恵と凛の妄想幕末... 新撰組を捨てた男  

わらいしなみだし

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 とある平旅籠。

 直感がココだと教える。

 宿主に声を掛けて…居場所、部屋を聞いて…

 階段を…一気に駆け上がる…ココだ。

「失礼」

 一声掛けて返事を聞かずに襖を開ける…

 酒の席、向かい合って一脚ずつ…

「やぁ…待っていたよ、沖田君」

 満面の笑みがそこにはあった。

「山南さ………………」

 敬さん……

 どうして……?

 それ以上、言葉がでなかった。



 俺を待っていたのは…絶望だった…

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