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*022 2023/11/02 『祝わない』 了
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もう誕生日は祝わない。
一人きりの誕生日を過ごした日から誕生日は無意味になった。
誰からも言葉はなく、自分が産まれてきたことなんてどうでもいいように感じてしまったあの日。
誕生日が嫌いになった。
誰にも声をかけられずに誰にも合うこともなく過ごす二十四時間。
布団の中でうずくまって、ご飯を食べることもなく、水だけで過ごした一日は、空さえ見ることはなかった。
もう、あの日はいらない。
家族にさえ、何もない。
当然だよね。
僕だって縁遠くなった家族になにひとつ言葉をしない。
友だって疎遠。
自分だってなにもしないのに誰がするというのだろう?
誰もいない。
そうだった......。
僕には誰もいなかったんだ。
誕生日どころか、僕には誰もいなかったんだ。
今頃気がつくだなんて。
誕生日って......嫌いだ。
一人きりの誕生日を過ごした日から誕生日は無意味になった。
誰からも言葉はなく、自分が産まれてきたことなんてどうでもいいように感じてしまったあの日。
誕生日が嫌いになった。
誰にも声をかけられずに誰にも合うこともなく過ごす二十四時間。
布団の中でうずくまって、ご飯を食べることもなく、水だけで過ごした一日は、空さえ見ることはなかった。
もう、あの日はいらない。
家族にさえ、何もない。
当然だよね。
僕だって縁遠くなった家族になにひとつ言葉をしない。
友だって疎遠。
自分だってなにもしないのに誰がするというのだろう?
誰もいない。
そうだった......。
僕には誰もいなかったんだ。
誕生日どころか、僕には誰もいなかったんだ。
今頃気がつくだなんて。
誕生日って......嫌いだ。
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