君に捧げる物語  ......TALK篇

わらいしなみだし

文字の大きさ
上 下
5 / 108

*005 『手のひら』2023/10/16  了

しおりを挟む
はじめて見せてもらった手のひらは
びっくりするほど同じ線だった。

君と僕はどうして引かれあったのだろう?
出合ったのだろう?

僕と君はわかり合えるようで
わかり合えない関係なのに
君と僕はわかち合えるようで
わかち合えない関係なのに

もしこの境界線にお互いが足を踏み越えたら......
僕と君はどうなるんだろうね?

手のひらのように同じ線が
延長に伸びていたらいいのに。

君と僕。僕と君。

わかり合いたい わかち合いたい。
苦しみもしあわせも。
君となら、何処までも共に......。

そう、思った僕と君の手のひらだった。
 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

挿絵挿入の仕方[アルファポリス]

マッハ柴犬
エッセイ・ノンフィクション
小説の画像の挿入に暫し悩んだので、記録代わりに置いておきます。 ネットで検索しても出てこないし、アルファポリスのヘルプにも乗せておいて欲しいところ。 挿し絵 挿絵 挿入 画像 入れ方 乗せ方 サイズ 仕様

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

好きな人がいるならちゃんと言ってよ

しがと
恋愛
高校1年生から好きだった彼に毎日のようにアピールして、2年の夏にようやく交際を始めることができた。それなのに、彼は私ではない女性が好きみたいで……。 彼目線と彼女目線の両方で話が進みます。*全4話

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

憧れの先輩とイケナイ状況に!?

暗黒神ゼブラ
恋愛
今日私は憧れの先輩とご飯を食べに行くことになっちゃった!?

歴史小話

静 弦太郎
エッセイ・ノンフィクション
歴史について、あれこれ語ります。 サムネの写真は、近江の長浜城です。

処理中です...