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第二部 建白書
第十七話 1 屯所内 山南の部屋
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早朝 屯所内 山南の部屋にて
齊藤「山南さん、御在中でしょうか?……失礼します」
山南「一か……早いな」
齊藤「山南さんこそ、お早いですね……」
山南「……そうだな。わかってて来たのであろう?」
齊藤「まぁ……そういう事です」
山南「……勘か?」
齊藤「いえ……必然でしょう」
山南「……成程、そうかもしれんな」
少しの沈黙
齊藤「……今日中に決行すべきと考慮し、御挨拶に伺いました」
山南「私も一早く動くべきだと思っていた。……話は、済ませているのか?」
齊藤「いえ、私の独断です。近藤さんに此方の動向が露見しては水の泡。その前に速やかに行動すべきかと……」
山南「……だろうね。いい判断だよ。でも、いいのかい?一は近藤さんに反旗を翻しても。一は通いではあったものの、試衛館の直属門下生であろう?永倉君とは立場が違う。本当にいいのかい?裏切り者になってしまう可能性があるという事を」
齊藤「御心遣い感謝致します。ですが、いえ……私は玉虫色の身かと……」
山南「自分自身をそういうのかい?掴みどころがない切れ者だとは把握していたのだが?」
齊藤「山南さんこそ……何もかも見透かしていらっしゃる」
山南「一、もう一度聞くが、いいのかい?」
齊藤「山南さん、御在中でしょうか?……失礼します」
山南「一か……早いな」
齊藤「山南さんこそ、お早いですね……」
山南「……そうだな。わかってて来たのであろう?」
齊藤「まぁ……そういう事です」
山南「……勘か?」
齊藤「いえ……必然でしょう」
山南「……成程、そうかもしれんな」
少しの沈黙
齊藤「……今日中に決行すべきと考慮し、御挨拶に伺いました」
山南「私も一早く動くべきだと思っていた。……話は、済ませているのか?」
齊藤「いえ、私の独断です。近藤さんに此方の動向が露見しては水の泡。その前に速やかに行動すべきかと……」
山南「……だろうね。いい判断だよ。でも、いいのかい?一は近藤さんに反旗を翻しても。一は通いではあったものの、試衛館の直属門下生であろう?永倉君とは立場が違う。本当にいいのかい?裏切り者になってしまう可能性があるという事を」
齊藤「御心遣い感謝致します。ですが、いえ……私は玉虫色の身かと……」
山南「自分自身をそういうのかい?掴みどころがない切れ者だとは把握していたのだが?」
齊藤「山南さんこそ……何もかも見透かしていらっしゃる」
山南「一、もう一度聞くが、いいのかい?」
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