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第一部 暗雲
第二話 4
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原田「我慢が必要だってか?納得いく訳ないんやけん!俺にゃぁ無理やけんのぉ!」
島田「大丈夫やて!わっちがとめてみせます。では原田さん、お覚悟を!」
永倉「おおー!心強い!流石力さんじゃ!行けー!力さん!」
原田「うわぁー!力さんに羽交い締めにされちゃぁ誰も敵わんけん、やめとくれー!」
島田「ははは、こんなもんで」
永倉「そりゃーいいー!」
原田「もういい加減やめてくれんと!はぁ……。あー怖い思いするとこやったけん……」
永倉「そうか?左之は楽しそうに見えたがな」
原田「新さん、何を言うんや!」
永倉「まぁ、そういうな。……山南殿の事を好きなのは左之と一緒じゃ。山南殿は隊士皆から慕われているという事実をもっと自覚してくれたらよいのだが……。どうしたらよいものか……」
原田「もっと前に出てやのぉ、導いて欲しいんやけん。俺は山南さんについて行きたいんやけん」
永倉「ああ!歯痒くて敵わん」
島田「それは多少無理があるのやねぇやろか?」
原田「力さんは知らんけん!山南さんは近藤さんよりも熱いところがあるんやけん。そやけん、俺たちゃぁそういうところも好きなんや!んー!」
島田「ほぉーそれは初耳やなもし」
原田「大概の隊士たちゃぁ、穏やかな山南さんと厳しい一面を持っとる山南さんしか知らんけんのう。山南さんは誰よりも熱いお方やけん。今の平助のような誰よりも先陣を切ってやのぉ、そりゃぁそりゃぁ格好ようて勇ましかったんやけん。惚れ惚れする男や、山南さんは!」
島田「ほぉー興味深い話やなもし」
島田「大丈夫やて!わっちがとめてみせます。では原田さん、お覚悟を!」
永倉「おおー!心強い!流石力さんじゃ!行けー!力さん!」
原田「うわぁー!力さんに羽交い締めにされちゃぁ誰も敵わんけん、やめとくれー!」
島田「ははは、こんなもんで」
永倉「そりゃーいいー!」
原田「もういい加減やめてくれんと!はぁ……。あー怖い思いするとこやったけん……」
永倉「そうか?左之は楽しそうに見えたがな」
原田「新さん、何を言うんや!」
永倉「まぁ、そういうな。……山南殿の事を好きなのは左之と一緒じゃ。山南殿は隊士皆から慕われているという事実をもっと自覚してくれたらよいのだが……。どうしたらよいものか……」
原田「もっと前に出てやのぉ、導いて欲しいんやけん。俺は山南さんについて行きたいんやけん」
永倉「ああ!歯痒くて敵わん」
島田「それは多少無理があるのやねぇやろか?」
原田「力さんは知らんけん!山南さんは近藤さんよりも熱いところがあるんやけん。そやけん、俺たちゃぁそういうところも好きなんや!んー!」
島田「ほぉーそれは初耳やなもし」
原田「大概の隊士たちゃぁ、穏やかな山南さんと厳しい一面を持っとる山南さんしか知らんけんのう。山南さんは誰よりも熱いお方やけん。今の平助のような誰よりも先陣を切ってやのぉ、そりゃぁそりゃぁ格好ようて勇ましかったんやけん。惚れ惚れする男や、山南さんは!」
島田「ほぉー興味深い話やなもし」
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