86 / 125
第二部 建白書
第十八話 3
しおりを挟む
木刀と木刀……華麗に舞いつつもぶつけ合う音がする中、二人はこ気味よく話を続ける
永倉『……承知した。腹を括っては居たのじゃが、隊士がそれも名を馳せた隊士等をこんなに連ねて事を起こす事になろうとはのう』
齊藤『………………』
永倉『では、昼時にあの二階にする。そこの亭主には人払いを頼んでおこう。他の者等は見つけ次第……頼めるか?』
齊藤『承知』
永倉『わしも見つけたら声を掛ける。書状の方はどうなっておる?』
齊藤『昼頃までには……』
永倉『……もう、話は着いておるのじゃな?』
齊藤『はい……』
永倉『お主、本当は何か別の事を考えては居らぬか?』
齊藤『まさか……そのような事はこれっぽっちも御座いませぬ』
永倉「まぁ……よかろう。これで打ち切るか!」
永倉の最後の一振で齊藤の木刀を叩き飛ばす……
木刀が飛んでいった先には、少しばかりの観客……隊士等が居た……
齊藤「では……これにて」
木刀を拾い仕舞ってから立ち去る
齊藤が立ち去った後、ひとり残った永倉……
永倉「気に食わん。わしに対して木刀から手が離れる隙を作る程、お主は何を動揺したのじゃ?」
返事はもちろん返ってはこなかった……
永倉『……承知した。腹を括っては居たのじゃが、隊士がそれも名を馳せた隊士等をこんなに連ねて事を起こす事になろうとはのう』
齊藤『………………』
永倉『では、昼時にあの二階にする。そこの亭主には人払いを頼んでおこう。他の者等は見つけ次第……頼めるか?』
齊藤『承知』
永倉『わしも見つけたら声を掛ける。書状の方はどうなっておる?』
齊藤『昼頃までには……』
永倉『……もう、話は着いておるのじゃな?』
齊藤『はい……』
永倉『お主、本当は何か別の事を考えては居らぬか?』
齊藤『まさか……そのような事はこれっぽっちも御座いませぬ』
永倉「まぁ……よかろう。これで打ち切るか!」
永倉の最後の一振で齊藤の木刀を叩き飛ばす……
木刀が飛んでいった先には、少しばかりの観客……隊士等が居た……
齊藤「では……これにて」
木刀を拾い仕舞ってから立ち去る
齊藤が立ち去った後、ひとり残った永倉……
永倉「気に食わん。わしに対して木刀から手が離れる隙を作る程、お主は何を動揺したのじゃ?」
返事はもちろん返ってはこなかった……
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる