどそれよりも楽しさが勝る。七瀬は何を学ぶか、アリスも何を学びにいくか。ゴールデンウィークも終わりも近い。
 「ぬぁぁぁぁぁぁ!!」
 七瀬は発狂してた。まるで世界が終わったような発狂ぶりである。それもそうじゃ、後から私に怒られるからのう。
 「おい、どった?」
 「ワタシー、宿題やるのをうっかり忘れてた!?アリス、ワタシー、ドウシマショー!」
 アリスは七瀬の宿題を見るとなんとまぁ、驚きの白さ!これはお仕置きが必…(殴
 「あーーー!!アリズゥゥゥゥ!!ダメだ…おしまいだ…殺される…」
 落ち込んでる七瀬のそばに口に薔薇を加えて黙ってたらイケメンな男が近寄ってきた。
 「はっはっは、どうしたんだね?この美しい私が解決しようじゃないか。」
 「本当?私、主人公なのに宿題が真っ白だよ?」
 「はっはっは、君もその会話のリズムを知ったか、私は美しいから仕方がない。」
 ナルシストな男は無駄にクネクネさせながら話す。
 「ナルシストさん…宿題手伝って…」
 「はっはっは、任せろ、この美しい私が手伝ってやろう。」
 作戦その1
 「時間が限られてるなら時間を止めてみろよ?お前、一回時止め魔法を使っただろ?」
 七瀬は悩みの末時を止めた。
 しかしバトル物で普段は使うため永久に止められるわけではない。止めれる時間は9秒。
 バトルの時は便利だが、宿題の前には役に立たないのである!
 「はっはっは!次行こう!」
 作戦その2
 「宿題ってなんか知らんけどさ、私がやってヤラァ!!私はこう見えても賢いからな!」
 「にしし、勝ったな!賢い人がいたら!」
 アリスが宿題を触って30分後。
 「おい、七瀬、宿題はエネルギーを吸い取るのを耐えきる試練か?」
 アリスはだらーんと寝転びながら七瀬に聞く。
 「にしし、ありがとう。私は宿題で何を書いたか見るね。」
 七瀬は宿題の半分ほど見ると感心してこうつぶやいた。
 「全部外れてる。」
 作戦ファイナル
 「はっはっは、結局自分でやるのか、実に美しい。」
 七瀬はナルシストな男が決めポーズをしてる横で宿題をする。その後ろではアリスが昼寝をしていた。そして日が沈みかけて夕方になる頃には七瀬は宿題を全て終わらせていた。
 「ゴールデンウィークが終わったらクラスのみんなに会いたーい!!」
 七瀬は夕日に向かってそう叫んだ。
 続く。

  
 
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