『朔日の涙』 ~忍の恋~

わらいしなみだし

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1 忍side

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目をギラギラさせて闇夜に隠れる、朔の日を狙った。
叢、樹木を掻い潜りながら音無く里を離れてく。

友を裏切った。仲間を裏切った。
それでも共に生きたいと願った女に出会ってしまった。
魂が狂おしい程、求めてしまったのだ。
それは……敵の忍。所謂、くノ一。
それでも俺は抜け忍として生きることを選んだ。

我が友よ、こんな俺を許さないでくれ。
裏切った俺を。何も云わずに去る俺を。

想いを胸に秘め忍里の幻影も捨て置いた。
    
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